昨年4月発売号で長い歴史に幕を閉じた風俗情報誌『俺の旅』の編集長で、読者から「イコマ師匠」の愛称で親しまれた生駒明氏。雑誌はいったん立ち止まったが、日本屈指の風俗通である氏は今もどこかのフーゾク街をぶらりと歩く。師匠の旅はまだまだ終わらない!
【俺のフーゾク放浪記 第66弾・埼玉編】
春日部の隠れソープへ!
まだまだ暑い日が続きますね。汗が出て止まりません。早くシャワーを浴びて、スッキリ爽快といきたいものです。さぁ、フーゾクへ行きましょう。今回は、埼玉・春日部のソープの魅力をご紹介します。
埼玉の春日部は人口23万人の郊外の静かな街で、特に目立った観光名所はないが、どことなくのんびりしていて住みやすそうな街だ。なんとこの穏やかな街にソープが1軒あるという。店名は『アネックス』。東武春日部駅から徒歩10分程の所にあり、店の前には大きな駐車場があるのだ。
さっそくお店の外観をチェックし、カメラに収める。ひらがなで「ゆ」とピンク色で大きく書かれた看板が面白い。外観はシックな造りで、知らなければソープとは分からないだろう。料金は午前中は50分総額1万7500円。現在はイベント割引で1万6000円となる。
一旦その場を離れ、近くの喫茶『羅布乃瑠(ろぶのおる)』に入り、名物のとんかつ定食を食べて体力を付け、英気を養う。さあ、ソープ取材だ。郊外の穴場店は一体どんなお店なのだろう。喫茶店を出ると、期待を胸に足早にソープへと向かった。
午前11時半過ぎ、ソープ『アネックス』に入店する。受付で50分コースを選び、フリーでお願いし、料金を払ってから待合室へ。広く清潔な待合室で20分程待つとご案内の声が掛かった。「36番札のお客様、ご案内となります」。白いYシャツと黒いズボンのボーイに案内されて、カーテンを開ける。廊下で待っていたのは、セミロングの黒い髪が艶かしい高島礼子似の美熟女だった。
「Sです。こちらのお部屋です」
美人である。30代の半ばくらいだろうか。全身から品のよさが漂っている。丈の長い横縞模様のワンピースもよく似合っている。
「子ども2人います。保育園と小学校1年生。唐揚げが好きなんです(笑顔)」
入店1年、東京の葛西から1時間かけて週3回通っているという。
「旦那にはもちろん内緒。栄養士の資格が欲しくてお金貯めているんです。パートじゃつまらないから」
一軒家に暮らす、ごく普通の綺麗な奥様である。求人サイトでお店を見つけたとか。
お互い服を脱ぐと、ピンクのスケベ椅子に座り、身体を洗ってから、白い湯船の中へ。談笑しながら混浴していると、「ここに座ってください」とお風呂の角に座るように促され、そうする。温かいローションをたっぷりつけた綺麗な手でイチモツと両乳首を愛撫され、タジタジに。
「気持ちいいですか?」
「はい、気持ちいいです」
「良かった。気持ちいいでしょう(笑)」
凄いテクニックである。両手を巧みに動かして亀頭から玉袋まで入念にこねてくれる。
「ベッド行きましょう」
仰向けに横になると、優しく全身をリップしてくれて、たまらず大勃起してしまう。69で重なり、互いの性器を愛撫し合ってから、「上に来て」と囁かれ、正常位で挿入し突きまくる。気持ちいいったらない。女優の高島礼子とやってるみたいだ。「バックでイキたい」とお願いし、体位を変えて後ろから激突き。もうたまらん。そう思った瞬間、ドクドクと大放出してしまった。ふぅ、スッキリした(満足)。
「週末は混みますね。地元の人がほとんどです。若い方も来ますよ。こういう所に一度来てみたかったって」
「ずっとOLしてた。自分とは縁のない世界と思っていたけど、働いてみて考えが変わりました。大変だし、お客さんも普通だし。犯罪防止に役立っていると思う。でも地元じゃできないです」
美しい人妻とプレイ後にのんびりと会話を楽しんでから、店を出る。駅前まで戻ると、老舗の居酒屋『ヤマヤ』で名物のB級グルメ「春日部やきそば」(しそふりかけをかけたあんかけ焼きそば)を頂く。しその風味が楽しい。春日部の隠れソープは首都圏の穴場中の穴場。気品ある美人妻が働く、知る人ぞ知る桃源郷であった。
(取材・文=生駒明)
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