「処女」、「元生徒会副会長」という新人AV女優らしいキャッチコピーでデビューした戸田真琴(まこりん)ちゃんが6月でデビュー5周年を迎えた。
この5年間、セクシー女優として絶えずトップランナーとして走り続け、さらにAV以外でも様々な活躍を見せてくれた。今回はまこりんの作品話はもちろんのこと、AV以外の活動や今後の動きなど、素顔のまこりんに迫って話を聞いてみた。
――当サイトの新企画『Girl_in_the_Box(生写真入り特製BOXのオークション)』に登場していただきありがとうございました。初めての経験と思いますが、出演していかがでしたか?
戸田真琴(以下、戸田):『Girl_in_the_Box』というオークション企画の第1弾をやらせてもらいすごく嬉しかったです。写真集と違い生写真が特製のボックスに入っているので、かなりファン心をくすぐる内容になっているんです。
――生写真のほかにも特典があったんですか?
戸田:私のグッズをコレクションできるボックスになっていて、私の出した書籍と一緒に本棚に並べられるようなステキなグッズになっているんです。
――撮影はどうでしたか?
戸田:『Girl_in_the_Box』という企画だったので「箱入り娘」のテーマで撮りました。デビューしたときに着ていた白いワンピース姿になり、メイクもかなりすっぴんに近いものにしてもらいました。他には普段の私服姿に近い衣装を取り入れてもらったり、ポップな衣装を着たり、ちょっと背伸びをした大人っぽいメイクをしたりと3パターンくらいに分けて撮影しました。3パターンとも別の顔を見せられている撮影になって楽しかったです。
――ヌードはありませんでしたか?
戸田:大人っぽい衣装のときは脱いでいます。
――世の中に流通しない限定ボックスだからプレミアム感が出て嬉しいですか?
戸田:そうですね。自分がファン側だったら萌えます。今回は生写真のアザ―カットやメイキング映像が入ったUSBメモリも特製で作ったんです。普段は作らないグッズを今回は作ったり、オークション上位の方にはお手紙を書いたり、いつものイベントではできないことをたくさんしました。
オークションシステムも丁寧で、いま自分がどの特典がもらえるのか分かるようになっていたので、上位を狙う人もいるし、ここまでは入札できるなっていう人もいるし、それぞれの楽しみ方ができた気がします。
――貴重な体験でしたか?
戸田:貴重でした。すごく緊張しました。
――どういう意味で緊張したんですか?
戸田:オークションに参加してくれるのかなって(笑)。
――クラウドファンディング的な緊張ですか?
戸田:そうです。クラウドファンディングに近い緊張がありました。でも、ファンのみなさんが楽しんでくれたのでありがたかったです。
――第1弾を戸田さんにして企画の弾みがついてよかったです。グラビア撮影と言えば盟友の写真家である飯田エリカさんと一緒に「I’m a Lover, not a Fighter.」というプロジェクトを立ち上げましたが、どういうコンセプトですか?
戸田:多分、AVでも言えることなんですけど、感情が出ている方がエロいって思っちゃうんです。女子目線かもしれないですけど、グラビアはどんどん布の面積が小さくなっていったり、表情よりもパーツを撮ったりする写真が多い中で、被写体がどういう感情なのか知りたくなり、パッと見では満足できないもっと深いエロがあるんじゃないかと飯田さんと話したんです。
また、泣き顔や、すごく沈んでいる表情や、肌が荒れているところが見えるすっぴんなど、普段見えない取り繕わない姿を見せる方がエロいと感じる人がいるんじゃないかって話しもしたんです。そう言う意味で精神的なエロを作りたいと考えて作ったのが今回のプロジェクトです。
いまあるグラビアを否定したいのではないし、私も既存のグラビアはかわいいなキレイだなって思っていて好きなんです。それ以外のオルタナティブな表現方法も作りたいというか、モデルさん自身にも自分のどういうところがよくて、どう撮ってほしいかを話し合いながら撮りたいんです。
スタッフも女性が多くて、例えば胸をすごく盛るよりもナチュラルな形の方がよくないかという話もあったり、逆にこっちはすごく盛ってみようとか、ギュッとしたコルセットを使ってみようとか、いろいろ試行錯誤したりしているんです。でも、すごく難しくて、オシャレにしようとするとファッション写真ぽくなるんです。
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――『ちんかめ』になりますか?
