セクシー女優・美咲かんなが不意のエロを語る連載エッセイ
新しい年を迎えてからそろそろ約1ヶ月。特別正月気分だったわけでもないのに、惰性でダラダラしていたら3週間が経っていた。時が経つのは早い。
「年々早く感じるようになるよ」と、人生の先輩方には言われていたが、本当にその通りだ。というか、想像していたよりも早い。このままでは3年後、5年後、10年後なんてどうなってしまうのだろう。
「時は金なり」とは上手く言ったものだ。
人々の暮らしや平均寿命は変われども、昔から変わらない感覚もあるのだと思うと、なんだか面白い。とにもかくにも、貴重な時間を無駄にしないために何か進めなくてはと、手つかずの文庫を手に取ってみる。
ソファの上に膝を抱えて座り、文庫のページをパラパラとめくっていたら、ちょうど乳首に擦れてそれどころではなくなった。
嗚呼…乳首を舐められたい。
「は? 急にどうした?」と、思った皆さん、正常です。それが普通の反応です。おかしいことを言っている自覚はある。おかしいとは思うが、猛烈に乳首を舐められたいと思ってしまったのだ。
乳首の話
先日仕事先でアダルトグッズの話をした際、最近は乳首に刺激を与えるグッズが人気だと聞いた。乳首いじりや乳首イキなど、AV業界で乳首が注目されているのは知っていたが、世の中でも乳首需要は高まっているらしい。
AV女優になる前は、「おっぱいをいじってほしい」なんて考えたこともなかった。
昔長く付き合った彼は淡泊だったこともあり、あまり丁寧に乳首で遊んでもらえず、こんなに敏感で感じる場所だと気づくことができなかったのだ。
おっぱいには失礼で本当に申し訳ないが、何なら「男性を奮い立たせるためのお飾り」くらいにしか思っていなかった。
この仕事を始めてからいじってもらう機会が増え、おっぱいの悦びを知ってしまい、どんどん「おっぱいを触られたい」と思うようになったのだ。今では欲求が溜まると「おっぱいをツンツンされる夢」を見てしまうほど触られたい。
乳首をいじられるのはもちろん好きだが、おっぱい全体を揉まれたり舐められたり、しゃぶられるのも好きだ。さわさわと指先で優しく刺激されるのも、ツンツンいたずらっぽく触られるのも好きだ。とにかくおっぱいを触られるのが好きだ。
しかし、残念なことに「乳首を飽きるまで舐めまわされたい」という夢はなかなか叶えられないのだ。
プライベートではまず男性といい感じになること自体がないし、万が一いい雰囲気になれたとしても、乳首を延々と舐めてくれる男性などそうそういないだろう。手あたり次第探すとか、なりふり構わずどうにかしようと思えばいくらでも実現しそうだが、シチュエーションや雰囲気は重視したいという欲が出てきてしまい、「長時間乳首さえ舐めてもらえればなんでもいい」と割り切ることもできない。
舐められたいけど、いつか出会う特別な人に舐められたい…なんて考えてしまう乙女心である。いや、舐めてくれる人がいればやっぱり即お願いしたい。即パイでいい。
やる気スイッチ
仕事では多少いじってもらう機会があるものの、乳首特化の作品でもない限りは、そうそう長時間触ってもらうことはない。むしろ「もっとください!」とおかわりしたいところだが、撮影時間がいくらあっても足りないだろう。やはりプライベートで相手を探すのが賢明だろうか。
こうして原稿を書いている間も、間違えて自分の手が乳首に当たって擦れてしまわないか、ビクビクしている。刺激したら最後、もう原稿どころではなくなってしまうのだ。やる気スイッチがこんなに目立つところにあるのも困りものである。
と、そんなことを思っていた矢先、やってしまった。ある程度書きたいことが書けたので全体を確認して修正に入ろうとパソコンの画面を覗き込んだ途端、乳首がテーブルにふれてしまった。慌てて確認するとそこにはゆっくり起き上がるやる気スイッチの姿が…こうなってしまっては、集中できない。ミスの発見は担当編集さんに託した方がいいかもしれない。
美咲かんな
【美咲かんな】
生年月日:1994年7月3日
スリーサイズ:T158・B85・W58・H88(cm)
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6月某日、私は第3回目のエッセイの内容をどうするか悩んでいた。連載が始まってひと月も経たないというのに、既にスランプ気味である。どうにか絞り出した文章を打っては消し打っては消し、思い悩んでいると突然テレビから「うどんは青春の味」という力強い言葉が聞こえてきた。