フーゾクには女の子の数だけNo.1がある。そんな女のコたちの、普段は見れない素顔やモチベーションを探る《フーゾクNo.1ガール》。今回は初の非風俗メンズエステからのエントリーだ!
新癒し系!密着マッサセラピストNo.1 さくら
【女のコデータ】
藤平さくら 21歳
サイズ:T163・B86(D)・W56・H86
店キャリア:1年半
風俗キャリア:同上
現役女子大生
得意なマッサージ フェザータッチ、密着マッサージ
【店データ】
メンズエステ『ラグジュアリーサロンアース』
TEL 03-6820-1306
営業時間 12時~翌5時
システム
SINGLE 70分1万4000円~
鼠蹊部・密着・ディープリンパ等のメンズエステ要素を一切含めない指圧とオイルマッサージのコース。
DOUBLE 70分1万6000円~
指圧やディープリンパを含むスタンダードなコース。
TRIPLE 60分1万8000円~
施術時間の8割が鼠蹊部・密着・ディープリンパ等のメンズエステ要素満載の一番人気コース。
URL:https://luxury-salon-earth.com/
素顔の接客と鼠蹊部多め!
自然体がイイねと言われたから今日は素顔記念日
前編から続く。非風俗なのに人気のメンズエステのセラピスト・さくらさん。後編は入店のきっかけやコロナ禍の接客、やりがいを探ってみた。
――お店が吉祥寺、中野、練馬、三軒茶屋にあると聞いてますけど、さくらさんはどちらのお店に?
さくら:私は基本的に中野の出勤が多いです。
――中野って遊びに行く街というよりは住宅街だと思うんですけど、お客さんもやっぱり近辺に住んでる方が多いんですか?
さくら:そうですね、中野やあと中央線沿いに住んでる方が多いですね。
――比較的近隣の方ってことは、常連さんやリピーターさんが多いですか?
さくら:私、以前は吉祥寺店にも結構出てた時があったんですけど、その時のお客さんが指名で中野まで来てくださったりとか。もちろん中野時代から来てくださってるお客さんや、新規の方もいらっしゃいます。
――年齢層的には?
さくら:最近はどうだろう、割と若い方が多い気がしますね。
――20代は来ますか?
さくら:20代の方も割といらっしゃいますね。私より年下の方が来たことも何回かあるので。
――えっ、てことは19、ハタチとかですよね!?
さくら:そうですね、大学1年生とかの子が来たこともあります。
――同年代ってちょっと気まずくなったりしませんか?
さくら:あまり気にならないですね。
――中心は30代くらいですか?
さくら:そうですね。前はもっと高くて40代、50代の方が多かったんですけど。たまたまかもしれないんですけど、まあそれくらいの方が多い気がします。
――それってコロナと関係あるのかな~?
さくら:どうなんですかね。皆さん年齢関係なく、ワクチン2回打って安心したから来れるって方もいらっしゃるので。
――なるほど。お店ではコロナ対策はどんなことをされてますか?
さくら:入室時に検温とアルコール消毒して頂いてます。あと、使用するタオルなんかの備品は頻繁に替えるといった感じです。
――セラピストさんは施術中はマスクするんですか?
さくら:マスクは基本的にはしないんですけど、お客さんに毎回聞いて着用した方が良いというのであれば着用します。お客さん自身もたまに着けてらっしゃる方がいますので。
――あ、やっぱりマスクして受ける方いるんですね。
さくら:その方が安心できるって方もいらっしゃるので最初に確認取るようにしてます。ご自身で消毒液とか持ち歩いてる方とかもいらっしゃいますし。マスク着けてらしても全然問題ありません。
――施術に関してなんですけど、お客さんから「TRIPLE」とか90分、120分コースという希望があって入るとおもうんですけど、その他に施術中にお客さんから要望を言ってくることはありますか?
さくら:要望? そこまで多くはないですかね。ただあのなんだろ、力の加減とかも聞くようにしてるので、「もうちょっと強い方がいい」とか、「弱くて大丈夫」みたいなこと言われたりとか。あとやっぱり、「鼠径部を多くやって」みたいのが多いです(笑)。
――あ~(笑)。
さくら:ただ、「TRIPLE」は元々多いコースですし、私も多くやるようにはしてるので。でも、ちょっと増やすぐらいには対応してます(笑)。
――さくらさんが接客や施術に関して気をつけてることってありますか?
