エロ本編集者とハメ撮りモデル/ブッ飛び素人モデルFile128
1998年から2018年7月まで、20年間にわたり編集者としてエロ本に携わってきたという川田拓也氏(50歳)。ハードでエグいマニア誌から始まり、引退までの13年はコンビニ系のアダルト誌を編集。趣味と実益を兼ね「ハメ撮り写真は極力自分で撮る」が信条だったとか。 そんな氏がエロ本編集者人生を振り返り、今思うのは「風俗嬢よりAV女優より、いろんな意味で本当にエグいのは素人女性!」だということだそうで…。川田氏が、足かけ20年でハメ撮った720人以上の女性の中から、今でも忘れられないブッ飛び素人モデルとのエピソードを蔵出しする。 |
電マの正しい使い方/敦子(26歳・OL)
電マ。昔は「オヤジバイブ」とか「お父さんバイブ」なんて呼ばれ方もしたアレですね。
ご存じのとおり電マは、本来は体をほぐすために利用される家庭用電動小型マッサージ器。ですが、ここ十数年来は、
「肩こりがひどくてハンディマッサージャーが欲しかったんですけど、なんか、恥ずかしくて家電量販店では買えなくて。通販で買いました」(33歳・OL)
なんて女性が続出しているわけでして……。
それというのも、電マはAVで定番アイテム化されたことで、すっかりエロい使い方が浸透してしまったため。
店頭で電マを品定めしている女性を見かけると、思わず(オナニー用かしら?)と邪推してしまいますもんね。
で、AVでこれだけ使われてて、使われたAV女優たちが漏れなくイキまくり、ビシャビシャと潮吹きする様を見せつけられるってことになると、勘違いする素人男性が増えるわけなんですよ。
(電マさえあれば、俺も女をイカせまくれる!)
って。
実は、かく言う僕もそうだったんです。
エロ本編集者になりたてで、緊張しぃしぃハメ撮りしていたころ……写真を撮りながら素人モデルさんを愛撫して気持ちよくさせるということがとても難しく、電マに頼った時期があったんです。
(電マをアソコに押し当てときさえすれば、勝手に気持ちいい顔になってくれる)
って。
ところが、ある素人モデルさんが、
「そんな使い方してたら、せっかくの電マも効果半減ですよ」
とアドバイスしてくれたんです。
その女性は、エロ本モデルに応募してきた敦子さんという、26歳の素人OLさんでした。
面接時、オナニーに関して質問してみると、
「初めてオナニーしたのは小4ですかねぇ。それ以来、生理期間中以外は、ほぼ毎日してるかも(笑)」
と答えるほどのオナニー好き。オモチャも多数、所有してるそうで、お気に入りを聞いてみると……。
「私は中よりクリ派なんで……やっぱ電マですかね。初めて使ったときは衝撃でしたよ~」
と敦子さん。電マがあればローター不要ってことで、壊れたとき用に備蓄していた新品のローターまで、用済みとばかりに捨てちゃったほどだと言うんですね。
で、そんな話があったもんですから、撮影当日は電マを持参。
「電マ、持ってきましたよ」
「あ、嬉し~」
ということで撮影開始早々、ソファの上でスカートをまくってM字開脚してもらい、
「どれどれ、クリはこの辺ですかね……」
と、パンティの上から電マを押しあてると……。
ブイーンという振動を左手に感じつつ、右手に持ったデジカメでパシャパシャ。
「うぅ、あ、ううぅ、うはぁ」
と呻くような声を漏らしつつ、眉間に皺を寄せた彼女の表情を見て、
(お、感じとる感じとる。どれ、もう少し強い刺激を送ってあげましょうかね)
とニンマリ。
ところが、電マをグッと股間に強く押し込んだ次の瞬間。
「っつ……ご、ごめんなさい、ちょっと痛くて……」
と、彼女が電マのボディを両手で握り、強い力で股間から引きはがしたんです。
「え……あ、ご、ごめんなさい、強すぎました?」
僕が申し訳なさそうな顔をすると、彼女、こう言ったんです。
「あ、大丈夫です……ほかにも同じような人、多いですから」
