2000年初頭から秋葉原を中心に発展してきたメイド・コスプレ関連サービス市場は、矢野経済研究所のレポートによると、2016年の11.1億円からなだらかに成長を続け、2019年には11.9億円を記録した。
店舗が乱立し飽和状態に思えたが、各店舗が独自の発展を遂げていることもあり、まだまだ成長しそうな市場だ。しかし2020年はコロナ禍の影響もあり、9.5億程度に。2021年は正念場となりそうだ。
さて、そんなメイドをいち早く取り入れていたエロゲーがある。PILからリリースされた『MAID iN HEAVEN ~愛という名の欲望~』だ。リリースは1998年なので先見の明と言えよう。
このゲームは主人公のキテレツさがすさまじい。男なら誰もが想像するである妄想をそのままゲームに盛り込んであり、エロゲー隆盛期前のバカゲーとしても知られている。
2005年に『MAID iN HEAVEN SuperS』としてリメイクされ、CGから何から一新された。その際、グリーンバニーからエロアニメ化までもが実現している。
以下、簡単な公式の紹介文を引用する。
自分専用のメイドが欲しいという夢をもちつつ、アパート暮らしの主人公。そんな彼の元に現れた幼なじみ「なぎさ」。
彼女は小さい頃、主人公がもらした「メイドが好きなんだっ」と、いう言葉を信じ、立派なメイドとなっていた!念願の生活を手に入れた主人公。夜するコトと言えば…もう、ただひたすらHであった!!
エロアニメ版もまた、良い意味でバカな内容だ。言ってしまえば、主人公がひたすらメイド・なぎさに射精するだけである。余計なことを全てはぶき、自分にひたすら尽くしてくれるメイド好き放題にする妄想を徹底的に追求した作品でしかない。
なぎさは主人公が好きすぎるため要求されたことはなんでもやってしまうし、主人公は超がつくほどのアホなので、小学生の男の子が好きな女の子にじゃれている感じで、どんどんとオバカでエッチな欲望を彼女にぶつける。主人公はスーツを着ているのでサラリーマンのようだが、恐らく仕事はできないポンコツだ。
メイドが好き、凌辱が好き、ソフトなSMが好きという方は神作になるかもしれない。作画の崩れもないので安心して楽しむことができる。
(文=穴リスト猫)
【視聴はこちらから!】
■『MAID iN HEAVEN SuperS VOL.1 調教して!して!』
■『MAID iN HEAVEN SuperS VOL.2 奉仕する!する!』