さくら:そうですね、自然体でいるというか…。
――自然体?
さくら:はい。私はキャラを作るとかそういうのが無理なタイプなので(笑)、もうありのままで接してます(笑)。
――あ、エステでもやっぱりキャラ作りしてるセラピストさんいらっしゃるんですね。
さくら:なんですけど、私はそれを保てる自信がないもんで(笑)、まあ自然体で。でも逆に、「それがいいね」って言って貰えることが多いので。
よく言われるのが、「接客業としてされるのがイヤ」みたいなことで。「事務的でイヤ」っていうお客さんもいらっしゃるので、そういうふうにならないようにはしています。
もちろん初対面のお客様に対していきなりタメ語とか使ったりはしないんですけど、敬語を使いつつも親しんでいくみたいなそういうことは意識してます。
――学生なんだから学生さんらしくというそんな感じなのかな。
さくら:お店のホームページには私が学生ってことは記載あるんですけど、お客さんに、「今いくつ?」とか聞かれて何歳ですって言うと、「大学生なの?」って言われることが多くて。で、「そうです」って言うとすごいびっくりされるんですよ。
――じゃ、お客さんにとってはさくらさんが大学生っていうのはあんまり関係ない…。
さくら:なのかなと。なんか大学生に見えないらしくて。だからあんまり学生らしさというのは求められてないかもしれないですね(笑)。
――ほほー。じゃあ、素直なスレてない感じがいいってことなのかな。イヤなお客さんというか、困るお客さんっていますか?
さくら:あ、困るお客さんはいます。例えばあの、本当にこれたまになんですけど、「シャワーは家で浴びてきたから浴びなくていい」みたいな方とか。
――(笑)そういうお客さんって風俗もでもいるけど、時間がもったいないってことですよね。
さくら:多分そうだと思います。本当に家で浴びてきてるのかもしれないんですけど、直前にも浴びていただくというのがお店の決まりになっているので。であったり、あとはあれですね、やっぱ多いのはヌキ要請ですね(笑)。
――(笑)やっぱりそうですか、スミマセン。いや、ボク自身じゃなくて男性代表としてってことですよ。どれくらいの割合で言われますか?
さくら:あーどれくらいだろう。でも3、4割くらいじゃないですかね。
――あ、半分以下なんですね。
さくら:最近は減りましたね。
――てことは、言ってもムダだって自覚し始めたってことなのかな(笑)。 言われた時はどうやって断るんですか?
さくら:最初は軽く、「イヤ、ちょっと」みたいに。「無理」っていう言葉は使わないで話を別の話に逸らしていくんですよ。それでもしつこく言ってくる場合はちょっと身体を離すんですね、密着してる状態でその要求をされることが多いので。
それでもさらにエスカレートしてきたらどんどん身体を離していって。そうすると静かになりますね(笑)。
――男ってそういうもんなんですね(笑)。それは仕事してる間に自分で身につけた対処法なんですか?
さくら:そうですね。なんか最初からバンって断っちゃうと、それまでせっかく作った流れみたいなのを全部壊しちゃうので、それは違うかなと。いかに傷つけないで断るかみたいな(笑)。
――優しいですねー。お釈迦様の手のひらみたいじゃないですか。でも、そういうこと言って断るとちょっと気まずくなるじゃないですか。そうするとリピートは難しいですよね。
さくら:まあないですね。ヌキを求めて来る方はできないってわかったらもう来ないですね。大体ヌキを求めてる方っていうのは、「やってくれたらまた来るから」みたいなことを言うんですけど、いや別にもう来なくていいからって話なんで(笑)。基本は来ないです。
――じゃあ困るお客さんというと抜き目的のお客さんで。他に変なお客さんているんですか?
さくら:そんなに変態的なお客様はいないですけど。別の意味で言ったらたまにお酒持ってくる方がいらっしゃるんですよ。
――一緒に飲もうって意味で?