急に、同じような人は多いと言われ、何のことかよくわからなかった僕。すると、今度は敦子さんの方が申し訳なさそうな顔に。
「あ、言ってませんでしたっけ……実は私、OLしながら風俗のバイトもしてて。プロフィールに〈電マが好きです〉って書いたら、オプションで電マ付けてくれるお客さんが多くて」
別に、面接時に風俗してることを黙ってたことを申し訳なく思う必要は全くないのですが……それはともかく、彼女のお客さんたちが一様に、強度MAXにした電マをいきなり股間に押し付けてくると言うんですね。
「AVの影響ですよね、強く当てれば気持ちいいと勘違いしてる男性ってすごく多いみたいで」
敦子さんのこの一言で僕、ひらめいたんです。
「じゃ、今から僕に、女性が気持ちよくなれる電マの正しい使い方を教えてくれるっていうのはどうです? 僕、それを記事にしますから」
ってことで、撮影を急遽、電マ講座に変更。手取り足取り電マ取り、敦子さんからご教授いただくことになったんです。
「よくあるのが、さっきみたいに振動MAXでクリに押し当ててくるパターンですよね。痛いから逃げようと体をヨジらせると、気持ちヨガっているんだと勘違いしてさらにグイグイ押し当てられて……あれは正直ツラいですよ」
パンティの上からならまだいいが、お互い全裸からスタートする風俗プレイだと、ファースト愛撫がクリへの電マ攻撃だったりして。
「直当てはホント辛い。ひどいと、濡れてないのに皮を押し上げて、乾いた状態の剥き身のクリに電マを押し当ててくる人もいますからねぇ」
うへぇ……なんか、聞いただけで痛そうじゃないですか?
また、電マで上手にイカせてくれる人でも、知っておいて欲しいことがあると敦子さん。
「イッた後も、電マを当て続けてくる人も多いですよ。そのうち潮吹きするんじゃないか的に。電マの快感って超深いから、気持ちいいけどその分すごく疲れるんですよ。それを分かってあげないと女のコに嫌われちゃいますよね」
AVでイカせ地獄みたいなのがありますが、あれは撮影で鍛えられたAV女優ならではのなせる技というわけなんですね。
というわけで敦子さんから教わった、正しい電マの使い方のポイントは以下の通り。
1、まずは弱い振動で上半身から。これから電マの刺激を送りますよ、と予告する感じで、女性の体を振動に慣れさせる。
2、当てるか当てないか、くらいで服、ブラの上から乳首を刺激するのも効果的。
3、徐々に電マを下半身に移動させ、弱振動のまま、まずはパンティの上からオマ〇コ全体に、円を描くように当てていく。
4、女性の体の力が抜け、自然と足が開いてきたら「もっとして」の合図。濡れないようにパンティを脱がしてから、本格的にクリを狙います。
5、このとき、クリの皮がめくれないように。皮の上から刺激を送り込むことを意識しながら、段階を踏んで振動を強くしていきます。
6、ただし、強弱の好みは女性それぞれ。中には弱でも痛いという人も。そんなとき、男性はどうすればいいかというと……自分の片手の指先をクリに添え、その上から電マを押し当て、間接的に振動を送ります。敦子さんによるとコレ、指のぬくもりを感じつつ振動による快感も得られるという、裏技でもあるそうです。
7、女性がイッた後は、連続でイカせようなどとは思わず、しばらく休ませあげること。すぐに攻守交替とばかりフェラを要求したりしても「こいつ、女の子と全然分かってない」とガッカリされかねません。
今まで女性相手に電マを使ったことがあるという方の中でも、これだけ気を使っていたという人は少ないのではないでしょうか。
世の中の多くの女性にとっても、電マが気持ちいいことは周知の事実。それだけに、電マ扱いが下手な男に遭遇したときのガッカリ具合は想像に難くありません。
「自分でやるから、電マこっちに寄越せ!」
なんて言われないようにしたいものですね!
(文=川田拓也)