2017年2月に募集をはじめ、今や当メンズサイゾー屈指の人気コーナーに成長した【エロ体験談】。読者の皆様や投稿者様のおかげで、今年の2月で連載スタートから3年が経ちました。この3年間で投稿されたエロ体験談は、なんと1000本を超えました!
今回の賞金レースの対象は、2020年9月14日~9月23日配信のエロ体験談になります。結果発表は27日。今回は果たして、どんなエロ体験が生まれたのでしょうか。それでは、本日の体験談をどうぞ!
『大学時代のエロ悲しい思い出』
投稿者:ケンジ(25歳/男性)
これは大学2年生の時の、サークルの夏合宿の話だ。
当時の新入生に、やたら僕のことを好きでいてくれる子がいた。仮に名前をサヤとしよう。背は低かったが顔立ちは大人っぽく、妙にセクシーさを感じさせる女の子だった。
僕の通っていたサークルはいわゆる飲みサー。チームに別れてスポーツ対決などもするが、合宿のメインは夜の飲み会だ。初日から僕も仲間たちも浴びるように酒を飲んだ。
おそらく2日目の夜だっただろうか。飲み会の中盤で、僕はサヤに声をかけられた。
「ケンジ先輩、一緒に飲みませんか?」
サヤはあまり酒が強くなかったので、僕にそう声をかけてきた時にはすでに顔が真っ赤だった。サヤは酔うと笑い上戸になる。ニコニコしながら後輩の女の子に誘われるのは嬉しいものだ。僕らはゆっくり二人で話せるようにと、それぞれに酒を持って宴会場を離れた。
宿は僕らのサークルで貸し切りだった。なので、男子部屋の前の廊下に座ってサヤと乾杯する。
すると、サヤは唐突に、
「私、彼氏と別れそうなんです」
と言った。
サヤには高校時代から付き合っている彼氏がいた。聞くと、彼氏は束縛が強くて、今回の合宿に行くのにも強く反対されたという。
「ということは、反対を押し切って来たの?」
「そうですね」
「彼氏は大丈夫?」
「大丈夫…じゃないかもしれないです」
体育座りをしていたサヤは、一度おでこを両膝に当てた。そしてその俯いた状態のままこちらを振り向き、こう言った。
「でも私は合宿に行きたかったんで、来ました」
薄暗い廊下の中で顔を真っ赤にしたサヤの顔はものすごく艶っぽく見えた。
「ケンジ先輩に会いたかったので」
その言葉に我慢できなかった僕はサヤにキスをした。そのキスはほんの一瞬唇が触れる程度だったが、ものすごくドキドキした。
「えっ」
サヤは驚きながらも、嬉しそうに表情を崩す。そこから僕らは唇が一瞬触れる程度のキスを4、5回交わした。
実は当時、僕にも彼女がいた。これはもう酔った勢いだった。
「部屋入ろうか」
僕は勢いのまま立ち上がり、サヤの手を引いて、鍵の空いていた男子部屋に入った。暗闇の中、デイーブキスを交わし、サヤの胸をまさぐった。