「乳首AV」というライトでフェチなジャンルを確立し、今や押しも押されもせぬAV界のトップランカーであるAV監督・さもあり。現在、全国展開の大手風俗グループ『スターグループ』のプロデュースを手掛けるなど、AV界を飛び越えて活躍する。
そこで話題の監督に直撃インタビューを敢行。AVに対する想いのほか、プロデュースする風俗や将来の展望などについて語ってもらった。新時代を見据える孤高のAV監督は、天才か求道者か、はたまたドMの変態か――。
■さもあり
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――さもあり監督はAVメーカー・ワープエンタテインメント(以下、ワープ)の出身ですよね?
さもあり監督(以下、さもあり):そうです。ワープにいました。
――ワープは多くの個性派監督を輩出している名門メーカーですよね。
さもあり:確かに個性的なメーカーですね。ただ、ワープだからすごいのではなくて、社長が監督個人にブランディングを任せてくれるので、それぞれの個性が伸びるんだと思います。しかも、「売れたら外に出てください」っていう感じなので、独立志向の監督が目立つんじゃないですか。とにかく社長の度量がすごいってことだと思いますね。
――ワープには、いつごろ入社されたんですか。
さもあり:僕はいま34歳なんですけど、28歳か29歳の時にワープに入りました。
――それ以前は何をやられていたんですか?
さもあり:フランスに住んでスチールカメラマンをやっていました。
――ファッション系ですか?
さもあり:はい。それから、日本に帰ってきてカメラマンの仕事をしつつ、ハプニングバーとかでも働いていました。
――ハプバー!?
さもあり:もともと変な風俗が好きで(笑)。日本のエロ産業って面白いですからね。それで、写真とか動画も好きだったので、「やりたいこととか好きなことを全部叶えられる仕事は何だろうか…」と考えた結果、AV監督になったんです。
――ワープを選んだ理由は?
さもあり:『脅迫スイートルーム』っていう人気シリーズがあって、それがとても好きだったんですよね。『脅迫スイートルーム』って女性を凌辱する系の作品なんですけど、僕は基本的にMなんですよ。それでも好きだったのは、Sに憧れていたからかなぁ。Mの男って、Sなヤツに憧れるじゃないですか(笑)。それです(笑)。
――ワープ時代には監督として何本くらい撮りましたか?
さもあり:3年で100本くらいです。
――その中で「さもあり監督といえばコレだ」という作品は?
さもあり:僕は男の乳首モノがいちばん強いかもしれないです。あと、僕がM男なので痴女作品やお宅訪問系の作品もおすすめです。
――監督のM性はどこで開発されたんですか?
さもあり:開発されたかどうかは分からないですけど、ハプニングバーで働いていたのがきっかけですかね。
――というと?
さもあり:ハプニングバーでは、ハプニングが大事なので、それを起こすようにスタッフが仕掛けることもあるんですよ。そのとき僕は、お客さんのエンジンをかける意味で「ちょっと乳首を触ってもらえませんか?」って女性客に頼んでいたんです。いきなり、「フェラしてください」って言ってもムリですけど、「乳首触ってください」なら、たいていの人は笑いながら触ってくれましたね(笑)。
――なんか楽しそうですね(笑)。
さもあり:そうそう(笑)。まあ、楽しい仕事でしたよ。で、あるとき、ひとりの女性客に「乳首触ってください」って頼んだら、その人がSMの女王様で…「そんなに触ってほしいんだったら穴を開けてあげる」って急に言われて、安全ピンを乳首に刺されたんです。それから乳首の感度がめっちゃ上がったんですよ。
――そこから監督の乳首道が始まったわけですか(笑)。
おいおい!メロン切れないじゃねぇーか、ちくびんばおりはやばいよやばいよー! pic.twitter.com/cZjhSiQBCb
— AV監督さもあり (@daikikato072sa) September 2, 2020