程よい柔らかさとサイズ感はまるでウエスト
かつて、寝心地のいい枕の代表はテ◯ピュ◯ルだった。しかし現在、もっとも癒してくれる枕といえば、タマトイズから発売された『インサートクッションピロー』ではないか? なにせ、睡眠中だけでなく、寝る前にも快感を与えてくれるのだ。
筆者が今使っているのは普通のスポンジの枕だが、それとは違い、持ってみるとずっしりと重みを感じる。重量は1キロ。この、みっしり詰まった低反発クッションが、普通のスポンジとは違う質感をもたらしてくれるようだ。
見てすぐに気づくのが、枕側面に開いた大きな穴。これが『インサートクッションピロー』の一番の特徴だ。ここに愛用のオナホールを挿入して利用するらしい。
そして抱きしめると、枕の大きさというのは細身の女性のウエストとほぼ同じサイズだったと気づいた。
しかも、握りしめた感触はまるでおっぱい…。
なるほど、低反発クッションは女性の身体を思い起こさせる部分が多いことがわかってきた。ということで、筆者も手持ちの数あるオナホの中からいくつかを選抜して試してみた。
まずは、入り口の造形がリアルな『茜音』から。ボディーがかなり柔らかめのシリコンなので、入れるのに苦労するかと思ったらそうでもない。指を挿入して中に押し込むと簡単に奥まで入れることができた。
『茜音』と『インサートクッションピロー』のコンビネーションは、無機質な形のピローに対し、リアルな造形のオナホという異質な外見だがそれはあまり関係ない。少し頭の部分が入りきらず出っ張っているのはカワイらしくも思える。
次に試したのは『搾精病棟』。その外観は、桃のような浅いワレメと小さな突起がある程度で、弾力性は『茜音』より若干硬い程度。もちろんこちらも同様に使用可能だった。
そのまま使用しようと思っていたら、『インサートクッションピロー』が入っていたビニール袋に貼られていたエロいイラストの紙があったので、思いつきで枕の上に重ねてみた。
すると、なんとも思わせぶりな構図となり、無機質なピローさえもエロく思えてくるから不思議だ。しかも、ピロー自体の肌触りがしっとりしていて手に吸い付くようなモチ肌感に似ていなくもない…。
本来ならば別売りでインサートエアピロー用のカワイイ女の子がプリントされた枕カバーがあるのだが、とりあえず間に合わせでこの構図で挿入してみた。
女性への挿入をイメージすることはできる。ただし、オナホに挿入する際、本来なら密着性を高めるため、握りしめてエアーを抜く必要がある。ピローにオナホをセットしてからだと、両側から挟んで真ん中に押し付けなければならないので、少しやりにくい。
そしてもうひとつ、オナホを手持ちで使用する際は握力で締め付けを調節できるが、この使い方だとそれは不可能だ。ただし、ピロー側の穴とオナホの太さがほぼ一致しているので、挿入した際、膨張しようとするオナホを押さえつける程度の締め付け感はある。
なので、今まで持っていたけど刺激が合わず、お蔵入りとなっていたオナホにも復活のチャンスが巡ってくるということだ。さらに新しいオナホを買って試してみるのも、ベッドでの楽しみのひとつとなるだろう。
そして、偶然の発見だが、ピローの穴がちょうどこぶしがぴったり入る大きさだった。枕を抱いてその穴にこぶしを入れて寝ると、妙な安心感で安眠できたことも付け加えておきたい。
(写真、文/松本雷太Twitter@raitama36)