さくら:そうです。で、私の分も持ってきてくださって一緒に飲むっていうのもたまにあって。なんですけど、以前、なんか自分だけ飲まれて、私はただ見てるだけみたいなことがあって(笑)。私は何をさせられてるんだろうというのはありました(笑)。
――マッサージもせずに飲んでるだけですか?
さくら:その方はロングのコースで時間を取ってて、最初にお酒飲んでその後にマッサージを受けたいっていうことだったので。
――じゃあ、おしゃべりしながらお客さんが飲んでるのをさくらさんは見てるだけと。
さくら:そうです。 おつまみだけくれるっていう(笑)。
――一緒にお酒飲んだりするのも可能なんですか?
さくら:ただ、1日の最後の枠とかじゃないとやっぱり。あとに誰もお客さんがいない状態じゃないと匂いとかも残っちゃったりしますから。時と場合によってという感じです。
――あんまり変なお客さんだとイヤだもんね。ということは、匂いのする食べ物も気を使いますね。餃子とかニンニク系は特に。
さくら:そうですね。特にニンニク入ってる系は食べないようにとかは気をつけてます。
――ちなみに、さくらさんはなんでメンズエステに入られたんですか?
さくら:私もともとガールズバーで働いていて、そこの営業時間が夜の8時スタートで朝の6時までやってたんです。でも、当時大学1年生だったので1限から授業があったりすると、朝9時から授業なんです。
となると、終電で帰らないと次の日きつかったので入れる時間的にそんな稼げなかったんですよ。時給プラス歩合みたいな感じだったんですけど。
これだったら普通のアルバイトとかはないなという感じだったのでそれで別の仕事、なんていうかナイトワークを探した時にメンエスがあることを知って。で、色々条件見て自分に合ってそうだなって思ったので始めました。
――じゃあ、風俗はちょっとできないけど男性の身体をマッサージする程度だったらできるかなっていう…。
さくら:そうですね。
――さっきも聞きましたけど、初めてやるってときコワイというか勇気がいりませんでしたか?
さくら:怖さとか勇気っていうよりかは、最初に研修を受けるんですけど、そのマッサージの一連の流れがちゃんとできるかなっていう…。
研修を受けてその流れを書いた紙とかもらうんですけど、最初のお客さんのときはそれを忘れたりしないかなとかそっちの不安の方が私は大きかったです。
お客さんと個室でふたりなわけなんですけど、それで怖いっていう不安はあんまなかったですね。
――あ、ちゃんと施術ができるかなって不安の方が。すごく仕事に前向きってことですね。じゃあ、逆にさくらさんが風俗を選ばなかった理由というは?
さくら:あー、風俗やらなかった理由は何だろう…。風俗ってもちろんあるのは知ってたんですけど、体力的な面でも風俗のが大変じゃないですか多分。てのもあったし、まあ、最初はメンエスやってみてどうかなっていうのを確かめたかったのかな。比べちゃダメかもしれないんですけど、メンエスの方がまだ初心者でもやりやすいと言うか…。
――そうですね。じゃあこの先ひょっとしたらということも?
さくら:うーんどうだろ。メンエスを1年半ぐらいやってきて、もうこっちでいいかなって言うか。
――なるほど。今、お仕事は楽しいですか?
さくら:楽しいです。いろんなお客さんがいるのでいろんな話聞けたりするのでそれはおもしろいかなって。
――では、メンズエステのお仕事をしている中で一番やりがいを感じる時ってどういう時ですか?
さくら:やりがいを感じる時は、1回来てくれたお客様がまたリピートして戻ってきてくださったりとか。あとたまにTwitter見て県外から来てくださるお客さんとか…。
――あー、わざわざ遠くから。
さくら:そうです。そういうのがやっぱり嬉しいですね。
――自分を認めてくれてるって言う承認欲求を満たされる感じですか?
さくら:というよりは、わざわざメンエスに来るだけのために交通費や時間とかかけて…。一番遠くから来てくれた方は、鳥取から来て下さったんですよ。
――鳥取!?
