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筆者の初恋は幼稚園生の時。クラスを受け持っているK先生に恋心を寄せ、なにかにつけて彼女のスカートの中に頭を突っ込んでいたものだ。
同年代の女性を好きになったのは小学校4年生の時だった。
北海道から転校してきたT子ちゃん。色白で目が大きく、物怖じしない活発な女の子だ。
大学2年生の時に思い切って告白したものの、あっさりと振られて諦めることとなった。つまり、10年近くずっと片思いをしていたことになる。
我ながらなんて純情だったのだろうか。フられた直後は、「俺はもう一生恋愛なんかしないぜ」と決意したほどだ。
そして、長年の童貞をこじらせてしまった結果、現在の筆者の礎が出来上がってしまったのである。
今年52歳になってしまうが、今でも時々考えてしまう。もし、あの時T子ちゃんと結ばれていたらどうなっていたのか?
きっと自分勝手なセックスをしてしまい、彼女に嫌われていたことだろう。
T子ちゃん以降、数多くの失恋を経験したからこそ女性を思いやる事が大切だと気付けたのだ。
そう考えると、結果オーライである。なんだかんだ言っても、今の自分が大好きなのだから…。
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今から新宿で会える人!
あまりゆっくりできませんが今からどうでしょう?
控えめな見た目だとよく言われますが、エッチは好きなほうです。
どうせならふたり揃って気持ち良くなりたいな。
書込み日時:08/0* 19:55
受付メール数 :0/15
♀ナツミ
20代後半
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この書き込みは筆者愛用の出会える系サイト【ワクワクメール】で発見したものだ。“ふたり揃って気持ち良くなりたい”の文章に惹かれてアタック開始。
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初めまして、ナツミさん。
都内の会社員、ショーイチ・39歳です。
さきほど、ナツミさんの書き込みを見ました。
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、是非ナツミさんと楽しい時間を過ごしたいです。
ずっとヒマしているので、10分後の待ち合わせでも数時間後の待ち合わせでもOKです。
あ!
お返事をもらえたら私の写メを送りますね。
それを見てもらってからで構わないので、検討してもらえたら嬉しいです。
では。
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こんなファーストメールを送ったところ、ものの数分で返信が届いた。
そこからトントン拍子に話がまとまり、待ち合わせすることになったのである。
このタイミングで、彼女がサイトで顔写真を公開していたことに気づいた。
数十円分のポイントを消費して、その画像を確認することに。
ウホっ! なかなか可愛いじゃないか!!
女優の黒木華を幼くしたような雰囲気で若々しい感じだ。とても20代後半には見えなかった。
思わぬ拾いものをした気分でテンションが急上昇。今にもスキップしそうな勢いで待ち合わせ場所に向かう。
新宿アルタ前で待っていると、ほぼ時間通りにナツミちゃんらしき女性がやって来た。
ムムっ!?
一目見て違和感に襲われる。サイトで公開していた写真と何かが違う!
髪型はムーミンの“ミイ”みたいなお団子ヘア。サイトの写真でも同じ髪型だったのだが、輪郭があまりにも違うことに気づいた。
顔がムニョーンと縦に引き伸ばされている感じで、髪型と相まって“茄子”のように見えてしまった。
ああ、アプリ詐欺だな、コレ。
以前は出会える系サイトにプリクラ加工された写真を掲載する女性が多かった。しかし、最近はアプリで加工した写真を掲載するのが当たり前になっている。
プリクラ加工と違って、アプリの加工は実に自然な感じで出来上がる。それゆえ、加工されたものか否かを見極めるのはとても難しい。
素の状態のナツミちゃんの顔も嫌いではなかった。だが、サイトで公開されていた顔写真のほうがもっと好きだったのでガッカリしてしまう。
ここでナツミちゃんと目が合ってしまった。こうなったら後には引けない。
優しそうな笑顔を取り繕いながら近づき、声をかける。
「こんばんは。ナツミちゃんだよね?」
「あ、はい」
「さっき約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」
「は、はい。こちらこそよろしくお願いします」
「じゃ、早速だけど向かおうか?」
必要最低限の挨拶だけを交わし、すぐにホテル街へ向かって歩き出す。
やはりどうしてもテンションが上がらない。あまりにも写真との落差が激しかったので、愚息もずっと縮こまったままだった。
歩きながら世間話するものの、あまり盛り上がらない。
こういう時は道化を演じてでも場を盛り上げるのがトコショー流だ。しかし、騙された感を拭いきれないのでその気力もなかった。
安めのラブホテルに入り、狭いエレベーターで部屋に向かう。
な、なぬっ! こ、この匂いは!?