戸田:そう『ちんかめ』になっちゃうんです(笑)。でも、そうしたいわけではないんです。
――やはりエロは必要ですよね?
戸田:でも、そのエロが男性目線のエロだけではないんです。女性にも性欲はあるし、こういうのがエロくて、こういうのはそそられないという価値観ももちろんあるんです。例えば笑顔で水着を着ているだけではエロくないと感じる女性もいるんです。私もそっち派でちょっとアンニュイな方がエロいと感じるし、逆に服を着ているから想像力を掻き立てられエロいものもあるんです。いろんなエロがあって一辺倒にならないようにして、週刊誌などではあまり見ないエロを探しています。
――あえてフィルムで撮影しているんですね。
戸田:私はスタイリングやディレクションや文章ライティングをする側なので、そんなに大変ではないんですけど、撮った写真を全部公開するプロジェクトだから、写真家さんとモデルさんは超大変です。
撮った写真を全カット公開って納得いかないカットもあるじゃないですか。モデルさんもいいカットを選びたいと思うんですけど、選んで修正するのが前提なのはどうなのかなって思うんです。撮影時はこんなにキレイなのにっていう疑問がすごくあるんです。
被写体を好きになろうって思っているときに、完璧に修正された姿だけが好きだと、被写体の本当の姿って分からないですよね。一般的にキレイに写っていない写真や、めちゃくちゃ泣いている写真や、ブレている写真でも好きな人だったら愛しく思うので、ただキレイな表面だけを見て「かわいい」、「キレイ」で終わるんじゃなくて、「パッと見はキレイな表情で写っていないな、なにがあったんだろう?」と想像力を掻き立てる写真を女の子が脱いでいるうえで撮ってみたいんです。
一見キレイじゃないものを改めて愛する練習みたいなプロジェクトにしたいんです。
――かなり挑戦的なプロジェクトですので楽しみにしています。そして、最近ではライブ活動も盛んになってきました。以前はセクシー女優で結成されたアイドルグループの「原宿バンビーナ」で活動していましたが、ソロで新たに歌手活動を始めたきっかけはなんですか?
戸田:AV女優をやっているとライブステージに立つチャンスが意外とあるんです。私はずっと表舞台にいるわけではないので、せっかくだからやってみようという気持ちがまずはありました。
歌うことは好きなんですけど苦手意識がある一方で、自分がそこから逃げている感覚があり、さらに苦手なことをそのまま放置するのは好きじゃないんです。一生のうちに人に歌を聞いてもらえる機会はそんなにないだろうし、習い事みたいな気持ちでボイストレーニングに通ったんです。
本を読めない人もいるし、文章を全部読むことに興味のない人もいるんですけど、歌は選曲や歌い方で文章の代わりに思いを伝えられることがあると思っています。直接、言葉にすると野暮なことも歌にのせてなら誰かが書いた歌詞だし、メロディだから、もう少し柔らかく伝えられると思ったんです。気持ちを伝える手段としてステージで歌うのもありだなと思ったんです。
――以前ライブで尾崎豊さんの『ダンスホール』を歌っていて感動しました。
戸田:昔から尾崎豊さんは好きでした。母が尾崎豊さんを好きで、根拠が一つもないんですけど、「尾崎の生まれ変わり」って親に言われていたんです。本当に根拠は一つもないんです(笑)。
中高生くらいのときに聞いていて、女性のシンガーソングライターやアイドルよりも男性が書く歌詞の方が共感が持てて、思春期の自分に尾崎豊さんの楽曲がマッチしました。あの『ダンスホール』の物悲しさは大好きです。
――こちらのライブ活動は今後も観られるので楽しみです。AVの話を全くしていないのが戸田さんのインタビューらしさですが、AVの話もすると、この1年くらいで上手くできた作品と、難しかった作品を聞きたいんですが?
