昨年4月発売号で長い歴史に幕を閉じた風俗情報誌『俺の旅』の編集長で、読者から「イコマ師匠」の愛称で親しまれた生駒明氏。雑誌はいったん立ち止まったが、日本屈指の風俗通である氏は今もどこかのフーゾク街をぶらりと歩く。師匠の旅はまだまだ終わらない!
【俺のフーゾク放浪記 第65弾・埼玉編】
草加のご当地ソープへ!
夏ももうすぐ終わりです。夏の最後にはフーゾクに行くのがいいでしょう。今回は、埼玉・草加のソープの魅力をご紹介します。
朝9時50分、草加駅の東口を出て、まずはフーゾク店をチェックする。駅の周辺にピンサロ密集地帯が1カ所あるほか、ソープが1店、東口からすぐの場所にて営業している。
とりあえず各お店の外観を撮影して回ってから、名物の「草加せんべい」を食べてみる。普通のせんべいである。
駅周辺を散策してから、東口の喫茶『リーフ』に入り、白玉あずきワッフルを頂いて一休み。甘いあずきと冷たいバニラがミックスして美味しい。店員さんと草加がたぬきの街という事について雑談し、煙草で一服してから店を出る。草加は日光街道の宿場街として栄えた歴史があり、たぬきがよく出たことから、たぬきが街のシンボルとなっているのだ。ひとつ勉強したと思いつつ、気合いを入れてソープへと足を進めた。
お目当ての店はソープ『タレントクラブ』。草加で唯一のソープである。古びた外観からは老舗の雰囲気が溢れている。白い壁に赤い文字の看板、典型的な地方の一軒ソープだ。料金は朝9時~12時の間は60分総額1万4000円。それ以降は夕方5時まで1万8000円、夜は2万1000円となる。午前中がお得なのだ。
11時前に入店し、料金を払い2階の待合室へ。店員さんのオススメのMちゃんを選び、30分程待つとご案内に。「3番札のお客様、どうぞ。1階で女のコがお待ちしております」。赤い階段を下り、カーテンを開けると、廊下の入り口に薄いピンクのワンピースに身を包んだ茶髪娘がにっこり笑顔で待っていた。
「前はピンサロにいたの。でも潰れちゃって。こっちに移ってきた。まだ2カ月」
こんがり焼けた肌にセミロングの茶髪。細面の顔立ちは竹内結子や中山美穂に似た感じだ。ワンピースを脱ぐと、赤い花柄の下着が現れ、場が一躍華やかに。プレイルームは物凄く狭く、二畳程の空間にベッドと洗い場とお風呂が所狭しと寄り集まっている。
「マットはないの。この部屋は特に狭い。昭和な感じでしょ(笑)」
ベッドの上の赤い照明に家庭用の湯船とノスタルジックなムード満点で、なんだか凄く落ち着くのだ。「身体、洗おっか」と誘われ金色のスケベ椅子に座り、ローション入りの泡で身体中を洗い流してもらう。ザップンと湯に浸かり、向かい合って混浴すると、そのまま湯の中で仁王立ちフェラへ。温かい湯と舌技の快感がミックスし、天にも昇る快楽に襲われる。
湯に浸かりながら、両乳首からイチモツまでたっぷりと愛撫され、もうビンビンに。
「すっごい。カチカチになってるぅ~」
ベッドに移ると仰向けで全身を丁寧にリップされた後、攻守交代し、クンニでしっかりと濡らして指入れを楽しむ。凄い膣圧だ。
「今日ピル飲んでないから、ゴム着けるね」
もう入れたくてたまらない。正常位で合体すると、全身に稲妻が走る。腰を振る度にとてつもない快感が起こり、体位を変える間もなくフィニッシュしてしまった。ふぅ~、気持ちよかった。
「たくさん出たね。久しぶり?」
「お客さん、地元の人がほとんど。朝が一番混むかな。お爺ちゃんもいるよ。時間あるから。フェラでイカせてあげるの(笑)」
「趣味? 飲みに行くこと。浅草とかよく行く。昼間からやってる居酒屋あるから」
といった世間話を交わし、店を出る。
駅東口の『インどり屋 草加駅東口店』で草加のB級グルメ「そうからあげ」(唐揚げの衣に草加せんべいの粉が入ったもの)を食べて名物の味を満喫。
サクサクの衣と揚げたてのモモ肉がウマイ。草加の隠れソープはスパイスの効いた唐揚げのよう。もうひとつ例えるなら、やめられないとまらない「かっぱえびせん」、いや「草加せんべい」のよう。昭和レトロな臭いが充満する、地元の男性達に必要不可欠な、のんびりとした憩いの場であった。
(取材・文=生駒明)
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