とある調査によると、お盆に”帰省しない”と答えた率は6割を超えたとのことだ。昨年から世界を賑わしている新型コロナウィルスの影響は明らかだ。
さて、今回はそんな田舎に帰省した際に起こった摩訶不思議な夢を物語にした『夜這いする七人の孕女』を紹介しよう。メリー・ジェーンからリリースされている。原作のエロゲーはGuiltyだ。
物語は単純明快である。
医者であり主人公の雅也は、音信不通であった父が亡くなったという知らせと、腹違いの妹がいるとの内容の手紙を受け取る。彼は戸惑いながらも、事実を確かめようとして父の故郷の島へと向かう。すると、毎晩のように島の女たちとまぐわう夢を見るようになった。これは夢か現か……。
いきなりネタバレで恐縮だが、主人公(男)が寝る際に意識朦朧とするお香を炊かれていて、その間に逆夜這いされる物語だ。
主人公は島の当主となりえる男。そのため、その男と結ばれるのは島の女の最高の名誉だ。だから毎晩のように女たちが夜這いしにくる。言ってしまえば、誰が早く妊娠できるか競争だ。トンデモない物語ではあるものの、エロ描写に関しては非常にていねいかつ濃厚である。
上下巻に分かれているのだが、登場ヒロインの年代は幅広い。妖艶なお姉さまから、ツンデレ風味の元気っ娘、ツインテールの妹など全方位の好みをカバーしている。ただし、基本的に全て和姦だ。少しも凌辱要素はないので、その手が好みの方は物足りないかもしれない。
だが物語性が正直希薄な分、実用性は非常に高く作られている。作画の乱れもない。抜きゲーをていねいにエロアニメ化した好例といえよう。
(文=穴リスト猫)
【視聴はこちら!】
・夜這いする七人の孕女 上巻 淫らな訪問者
・夜這いする七人の孕女 下巻 当主の花嫁