エロ本編集者とハメ撮りモデル/ブッ飛び素人モデルFile135
1998年から2018年7月まで、20年間にわたり編集者としてエロ本に携わってきたという川田拓也氏(50歳)。ハードでエグいマニア誌から始まり、引退までの13年はコンビニ系のアダルト誌を編集。趣味と実益を兼ね「ハメ撮り写真は極力自分で撮る」が信条だったとか。 そんな氏がエロ本編集者人生を振り返り、今思うのは「風俗嬢よりAV女優より、いろんな意味で本当にエグいのは素人女性!」だということだそうで…。川田氏が、足かけ20年でハメ撮った720人以上の女性の中から、今でも忘れられないブッ飛び素人モデルとのエピソードを蔵出しする。 |
クンニもフェラもなし…歴代カレシが漏れなく草食系の不遇女子大生
今や、すっかり定着した「草食男子」というキーワード。
調べてみると、この言葉が使われだしたのは2006年以降のことのようですが……。
それから15年。草食どころか「絶食系男子」なんてのも出てきちゃったりしてね。
セックスに興味がないだけでなく、オナニーすらしない男子もいるっていうから、僕のような昭和生まれのオヤジは、お口アングリ状態。
さらにいえば、ニュースなどで少子化という単語を聞くたびに「俺の年金、大丈夫だよね?」と心配が及んでしまうわけでして……。
さて、なぜこんな話をしたかというと、当連載用のネタを探すため、過去に編集したエロ本をパラパラとめくっていたとき、我ながら面白い“ハメ撮りインタビュー”記事を見つけたから。
その企画タイトルってのが……。
〈歴代カレシはなぜか全員が草食系!不遇女子大生の悲痛な叫び〉
ってな具合でして。
ちなみにこれ、2016年刊行の某エロ本に掲載したカラーグラビア記事なんですが、ちょっと読んでみますと……。
記事を書いた当人の僕も忘れてたんですが、ネットで調べたんでしょうね、
〈然るべき機関が行った調査によると、16~19歳男子の3人に1人がセックスに興味がないらしく〉
なんてことが書いてあったりして。今となっては“然るべき機関”がどこなのか忘れてしまいましたが、それにしても3人に1人ってスゴくないですか?
とはいえここで、この先もっと草食化が進行したら? なんて心配をしたところで仕方ないので、ひとまずそれは置いといて。
ハメ撮り写真に添えられた記事を読み進めますと……気づけば草食男子ホイホイ化していた女子大生が、歴代カレシから浴びせられた、クールすぎる草食男子語録の数々。これが実に面白い(笑)。
で、記事を読むうちに思い出されたのが、実際のハメ撮り現場でありまして……。
「もういい加減、同年代の男子と付き合うのは止めようかなって。恋愛対象のストライクゾーンを40代まで広げました(笑)」
ラブホでカメラを構える僕の前で、全裸でポーズを取りながらそう語ったのは、当時21歳の女子大生、晴美ちゃん。
理由を聞いてみると、
「だって、同年代ってみんな草食系でエッチしてても気持ちよくも楽しくもないんだもん。その点、オジサンのエッチってネチっこいじゃないですか(笑)」
なんてことを言うもんですから……。
「へぇ、そうなんだぁ。晴美ちゃんの周りの女子もそんな感じ? だとしたら、オジサンめっちゃチャンスじゃん(笑)」
なんて話で盛り上がりながら撮影してたんですが……。
休憩中、水を向けると同年代の歴代カレシに対する愚痴が止まらなくなる晴美ちゃん。
まずは、彼女にとって初めてのカレシからして草食系という不運。
「そもそも、草食系ってセックスに関してだけじゃなくて人間的に冷めてるから、ヒドいこと平気で言うんですよねぇ」
晴美ちゃんいわく、カレシが仰向けで寝転んだ彼女の膝を開き、マ〇コをチラ見した揚げ句に放ったヒドい言葉ってのが……これ!
〈マ〇コってグロテスクだよなぁ。あ、俺ってクンニしない派だからさ〉
処女なのにこんなこと言われたら立ち直れないでしょ! ってなトラウマ必至のメガトンパンチ。
「ヒドっ、と思ったけど、何も言い返せなくて。しかもその人、フェラも要求しないんですよ。マジで快感に対する興味が薄いんですよね。顔はイケメンで超タイプだったんだけど、1か月で別れました」
で、破局からほどなく2人目のカレシと付き合うことになる晴美ちゃんなのですが……。
「前のカレシは学級委員長タイプのメガネ系のイケメン。だから草食系だったんじゃないかと思って、2人目はちょっとワイルド系に狙いを定めてみたんですけど……」
いざ、裸で向き合ってみると、その彼も草食系でノーフェラ・ノークンニ。3回目のエッチのとき、思い切って理由を聞いてみると……返ってきたのがこれ!
〈そんなことするの人間だけじゃん。他の動物はフェラもクンニもしないじゃん?〉
なるほどねぇ、確かにねぇ……って感心してる場合じゃないですよね(笑)。
さらにさらに、3人目のカレシはというと……。
「エッチしてる最中、ちょっと腰を動かしただけで“あ~、疲れた”を連発するんですよ」
揚げ句、毎度のように飛び出すのが、
〈交代、俺が寝転ぶから、お前、上で動いて〉
という“セックス面倒くさぁ”宣言。
それでも、この彼が一番長く続いたそうで「結婚することになったらどうする?」なんて“もしも話”も出たらしいのですが……。
「その彼“子どもはいらなくね?”って言うんですよ。マジ、結婚してもセックスレスまっしぐらだな、と思って1年で別れちゃった」
このように、歴代カレシ3人全てが草食系という不運を味わった晴美ちゃん。休憩を終えて撮影を再開する際、
「なんでも言うこと聞くよ、って言ったら何してほしい?」
と聞いてみると、
「クンニされながらイッてみたいかも(笑)」
と照れくさそうな顔をして答えるもんで……20分くらいですかね。カメラを置いて、それこそアゴが限界ってくらいまで舐めてあげましたよ(笑)。
でもって、オマ〇コだけでなく可憐なお尻の穴もベロベロ舐めまわしてあげると……。
「あぁ、ダメ、そんなとこ舐めちゃ……え、なにこれ……恥ずかしいけど、気持ちいいい……あ、こんな感じ、初めてかもぉぉぉぉ」
と可愛らしいアエギ声で応えてくれたのが印象的でした。
あれから5年。晴美ちゃんのように、同年代の若い草食男子に三下り半を下す女子の数は右肩上がり。
「さすがに、20も30も年下の女の子相手だと気が引ける」
なんて思ってるオヤジ世代のあなた。もしあなたが“セックスはネチっこい派”なのであれば、積極的に若い女子を狙ってみては?
(文=川田拓也)