「ナニ止まってんの。ワタシってちゃんと言わんと」
答えはいつもひとつ!? これじゃ、愛の搾取だよ!!!!
改めて正面で対峙。こちらの股間を弄ってくる手を思わず払ってしまったのだが、
「なんで? さっき、薬を飲んだから絶対勃起してんねんな。だから」
って“だから”じゃないよ!! さらに隠そうとしたのだが、
「のけて。手」
だから真顔は反則だって…。なすがまま、希望ちゃんに下半身をすっぽんぽんにされると、手コキからのフェラチオがスタート。こんなに狂気を感じているのに、快感がそれを上回ってしまい、彼女の口の中に射精。これも悲しい男性のサガ、か…。
「先輩の精子。めっちゃ美味しい」
こちらの体液を飲み込んだことで、ついにリミッターが振り切れてしまった。
「先輩は子ども欲しくなったりしないですか? ワタシはほしいなぁって思ってま~す」
というなり、拒否する間もなくこちらのイチモツを股間に押し当てて対面座位で合体。
「ああ。気持ちいい。奥まで入る…。先輩。先輩。激しくしてもっと」
快感を貪る希望ちゃん。だけども、こちらは取り返しのつかないことにならないかと気が気じゃない。
「どしたん? 先輩でそうなん? どうする子どもができたらぁ。名前はぁ、アケミ?」
もう発想が狂気すぎるよ! 冗談とばかりに笑って、行為を再開したけど、半分以上マジだったよね!? エロいのに、怖い。ゾクゾクが止まらないよぉ。
結局、あちらの思い通り、中で出してしまった。既成事実ができたとばかりに喜んでいた希望ちゃんは、
「なぁ。もっとできるやろ。できるやろ? ちょっと寝転がってみ」
こちらを押し倒すと、またがって騎乗位を開始。バッチンバッチンと音を立てて大きく動いたかと思えば、腰を細かくグラインドさせてじっくりと刺激を与えてくる。この波状攻撃はヤバい。
そして最後は向き合いながら、彼女の杭打ちピストンでフィニッシュ。既成事実2。これは年貢の納め時か…。
「気持ち良かった。次は先輩が動いてください」
身体を起こされ、正常位でプレイするよう促される。もう逃れるのは難しいだろう。ここまできたらもう楽しんだもの勝ちだ。ガッツンガッツンとこれまでのお返しとばかりに激しく突きまくる。
「あぁそれヤバい。もっと激しく」
求められるままに動く。それ以外考えるのはヤメだ。
「イク、イク、イク」
お望みとおりとばかりに、再度中でフィニッシュ。
「いっぱい出てる。何回出してもいっぱいでんねんな。ほんまにあたしのこと好きやねんな」
観念したボクはおとなしく彼女とキス。
「ずっと一緒におろうな」
女性から性的に求められるのは男性冥利に尽きるのだけれども、度が過ぎるとやはり恐怖を感じる。これまでエロさと恐怖心のふたつは両立しないと思っていたのだが、鑑賞中に感じる独特の快楽はクセになりそうだ。
先輩に対する独占欲やアケミへの嫉妬心で満ち溢れたヤンデレ肉食女子を見事演じた希望ちゃんの新人女優とは思えないポテンシャルも素晴らしかった…。鑑賞後に自分の知られざる一面が開花しちゃうかもしれない、そんな名作と言えるだろう。