いま、東京のあの区、あの街、あの駅周辺には、どんな風俗があるのか、はたまたなくなってしまったのか…。それを探索するコーナー【風俗23区】。今回は江戸川区を探索してみた。
江戸川区の風俗
東京23区の一番東。世界地図で言えば、ユーラシア大陸の東の果てに浮かぶ日本列島のように、「東京」の極東にあるのが下町・江戸川区だ。
東京都民なら聞いたことがあるかもしれないが、『葛西臨海水族館』やピンサロ・キャバクラの街『小岩』があり、足立区や葛飾区より少しだけヤンキー色が薄い印象の街。
いつものように地図を見ながら説明すると、千葉県の西隣、江戸川と荒川に挟まれ、南は東京湾、北は葛飾区、荒川区と接する縦長の区。ちょうどど真ん中あたりを国道14号線と首都高速7号線が横切っている。
駅でいうと、ＪＲ総武線の平井駅、小岩駅が江戸川区となり、その間にある新小岩駅はその昔「葛飾区が欲しがっていたので譲ってあげた」（居酒屋の酔っ払いの話）らしい(笑)。ちなみに平井駅周辺は荒川をまたいだ飛び地のようになっているが、その理由を酔っ払いに聞いても聞こえないふりをされた。
さて、テーマである江戸川区の遊び処を探してみると、昔からの定番歓楽街・ＪＲ小岩駅周辺と、小岩よりは幾分か新しい東西線葛西駅周辺。江戸川区はこの二箇所に絞っていいだろう。
他にも駅は都営新宿線の船堀、一之江、瑞江、篠崎と、京葉線の葛西臨海公園駅があるが、キャバクラや大陸エステ程度はあってもヌケそうな店はない。
ということで、小岩駅北口から歩いてみることにする。
小岩の大陸系エステ
小岩駅の中心となるのは南口だが北口にも商店は多く、逆に南口よりも夜の色は濃い。駅ビル西口最寄りの西小岩通りを北に歩くと、ポツポツと大陸系エステの看板が見えてくる。この辺にはホテヘルの受付があり、たしか昔、ポルノ映画館もこのへんにあったと記憶している。
駅正面のイトーヨーカドー右側にある仲通りには、居酒屋にキャバクラ、コンセプトカフェやラブホが並んでいる。さらにその右側にある中央通りは、夜になるとキャバクラの客引きが立ち並ぶエリアとなる。
北口側の中央通りにはアジア系の飲み屋が多く、かつてはフィリピンやインドネシア、タイの女のコの店もあったが、今は中国、韓国系が中心だ。
中央通りから高架沿いにさらに東側に歩くとラブホエリアとなる。小岩でデリヘルを利用するのであれば、部屋数も多いのでこの辺りのホテルに入るのが便利だろう。近くには大陸エステもある。
そこからＪＲの高架をくぐり路地を右に行くと、それが小岩でもっとも風俗色が濃い『地蔵通り』と呼ばれる路地だ。キャバクラ、居酒屋はもちろん、ピンサロ、エステにヘルスもある。
昔は地蔵通り周辺には本ヘルや本サロ、ソープもあったが、摘発や建物の老朽化などの理由で、2005年前後に閉店している。
その地蔵通りを駅方面に歩き、中央通りと交差するあたりが飲み屋の客引きの溜まり場となる。その十字路にある中華料理屋『無尽蔵』は深夜まで営業していて（通常時）、濃厚海老つけめんが非常に美味しかった。
小岩のディープスポット
十字路からさらに駅方面に向かう。夜であればつきまとってくる大陸エステのお姉ちゃんから、小指を立てて「センパイ、女のコ」と近寄ってくるオヤジにバトンタッチするあたりが、小岩でもっとも濃い場所だ。
立ち飲み居酒屋の脇から入るマンションは、１階に都内で最も美味いと言われるタイ料理屋や、’60のロックンロールライブハウスがあり、その上階には昔お気に入りのイメクラが入っていた。
プレイルームの窓を開けると駅のホームが見え、電車痴漢ごっこをするには絶好のロケーションだったが、もちろん今はない。ひょっとしたら今は闇風俗店が入っているかもしれない怪しさたっぷりのマンションではある。
そこからさらに駅寄りにある間口の狭いヘルス『Ｈ』は、いつもジイさんが店先に立って声をかけていたが、新型コロナ以後はシャッターが閉まったままとなってしまった。
南口ロータリー以南は現在区画整理途中のエリアも含めてほぼ健全な商店街となっているが、先ほどのキャバクラの客引きが並ぶ中央通りには、都内で最も豪華な内装の店舗型ヘルスがある。
ここはかつて日本人、外人混在の本ヘルだったが、リニューアル後は内装を一変させて、日本人美女のみのマッサージヘルスとして生まれ変わっている。
小岩駅からバスに乗って葛西駅まで約40分。葛西駅近くにはラブホテルが複数あるため、デリヘルやホテヘルが集まっている。もちろん、居酒屋やキャバクラなどの飲食店も多い。
デリヘルを呼ぶのであれば、先ほどの小岩北口かここ葛西となるだろうが、葛西のラブホはごく稀に週末には満室になることがある。筆者も「全店満室」に遭遇した経験があるが、その時は店（ホテヘル）が西葛西にある少し高級なビジネスホテルを取ってくれことなきを得た。
お相手は数回遊んだことのあるオキニの人妻さんだったが、いつもの安ラブホとは違う雰囲気に興奮のプレイとなった。たまにはビジホもいいかもしれない(笑)。
キャバクラなどの飲み屋街は葛西、西葛西共に南口側が多いようだ。複数のキャバクラビルがあり、その数を見ると店舗数は小岩と大きく変わらないと思えるほど。
そして西葛西にはママが全裸になってしまう20年以上続く名物ランジェリーパブがあった。が、そこも昨年、コロナ禍で閉店してしまったのが非常に残念だ。
また、小岩と並んで葛西、西葛西エリアもフィリピンパブが多い。インド人のカレー屋と共に江戸川区の名物ともなりつつある。
本サロは？
この辺に本サロがあるという情報があり調べてみたが、当該店と思われる店はノーマルなピンサロだった。どうやら本●店はエステのようで、ザッと調べただけでも３軒の本●エステが見つかったが、いずれも大陸系の女のコの店だった。
普通のコースではなく特別なコースを選ぶと最後まで可能で、しかも、写真ではなく顔見せで選べるという。女のコのレベルもまずまずだというが、年齢は三十路以上らしい。
ちなみにピンサロは飲食店の届出なので、緊急事態宣言下の現在は20時で閉店しているので、行きたい人は要確認で。
また、地域は伏せるが、大陸エステなのにシャワー室に敷いたマットで全裸ローションプレイが楽しめる風俗店みたいなエステもある。そのままマットで合体かと思ったら、ベッドのある別室で手コキだった。それでも本来はうれしいサービスなのだが、期待が大きいだけに残念だった(笑)。
しかし、合体できなくても日本人のカワイイ女のコと気持ちよく遊べるデリヘル、ホテヘルはエステより断然多い。都心歓楽街のイケイケな女のコより控えめで素人っぽい女のコが好みなら、わざわざ小岩、葛西まで足を伸ばしてみるのもいいかもしれない。そのあとはキャバクラで一杯…。
【江戸川区で遊べる風俗データ】
店舗型ヘルス １軒
ピンサロ ２軒
デリヘル 約80軒
ホテヘル ５軒
ラブホテル 24軒
（取材・文＝松本雷太）
年齢認証