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AVアンソロジーの妙
アンソロジーの楽しみは、まず編集の妙だ。
これはほんとうに適当に作ったものと絶妙によいところばかりを集めたものとでは如実に違いがある。
こうしたアンソロジーものの場合、単体の作品よりもレビューアーの好き嫌いというか嗜好性が強く反映されるので、必ずしも低評価のものが悪いということは疑ってかかかる必要がある。
ここはしっかりとレビューの文章を現国における文章解釈のテストを受けているつもりで、しっかりと自分に必要な情報を読み解かなければいけない。
まあ、だいたいは廉価版になっているので、そうガチガチになることもないのだが。
そして、サムネイルとサンプル動画と、自分の国語力と総合力の果てには、必ず拾いものがあって、新しく発見した女優名をあらためて検索し、名作に出会うこともままある。
そうやって見知ったお気に入りの女優は何人もいる。その自分自身の実例を元に、またあらたな、新作のアンソロジーをあさってみるのである。
(文=大山平八郎)