戸田:上手くできた作品は『都会に疲れたOLが離島に里帰り…実家にも受け入れられず絶望の中で出会った島の男と本能のままに何度も生ハメ交尾しまくった 戸田真琴』です。
なんとも言えない作品なんです。都会で疲れたOLが地元に帰り、地元でも悪い噂が流れ、誰にも受け入れられなくて孤独で死のうとするんです。
山で倒れているところを島で同じようにのけ者にされている男性に助けられて、その人の家に居候させてもらい心を開放していくんです(笑)。これは面白くて女子にもおすすめです。
感情が入っているので、エロいことをしていればOKというよりは、こういう気持ちになったからこうしますっていう流れがあって、ストーリー好きの人におすすめです。薪割りもしましたよ(笑)。遠くに行って撮ったんですけど好きな作品です。
――役にハマりましたか?
戸田:自分のテンションとハマった作品です。逆に難しかった作品は『生まれたての子鹿の如く崩れ落とす1日中超ピストン性交 戸田真琴』です。体が硬くて立ちバックがめっちゃ苦手なんです。しかもハイヒールを穿いているので大変でした。足がずっと伸びている状態なのでアキレス腱が痛かったです。すごくツラかったです。
――肉体的なツラさですか?
戸田:体勢がしんどいと力が入るので全身の調子が悪くなるんです。リラックスした状態であることが大事だ思いました。
――その2本はいろんな人に観てもらいたいですね。最近はドラマ作品が多いんですか?
戸田:そうですね。どこからがドラマモノか分からないんですけど。あとは『戸田真琴 中出し後も腰振りをやめない精子どくどくピストン騎乗位にハマった恋愛小説家 まこりん。 もう普通に戻れない…』はパッケージがギャルっぽいんですけど、中身はサブカルっぽいので、監督さんとプロデューサーさんの意見が合致しなかったのかな?
髪がピンクの時期に撮影したんです。内容は性経験が少ないけど恋愛小説を書いている人の役で、編集者から「セックス描写が全然リアルじゃない」って言われたから、「体験してきます」って女性用風俗でいろんな変態プレイを体験して、その後どう成長したかという話なんですけど、パッケージから内容が分からないんです(笑)。ギャップがあるのでまずはサンプルを観てください。
――そして、5周年を迎え今後の展開はなにかありますか?
戸田:特になにも予定していません。
――戸田さんらしくていいですね。
戸田:いままでも特に目標は考えずにきたんです。でも、AVではやっと監督さんや周りの人とコミュニケーションがとれるようになってきたし、自分のことが分かってきたというか、どうやったら作品が上手く作れるかとか、どうやったらこのシチュエーションを楽しめるかとかを俯瞰して考えられるようになってきました。これからも真面目に取り組んでいきたいです。
それ以外の活動だと、あまり前に出たいタイプじゃないんです。映画を撮ったときも自分が出る選択肢はそもそもなくて、「なんで出ないんですか?」って聞かれたんですけど、自分が撮られる側だとは思っていないんです。
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――AV女優なのに?
戸田:AVには出ているんですけど、そこから派生して普通の女優になりたいのかっていうと全然、自分は女優じゃないと思うし、例えばアイドルになりたいかって言われると、なりたくないというか、人に見られたいからやっているわけではないんです。
自分のなかで意味があるからやっているので、あまり自分が人前に出ることは求めていなくて、裏方に回りたい欲があるんです。それこそ「I’m a Lover, not a Fighter.」は完全に裏方です。最近はファッションも好きなので衣装で参加させてもらい、すごく裏方に回りたい気持ちが強くなっています。
実際に5年AV女優をやってきて、ビジュアルやいわゆるアイドル性みたいなものを含めて好きな人もいてくれるので、完全に引っ込んじゃうことはまだ考えていないんですけど、自分が上に行きたい、目立ちたいよりも、人の力になりたい気持ちが大きくて、自分にできることはなんだろうってずっと思っていて、誰かに対してなにかできたらいいなってことしか考えていないんです。
――夏目漱石の「則天去私」みたいな考えで素晴らしいです。5周年を迎えても自然体ですね。今後も戸田真琴らしさを保ってください。
【戸田真琴プロフィール】
生年月日:1996年10月9日
身長:152cm
3サイズ:B83(C)・W58・H83
出身地:静岡県
趣味:ドミノ倒し
特技:映像制作・散歩
Twitter:@toda_makoto
Instagram:@toda_makoto
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■インタビュー・撮影・構成=神楽坂文人(公式Twitterはコチラ)
■インタビュー協力=ソフト・オン・デマンド(公式サイトはコチラ)