【chapter.2】押し掛け女房 中年作家と女学生(主演:西野たえ)
イツキは幼い頃に母を亡くし、父とふたりで暮らしていた。
だが、作家である父はベストセラーを出すも、その後は鳴かず飛ばず。酒や女、ギャンブルに溺れ、多額の借金を残して自殺した。そんなときにイツキを助けたのが、生前、父に大変お世話になったというマコトだった。
父が死んでから1年半後。現在、ふたりは一緒に暮らしている。
「起こしちゃいましたか。おはようございます」
寝ているマコトの肉棒を、パンツの上から撫でるイツキ。
「おはようございますじゃない。何してるんだ」
「このコが苦しそうにしてたんで、妻としては悩みを解決してあげなきゃなって」
「やめなさい」
「やめません。妻として当然の行動です」
「君は妻じゃない」
「妻です」
「君が卒業してからだって言っただろう」
イツキはマコトと暮らしてから、彼の優しさの誠実さに惚れ、恋をしていると気づいた。そこから猛アタックを開始。その結果、学校を卒業したら話だけは聞いてくれることになった。
マコトが家を出て、イツキが家事をしていると、部屋のチャイムがなった。扉を開けると、そこには元カレのアキラがいた。
「アキラくん」
「久しぶり。大阪には帰ってこおへんの?」
アキラはイツキを連れ戻しにきたという。
「ここで一緒に住んでるのは親戚の人なの?」
「まあ、そんな感じ」
「お父さん亡くなったこととかテレビとか週刊誌で見たけど、イツキは関係ないやん。戻ってこいよ」
「帰れないよ」
「卒業したら、部屋借りて俺と一緒に住もうや」
「私…卒業したら結婚するねん」
突然のイツキの報告に、アキラは驚く。
「言いづらいけど、今一緒に住んでる人。親戚の人じゃないねん。お父さんの知り合いの人で…」
「そいついくつやねん」
「50歳くらいやな」
イツキのその言葉を聞いて、アキラはブチギレる。
「バカにすんなよ! そんな嘘ついてまで俺を遠ざけたいんか!」
「嘘じゃない。ほんまのことやし」
「そっちの方がムカつくわ」
アキラは強引にイツキを襲う。無理やり服を脱がすと、正常位で肉棒を挿入した。
そして、何度も激しく腰を振り、肉棒を打ち付ける。最後はイツキを押し潰すような寝バックで、お尻に精子を放出した。
イツキの頬に涙が流れる。
「帰って…もう帰って…私の前に現れないで」
夜になってマコトが帰宅すると、部屋の中は真っ暗だった。寝室の襖を開けると、イツキが父の写真の前で手を合わせていた。
「お帰りなさい。食欲ないんで、ご飯ひとりで」
「何かあったのか…?」
「何もなくてこれだったらどうします?」
イツキは座ったマコトの背中に、自分の体を寄せる。
「今日、前の学校の友達が訪ねてきました。友達じゃないか…付き合ってた人ですね」
ムラムラしたからエッチしちゃった、と嘘をつくイツキ。マコトさんが手を出してくれないからですよ、と笑う。
「マコトさん…やっぱり私みたいな人って幸せになっちゃいけないんですかね?」
あの父親の子供だって世間は許してくれないんですかね、とイツキは悲しげにマコトにたずねる。
「君は君だ。お父さんは関係ない。君は幸せになれる」
「じゃあ、そこまで言うんだったら、マコトさんが幸せにしてくれたっていいんじゃないですか?」
イツキの問いに、マコトは黙る。卒業してからですもんね、とイツキが笑うと、マコトはこう言った。
「いや、結婚しよう。卒業する前に結婚しよう」
驚いたイツキは、マコトを抱きしめる。
「今日は抱いてくれますよね?」
イツキはマコトに軽く接吻をした。そして、ズボンを降ろし、念願の大きくなった肉棒をねっとりと堪能する。
そして再びふたりは接吻を交わす。愛し合うように。
「マコトさんください」
「入れるよ」
マコトの肉棒がゆっくりとイツキの中に入っていく。イツキは「嬉しい」とマコトを抱きしめた。
「マコトさん、今度は私が上です」
イツキは全裸になり、マコトの上に乗る。スレンダーな体、可愛く膨らんだ乳房があらわになった。そして騎乗位で腰を振りながら、乳首を舐め、接吻をし、マコトを愛する。
「イきそうだ」
「出してくだい。いいの、中に出して」
最後は正常位になって、中でマコトの精子を受け止めたのだった。
そして時が経ち、寝ているマコトの肉棒を、パンツの上から舐めるイツキ。
「あ、起こしちゃいましたか?」
イツキはパンツを脱がし、ねっとりと肉棒をしゃぶる。その肉棒を持った左手の薬指には、指輪が輝いていた。
まだあどけなさが残る女と中年男という、真逆なふたりが繰り広げるセックスを描いた今作。「幼女とオヤジのセックス」とだけ聞くと、キケンな雰囲気を漂わせているが、それが「夫婦のセックス」となった瞬間、ある種の美しさを感じた。愛し合う男女に年の差など関係ない、愛し合うセックスはいつだって美しい。そんなことを感じさせられる作品であった。
■FAプロ『幼妻2 中年男のあこがれ』