そして数日後。
「あの…川田さんですか?」
待ち合わせ場所に現れたのは、予想してたより色っぽい雰囲気のある熟女さんでした。
芸能人でいうと…そうですね、四十路のころの風吹ジュンに近い感じとでも言いましょうか。あ、若い読者の方は知らないかもしれませんね。気になる方はご自身でググっていただくとして。
で、とりあえずラブホに入っちゃいましょうかとチェックイン。
「瞳さん、初めまして、今日はよろしくお願いします」
「こちらこそ、ちょっと緊張してるんで、お手柔らかにお願いします(笑)」
「了解です。とはいえ、今日は最後までの撮影ってことでお手柔らかでは済まないかも…あ、最後までっていうのはその…」
「あ、紹介してくれたライターさんから聞いてるから大丈夫です。川田さんのアレを私のアレにアレするってことですよね(笑)」
なんて感じで挨拶を済ませまして…。
撮影の前にまずは例の話をと、インタビューをさせていただくことにしたんですね。
「分かりました、セックスボランティアの件ですよね」
そう言って彼女が語り始めた話は、実に興味深いものだったのです。
彼女がセックスボランティアをしていたのは10年前、30代前半のころのことだそうで。
「ボランティアなんていうと志を持ってのことと思われるでしょうが、私の場合は完全に趣味だったんですよね(笑)」
まだ結婚前で、とにかくセックスが大好きだったという瞳さん。
その当時、彼女のスケベ心の大部分を占めていたのが、童貞男子への尽きない興味だったそう。
で、なんとかして童貞クンとセックスできないものかと考えていたとき、ネットで偶然に見つけたのが、ひきこもり男子のひたすらネガティブなブログ。
(ひきこもりの若い男の子なら、童貞の可能性が高いわよね)
そう思った彼女は、ダメ元でブログの主にメッセージを送ったそうです。
<女の体に興味はありませんか? セックスを覚えたら人生楽しくなるかもしれませんよ>
そして、5年も家に引きこもっていたひきこもり男子が、彼女に会うために家を出たっていうんだから驚くじゃありませんか。
「彼の方がもっと驚いたと思いますけどね、知らない女からいきなり変なメッセージが送られてきて。でも、勇気を出して外に出てきたんだと思いますよ。最初はすごく挙動不審でしたから」
しかし、全裸で抱き合い、彼女のリードでキス、フェラ、そして挿入へと進むうち、次第に彼の目に生気が宿ってくるのを感じたという瞳さん。
そして、彼女の中で果てた後、ぐったりしながらも、ひきこもりの童貞クンは少しだけ笑顔になり、
「ホントのセックスって、気持ちいいんですね」
と言ったそうです。
「彼とは、その後も何回か会ってエッチしたんですけどね…」
彼は瞳さんに、
「自分が外出するようになって、家族は”奇跡が起きた”なんて言って喜んでます」
と報告してくれたのだとか。
まあ、彼のご家族も、まさか息子がセックスというエサに食いついたとは、考えもしなかったでしょうけどね(笑)。
そして、このことを機に、引きこもりの子どもに悩む母親のブログなどにもメッセージを書き込むようになったという瞳さん。
趣味のつもりで童貞狩りを続けた結果、2年間で8人のひきこもり男子をセックスで社会復帰させたんだそうです。