エレベーターが狭かったためか、彼女の体臭が感じられた。
甘ったるい乳酸菌飲料を少しだけ発酵させたような匂いとでもいえばいいのだろうか?
その匂いを嗅いだ途端、10年間ずっと片思いしていたT子ちゃんを思い出してしまった。
T子ちゃんは独特な体臭を持っていた。性格が良くて誰とでも仲良くなるコだったので、表立ってその事でからかわれることはなかった。
だが、中学の頃になると男子の間でその「匂い」のキツさが話題になったりもしていた。筆者が彼女を思い出す際は、その独特な体臭もセットになっていたのだ。
本来なら眉をしかめてしまうようなその匂いが、大好きだったのである。
最後にT子ちゃんと会ったのは今から30年以上も前のこと。それ以来、この匂いを嗅いだことは一度もなかった。そのT子ちゃんと似たような匂いを発していたのがナツミちゃんなのだ。
部屋に入ったところで思い切って聞いてみた。
「凄くいい匂いがしてるんだけど、何か香水とかつけてるの?」
「い、いいえ。今日はほとんどつけてないです」
「それじゃあボディソープとかリンスの香りかな? さっきからナツミちゃんの匂いにうっとりしてたんだ」
「そ、そうなんですか?」
「うん。ナツミちゃんは体臭を褒められたことないかな?」
「な、ないです、ないです!」
「誤解しないでね。いい意味で言うんだけど、俺ナツミちゃんのような体臭が大好きなんだ」
「か、変わってますね」
「正直に言うと、俺の初恋の人と同じ匂いがしてるんだ。小学校の時から10年間くらいずっと好きだった女性と似た匂いだよ」
「た、体臭ですかぁ。今まで指摘されたことはないです」
たしかにT子ちゃんよりははるかに弱い体臭だ。T子ちゃんが100だとすると、目の前のナツミちゃんは30くらいなものだろう。
それでも懐かしくて大好きな匂いだった。最初は縮こまっていたチンコがギンギンになっている。
「ひとつだけお願い聞いてくれるかな?」
「え?」
「他には何ひとつわがまま言わないから、シャワーを浴びる時にボディソープを使わないでくれる?」
「ど、どういうことですか?」
「ナツミちゃんのその体臭に包まれてエッチしたいんだ。もちろん俺はしっかり洗うけど、ナツミちゃんは軽く汗を流す程度にしてくれるかな?」
「ええっ、しっかり洗いたいですよぉ」
「本当にお願い! 土下座でもなんでもするからさ、ね?」
「わ、分かりました。でもアソコだけはちゃんと洗いたいです」
「そ、そうだね。じゃあ、アソコだけはボディソープを使って、残りはシャワーだけでお願い」
「は、はい」
こちらのお願いを承諾してくれたナツミちゃん。変な癖を持っていると誤解されそうだったが、筆者はどうしても譲ることができなかったのだ。
別々にシャワーを浴び終え、筆者のほうから室内を暗くする。
キスしながら深呼吸。少しだけ薄まってしまったが、独特の体臭がわずかに残っている。
キスとオッパイ愛撫をしながら体臭の元を探ることに。
てっきり脇の下から発せられていると思ったが、そうではなかった。
アチコチをそっと嗅いでみたが、発生源は不明のまま。あえて言うなら、首の辺りの匂いが強かった程度だ。
初恋の女性を愛撫するつもりで、愛情を思いっきりこめまくる。そのおかげか、ナツミちゃんのアヘ声が徐々に大きくなってくる。
室内を暗くしていたおかげもあり、本当にT子ちゃんとエッチしているような気分になってしまう。
なにしろ10年間も思いを寄せていた相手だ。天にも昇る気分で愛撫を続ける。
そしてクンニタイムの到来。
ボディソープのせいだろうか。あの独特な体臭はほとんどゼロでマンコは無味無臭状態だった。
ちょっとがっかりしながらクリトリスや陰唇を舐めまくる。
「あぁ、そ、それ、気持ちいいです」
クンニの最中に感想を伝えてくるナツミちゃん。
そのナツミちゃんの声のせいで、現実に引き戻されテンションが下がってしまった。
だが目を固く瞑り、舌先に神経を集中する。
ヌレヌレのマンコに顔面を押し付けながら、再びT子ちゃんの事を考える。
いつもは30分近くクンニする筆者だが、どうにも我慢できなくなってしまった。
わずか10分ほど舐めたところで、ギブアップ。
「も、もう我慢できないよ。ゴムを着けて挿入するね」
素早くコンドームを装着して、正常位で挿入。すぐにディープキスを仕掛け、舌を絡めながらピストンを開始した。
キュルルルルル!
