流行語大賞にも関連ワードがノミネートされたことのあるメイドカフェ市場。一時は飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長し、秋葉原を中心にたくさんの店舗が誕生した。一時期よりも落ち着きを見せたとはいえ、現在でも100億円規模の市場があるとされている。
さて、そんなメイド市場が隆盛を極めようという時期にリリースされたエロゲーが『エーベンブルグの風』だ。発売元はStudio e.go!で、原画はあの山本和枝だ。
この作品は、とにかくかわいくて萌えなメイドたちとイチャラブ繰り返しながら、街を復興させるシミュレーションゲームとなっている。高いゲーム性を持っている上、エロが充実し、CGもきれいと三拍子そろったハイクオリティなタイトルであった。
さてそんな『エーベンブルグの風』だが、エロアニメ版がメリー・ジェーンから全2本でリリースされている。
原作を踏まえ、メイドとのイチャラブシーンは豊富だ。全登場メイドに1回以上用意されている。とはいえ抜きに完全に振り切っているわけではなく、公国の復興を巡った愛憎劇もテンポよく描かれている。
ラストは衝撃的で、余韻を後に引きずることだろう。萌えゲーっぽさを全面に出しているが、決して萌えだけではないシナリオの良さがある。
中世ヨーロッパが舞台なために、どこか牧歌的な雰囲気があり、スタジオジブリっぽさも感じさせる。メイド好きで、イチャラブしたいのであれば一度は観ておくべき作品だ。
(文=穴リスト猫)
【視聴はこちらから!】
・エーベンブルグの風 第一章 愛欲の大地
・エーベンブルグの風 第二章 裏切りと嫉妬の海へ