さくら:そうなんです。そういうのがあって、相当お金かかるんじゃないですか。何かのついでだったにしてもそれはありがたいことだなって思って。
メンズエステを100倍楽しむコツは
身を任せて●●になること
――それはありがたいですね。では、1年半働かれていて、お客さんがもっとメンズエステを楽しむにはどうしたらいいと思いますか?
さくら:お客さんが…。やっぱりメンズエステはお客さんはドMにならないと…。
――え?
さくら:ドMにならないと(笑)。
――ドM! あー、オイタなんかしないでマグロになれってことですね(笑)。
さくら:そうです。そうしないと楽しめないし(笑)、その方が女の子も安心して施術できるし。逆に手を出されちゃうとこっちも警戒して最大限のパフォーマンスが出せないので、完全に受け身になるというのが一番楽しめる方法なんじゃないかなって思います。
――じゃあ、最初に要望を伝えますよね、どこを重点的にやってほしいとか。そういうのを伝えた後はもう全部お任せして…。
さくら:そうです。というのが一番ですかね。あとは普通のこと、たとえばシャワーを普通に浴びるとか紙パンツをちゃんと履くとか…。
――パンツ履かない人いるんですか?(笑)
さくら:たまにいますね(笑)。履かないでシャワーから出てきて「あ、これ履かなきゃダメなの?」みたいな。最初に伝えてるんですけど、履いて出てきてくださいって。そういうことすると女のコに警戒されちゃうので。やっぱりこの辺りの普通のマナーを普通に守ってくださる方ですかね。
――今大学生ということで社会のこととか専門的なことを色々勉強されている時だと思うんですけど、ウィズコロナの時代とか言われてますが、たとえばこういう密接型のマッサージってどうあるべきだと考えますか?
さくら:あーそうですね、まあメンズエステは大人数でやるわけではないんですけど密着すれば感染のリスクが高まるので、お店で決められてる感染対策、検温とかアルコール消毒みたいなのをきちっとして頂いて、セラピスト側も徹底してお客様に安心していただけるように。それも当たり前のことを必ずやるっていうのが大事かなという風に思います。
――ちなみにさくらさんはワクチン打たれました?
さくら:ワクチン打ってます。学校の職域接種で受けられたのでもう7月には2回目終わってて。希望制ではあったんですけど大体の人が受けてます。
――それは安心材料ですね。それでは最後にメンズエステっておもしろいなと思うことってどんな部分でしょう?
さくら:メンズエステの面白い部分…。そうですね、やっぱりあのまだ世間的にあまり知られてないのかなっていう部分…。
――そうなんですよねー!
さくら:それが最近になって芸能人とか YouTuberとかがメンズエステに行ってるのを公言したりしてるので、ちょっとづつ広まってきてるのかなーって思います。
でも、まだその魅力であったりとかが風俗とは違うし、キャバクラとも違うしっていうのがあって、そのいいとこ取りって感じですかね。
やっぱリラックスしながらマッサージを受けられるって言うのがメンエスの良さかなって思うので、それがこれからもっと広まっていくっていうところなんじゃないかなって思います。
――たしかに。
さくら:それに詳細って難しいですよね、その店や女のコによっても違うんでしょうし。「どこまでしてくれるんだろう?」みたいに、謎めいたところがおもしろさでもあるので。
――ああ、なるほど。
さくら:だからこう、「ここまでしかできません」っていう限界値は示さないで、ちょっと謎めかせていた方がお客さん側も楽しめるのかなって思います。
――お、男心をわかってらっしゃる!! それに乗じてオイタするんじゃなくドMで遊べということですね。ありがとうございました。
現役女子大生であるにもかかわらずそれはあまり気にされてない。それでも自然体が好かれるのは、彼女自身が持つ天性の素直さ、明るさが伝わるからなのだろう。メンズエステもさくらさんもまだまだ未開発。若さゆえこれからどんな風に成長するか楽しみでしかない。
〈取材=松本雷太Twitter@raitama36〉
フーゾクには女の子の数だけNo.1がある。そんな女のコたちの、普段は見れない素顔やモチベーションを探る《フーゾクNo.1ガール》。今回は初の非風俗メンズエステからのエントリーだ! 新癒し系!密着マッサセラピストNo.1