精巣がフル回転して、10秒もしないうちに射精してしまいそうになった。
ここで出すわけにはいかない。ピストンを止め、体位を変えることに。
「ね、ナツミちゃん。バックでしたいから四つん這いになってくれる?」
「は、はい」
バックで挿入スタート。前傾姿勢となり、亀頭をGスポットに直撃させるピストンを仕掛けてみた。
ガクガクと腰と足を震わせるナツミちゃん。
「この体勢は苦しいのかな?」
「な、なんだか足に力が入らないです」
「だったら、そのままゆっくりうつ伏せになってごらん」
「はい」
バックの体勢から、チンコを挿入したままうつ伏せバックに移行する。
今度は彼女のうなじに顔を埋める。
ムワっ!
うなじのの匂いは強いままだった。シャワーを浴びた際、うなじは洗い残していたのかもしれない。
あぁぁ、T子ちゃん。大好きだったよぉぉぉぉぉ!!
初恋の人の顔がありありと脳裏に映し出された。
今まで数千人以上の女性とエッチしてきた筆者だが、あのT子ちゃんの体臭に近い女性は今回が初めてかもしれない。
どうしてもまたこのナツミちゃんに会ってエッチしたい!
そのためにはもっと満足してもらわねばなるまい。歯を食いしばりながら射精感を封じ込める。
ここでもGスポットをえぐるようなピストンを続ける。
「あ、あぁ、そ、そこ! き、気持ちいいですぅぅぅ!」
T子ちゃんとは似ても似つかない声のナツミちゃん。
その声のおかげで、射精感が少しだけ遠のいてくれた。
さらに、漫画“ジョジョの奇妙な冒険”第6部に登場するエンリコ・プッチ神父を真似して素数を数えることにした。
2…3…5…7…11…13…17…19…
その次は、21? いや、3で割れるから違う。そうだ! 23だ!!
腰を振りながら、素数のことだけを考え続ける。
そして79を数えたところで、ナツミちゃんが声をさらに荒げてきた。
「い、イッちゃう、イッちゃうぅぅぅぅぅ!!」
その絶叫とともに、マンコ内部の肉がミシミシと愚息を締め付けてきた。
ここでピストンを止める。
下手に腰を振り続けていたら、その締まりのせいでチンコが弾き出されてしまうと思ったのだ。
ピストンを止めた代わりに、血流を操作してチンコをピクピクピクと痙攣させる。
「イ、イクぅぅぅぅぅ!」
そのチンピクがトドメになったようだ。
彼女に遅れること数秒で、筆者も思いの丈をブチ撒ける。
ふぅ。
ナツミちゃんのうなじに鼻を密着させ、深呼吸を繰り返す。
この体臭を嗅げるのは、この時が人生最後かもしれない。思い残すことのないよう、胸いっぱいに吸い込み続けるのだった。
10分近く余韻を味わってから身体を離す。
ティッシュで彼女のマンコを軽く拭いた後、コンドームを外して処理を行う。
「ありがとう、ナツミちゃん。もの凄く気持ち良かったよ」
「わ、私もです。この体勢でしたのは初めてでしたけど、とっても良かったです」
「喜んでもらえて光栄だよ。今日は俺に会ってくれて本当にありがとう」
その後、帰り支度をしながらLINEの交換にも成功。
再会を約束した後、駅の改札口まで彼女を送っていく。
こうして無事にデート終了。まだ二回目のデートは実現していないが、今から待ち遠しくてたまらない。
ナツミちゃんのためなら、否、あの体臭のためなら、他のセフレとの約束をドタキャンしてでも会いにいくつもりなのだ。
ちなみに、この30年間で筆者の小学校の同窓会が3回ほど行われている。その全てに参加しているが、T子ちゃんが参加したことはただの一度もない。
幹事の話によると、どうやらT子ちゃんは引っ越してしまったようで誰も連絡先を知らないとのことだった。
仲の良い友達がたくさんいたT子ちゃん。しかし誰も新しい住所を知らないというのはどういうことなのか? 家庭の事情かもしれないが、再会することはもう無理なのかもしれない。
今の筆者にできることは、T子ちゃんの幸せを祈ることだけだ。
(文=所沢ショーイチ)