エロ本編集者とハメ撮りモデル/ブッ飛び素人モデルFile147
1998年から2018年7月まで、20年間にわたり編集者としてエロ本に携わってきたという川田拓也氏(50歳)。ハードでエグいマニア誌から始まり、引退までの13年はコンビニ系のアダルト誌を編集。趣味と実益を兼ね「ハメ撮り写真は極力自分で撮る」が信条だったとか。 そんな氏がエロ本編集者人生を振り返り、今思うのは「風俗嬢よりAV女優より、いろんな意味で本当にエグいのは素人女性!」だということだそうで…。川田氏が、足かけ20年でハメ撮った720人以上の女性の中から、今でも忘れられないブッ飛び素人モデルとのエピソードを蔵出しする。 |
仲が良すぎてアレの貸し借りまでするママ友の輪/ルミ(26歳・ヤンママ)
思い出してみてください。男性諸氏なら、中学高校時代に友だちとエロ本の貸し借りをした経験、おありですよね?
僕の場合は、同級生のYくんの5歳上のお兄ちゃんってのが100冊以上エロ本持ってる人で。Yくんがその中から何冊かをこっそり学校に持ってきて、週1ペースでみんなに貸してくれるんすよ。
で、それを持って帰って、親が寝静まってから布団をかぶってオナニーすんの。いやぁ、懐かしいなぁ、Yくん元気かなぁ。
とまぁ、僕の思い出話はおいといて……今回は、近所の仲良し奥さんたちが貸し借りする、あるモノについてのお話です。
その日、エロ本モデルの面接にやってきたのは26歳のヤンママ、ルミちゃん。
可愛らしいお顔をしてるんですが、聞けば、昔はかなりヤンチャをしていたそうで……ヤンママのヤンはヤングというより元ヤンのヤン的な感じでありまして。
「初体験は中1のときに援交相手のオジサンと。学校内に限っても、私、結構モテてて、中学3年までに20人くらいとやったかなぁ。中にはバリバリのヤンキーなのに童貞っていうヤツがいてぇ。フェラしただけで発射しちゃって泣きそうな顔になってたの、今でも鮮明に覚えてますけどね(笑)」
なんて武勇伝も飛び出したんですが……。
それはともかく、ルミさん。面接で撮影に関したNG事項を確認しているとき、
「大人のオモチャ関係は大丈夫ですか?」
って質問に、めっちゃ食いついてきたんです。
「大人のオモチャ、大丈夫です。っつうか、かなり好き(笑)」
でもって、目をランランとさせながら、逆に質問してくるんです。
「撮影のときって、色んなオモチャ使ったりするんですか? 普通のバイブとかローターとか電マじゃなくて、変わったヤツとかもあったりするんですか?」
残念ながらフツーのやつしかなかったもんで、ご期待に沿えず申し訳ございません、と答えたんですが……。
気になるじゃないですか、どうしてそんなに大人のオモチャに興味津々なのか。で、その辺を深堀りしてみると、意外な話を聞くことができたんです。
「実は、近所に同年代のママ友がいるんですけどね……」
と話し始めるルミちゃん。
そう、冒頭で書いた“近所の仲良し奥さんたちが貸し借りする、あるモノ”というのは、大人のオモチャのことだったんです。
「ママ友の彼女とは、最初は“子育てって大変よねぇ”なんて話から仲良くなって。で、ダンナの愚痴からセックスレスの話になって」
で、仲良くなりすぎた結果、ダンナにバレないアダルトグッズの隠し場所の話から実際のオナニー話までするようになっちゃったそうで……。
「最初は“オモチャとか使う?”って話になって。でもって、アダルトグッズって当たりハズレがあるじゃないですか。それで、お互いハズレを引かないように情報交換するようになって。その流れでオモチャを貸し借りするようになったっていうか(笑)」
彼女たち、お互いのモノを試すときは、ゴムを被せて、念のためにアルコール消毒して返すこと、ってルールを決めて貸し借りしてたそうですよ。
そりゃ、クリに押し当てたり、オマ〇コに挿入したりして使うモノですから。愛液まみれで返すわけにもいきませんからね。
で、実際にどんなふうに情報交換をしていたのか聞いてみると、
「あたし、Gスポットだけでいいんだよね。電動式のバイブもグリグリ回らないくていいから、形が上向きに反り返ってて、細かく振動するだけのヤツとかないのかなぁ」
「あ、そういうの、なんか聞いたことあるかも。ちょっと待ってね……(スマホで検索)……あ、ほら、こんな感じのやつじゃない?」
「あ、まじ、これいいかも。買っちゃおうかな」
「買いな、買いな。よかったら私にも貸してね。あ、そういえば私、電マに装着するアタッチメント式のオモチャ買おうと思っててさ……」
てな具合いのようで。このような情報交換を、お互いの家とかファミレスの隅っことかでやってるというルミちゃんだったのですが……。
ここで、気になることが1点。それは、
(そんだけ何でも話しちゃう仲ってことは……もしかして今回のモデルのバイトの件も、そのママ友と話してきたのかしら?)
という点。聞いてみると、
「もち(笑)。撮影したら感想聞かせてって言われてるし」
ということで、下手な感想を与えられないと多少なりともプレッシャーを感じながらハメ撮りに挑んだ僕。果たして、採点結果はと申しますと、
「いやぁん、川田さんってクンニ上手いかも……ああ、そこ、気持ちいいっ」
と前戯段階ではそこそこの点数をもらえた気がしてたんですが……。
後日、ルミちゃんに電話して、
「ママ友の件だけどさ。“私もモデルのバイト、やってみようかな”とか言ってなかった?」
と聞いてみると……。
「あ、それね。なんか、ダンナバレとか恐いから止めとくって言ってた」
と、つれない返事。それが本当の理由ならいいんですが……もしかして挿入時の点数が異様に悪かったとか?……とモヤモヤしてしまったことを思い出します(笑)。
それはさておき、夫の知らないところでママ友同士が大人のオモチャを貸し借りしてるなんて……仲が良すぎるにはもほどがありますよね。
(文=川田拓也)