姉の息子である孝夫くんは大学生。明子さんにとっては、孝夫くんは数年に一度会う程度の甥っ子。
「私自身も28歳のときに結婚して、そのときは性生活も安定していたためか、孝夫くんは決して寝取る対象にはならなかったんですけどね……」
明子さんが39歳のとき。姉の家族と実家に帰省するタイミングが重なり、数年ぶりに成長した孝夫くんと再会した際……結婚12年目でセックスレスに陥っていたこともあってか、久しく抑えていた「姉の所有物を寝取りたい願望」がムラムラと蘇ってきてしまったのだとか。
「あら~、孝夫君、久しぶりね。ずいぶんカッコよくなったじゃない」
「そんなことないよ、全然モテないし、僕」
「そろそろ、彼女とかほしくなる年ごろでしょ。男の子は積極的にいかなきゃ」
ときどき姉から「息子が引っ込み思案で先が心配だ」なんて話を聞いていた明子さん。
「でもなぁ、いざ女の子と話すってなると、どうしていいか分かんなくてさ」
なんて言って顔を赤くする甥っ子を見て、
(もしかして……童貞?)
なんて思ったら自分に抑えがきかなくなってしまい……。
「ねぇ……叔母さんが練習相手になってあげようか」
「え? 練習……って?」
こんな、まるでAVか官能小説のような展開で、姉の息子の童貞を奪うことになった明子さん。
最初はオッパイを触らせるくらいいいかな、なんて思っていたのが徐々にエスカレートして……。
「フェラチオって、聞いたことはあるでしょ? 叔母さんがお口でオチ〇チン舐めてあげるから。気持ちよくなったらお口に出しちゃっていいからね」
なんて言って甥っ子のチ〇ポをしゃぶって1回目を発射させた後、自らオマ〇コを開き、
「穴が分かる? そう、そこ……そのままオチ〇チン押し込むの……あああッ」
と、ついにはセックス指南までしちゃったそうなんですな。
当時を振り返り、遠い目をしながら甥っ子との筆下ろし体験を語ってくれた明子さん。
「甥っ子としちゃった後は、さすがに『お姉ちゃん、悪い妹でゴメン』って思って。以前と同じく1回きりにしておこうと思ったんですけどね。ほら、20歳くらいの男の子って、エッチを覚えると猿になっちゃうでしょ(笑)」
乞われるまま10回前後は性欲処理に付き合ってあげたとか。
「そのうち、孝雄君も彼女ができたらしく、会いにこなくなりましたけどね」
彼氏、義兄、甥っ子……姉と関係のある男を次々と食ってきた悪魔のような妹(笑)。でも、見た目はほんとに虫も殺さないような、おっとり顔をしてるんですよ、明子さんって。
人は見かけによらぬもの。ホント、素人ってエグイなぁと思ったエピソードでありました。
(文=川田拓也)