【本記事にはアフィリエイト広告が含まれます】
昨今の新型コロナウイルスの影響で、新しい生活様式が提言されている。
人混みが死ぬほど嫌いで、知り合いが少ないから飲みの席に呼ばれる機会もほぼ皆無、手洗いとうがいは日に何度も実行している筆者からしてみれば、あまり変わりはない。
この連載を始めた10年前からずっと同じような生活を繰り返しているだけに過ぎない。
しかし、出会える系サイト遊びに関しては、困った問題が発生している。
それは、マスクの着用だ。
待ち合わせ場所で対面した際、筆者は言われるまでもなくマスクを一瞬だけズラして相手に顔を晒すようにしている。これはホテルに入ってからガッカリされないためのものだ。
だが、同じように待ち合わせ場所で顔を晒してくれる女性はまだまだ少ない。ホテルに入るまでずっとマスクを着用しっぱなしなのである。
もちろん彼女たちに悪気がないのは百も承知だ。しかし、ホテル代を支払った後でガッカリするケースが今後増えてしまいそうで心配なのだ。
だからと言って、ホテルに入る前に「マスクをズラして顔を見せて」とお願いするわけにもいかない。一番の理想は、筆者が実行しているように自分から率先して顔を見せることだろう。
そんな自発的な顔見せが、“新しい生活様式”のひとつになってくれることを願って止まない今日この頃なのである。
いつものようにアチコチの出会える系サイトを物色していると、気になる書き込みを発見した。
———————–
新宿にいます
これから遊んでくれる人いませんか?
予定がキャンセルになっちゃってヒマしてます。
優しくて紳士的な男性と楽しんでみたいです。
こういう出会いの遊びには慣れてませんがエッチは嫌いじゃないです。
お互いに気持ち良くなれるようなのが理想です(汗)
カテゴリー:
スグ会いたい
投稿時間:
2020-06-2* 17:02:58
ユナ
地域 東京都
年齢 27歳
———————–
これは筆者が長年愛用している【PC★MAX】のスグ会いたい掲示板で見つけた書き込みだ。
このユナちゃんが書いている「双方が気持ち良くなるエッチ」というのはこちらにとっても理想形だ。どちらか片方が気持ち良くなるだけでは本当のエッチとは言えない。
お互いが心の底から気持ち良くなることができれば、そこに愛情がなくても満足のいくエッチとなる。
もちろんそこに愛があればさらに気持ち良くなれるのは間違いないが、初対面の男女間でそこまでの感情が芽生えることは稀だろう。
だからこそ、せめて肉体くらいは双方共に気持ち良くなれれば十分なのである。
そんなワケで、早速ユナちゃんにアタックすることにした。
———————–
こんにちは、ユナさん。
都内の会社員、ショーイチ・39歳です。
さきほど、ユナさんの書き込みを見ました。
私もちょうどヒマしていたので、ユナさんとふたりで気持ち良くなりたいです。
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、お互いに思いやるようなエッチが好きです。
今日は仕事が終わっているので、5分後でも数時間後でも待ち合わせできます!
あ!
お返事もらえたら、私の写メを送りますね。
それを見てもらってからで構わないので、検討してもらえたら嬉しいです。
では!
———————–
いつもの定型メールを送信すると、ものの数分ほどで返信があった。
そこから数回ほどのメール交換を行い、あっさりと約束が成立。新宿アルタ前で待ち合わせすることとなった。
まだ見ぬユナちゃんのことを思いながら待っていると、ほぼ時間通りにそれらしき女性が近づいてくるのを発見。
体型は中肉中背といった感じで、可もなく不可もなしといった具合だ。そして肝心の顔は大きいマスクで隠れていてほとんど判別できなかった。
遠目から顔の良し悪しを見て、顔パスするか否かを決断することもできない。
こうなると不細工か否かの博打みたいなものだ。丁半博打の場合、当たりを引く確率は約5割ほどだ。しかし、出会える系サイト遊びの場合は、ハズレを引く確率が9割近くにもなってしまう。
だが、賽子を振らなければ決して当たりを引くことはできない。
とにかく大事なのは勝負から逃げるのではなく、イチかバチかの選択に身を投じることなのだ。
覚悟を決めた筆者は、ゆっくり近づき声をかける。
「こんにちは、ユナちゃんかな?」
「あ、はい。そうです」
確認が取れたところで、こちらのマスクをズラして顔を全部見せる。
「俺はこんな感じだけど大丈夫そうかな?」
「え?」
「もし無理そうだったら、ここでゴメンナサイしてもいいんだからね」
「あ、い、いえ。大丈夫です」
ここで一拍置く。
ユナちゃんもこちらの真似をしてマスクをズラしてくれることを期待していたのだ。
さあ、ズラせ、ズラせ!! お前もそのマスクに隠れている顔を晒せ!!
だが、こちらの祈りは届かなかった。こうなったら、今見えている部分だけで判断するしかない。
前髪は長めで顔の上半分すらよく見えない。辛うじて見えるユナちゃんの目は、かなり吊り上がっていた。いわゆるキツネ目というヤツだ。
ぐぬぬぬぬっ!
幼少の頃からキツネ目に嫌悪感を抱いている筆者としては、かなりの強敵となりそうだ。だが、たったそれだけで判断するのは危険だ。
たとえキツネ目であっても、女優の菜々緒のように美女の可能性も微粒子レベルながら存在しているはず。
それに、スタイルは中肉中背でコレといった欠点はなさそうな印象だ。この程度のことでいちいち顔パスしていたら、キリがないだろう。
ま、いざとなったら室内を真っ暗にすればいいだけの話だよな…
そう覚悟を決めた筆者は、いつものノリでユナちゃんを先導してホテル街に向かうこととなった。
「ユナちゃんはよく新宿に来るのかな?」
「そうですねぇ。買い物で来るくらいですね」
「じゃあ、歌舞伎町とかはほとんど来たことないんじゃない」
「何度か食事で来たことがあるくらいです」
マスクのせいで表情は不明だが、一応会話のキャッチボールはできるみたいだ。
しかし、話がなかなか盛り上がらない。これはユナちゃんに問題があるのではなく、こちらのテンションのせいだろう。
守備範囲の広さを誇っている筆者だが、どうしてもキツネ目の女性に対しては生理的嫌悪感を拭いきれないのだ。
ホテル街に到着すると、激安のラブホテルにチェックイン。ワンルームマンションに毛が生えた程度の部屋しかないところだ。
本来なら、もっと低価格のレンタルルームを選択するべきなのだろう。だが、見栄っ張りの性格ゆえによほどのことがない限りホテルタイプを選択してしまう。
部屋に入ると、ユナちゃんに手洗いとうがいをするよう促す。
そして、ついに彼女のマスクが外された。
え!? 出瀬潔?
80年代に少年ジャンプで連載されていた『ハイスクール!奇面組』。主人公の同級生のひとりである“出瀬潔”と顔が瓜二つだったユナちゃん。
キツネ目でありながら、輪郭は五角形。まさにホームベースみたいな顔で、エラが鋭利なまでに尖っていたのだ。
ぶわっ!
突然大量の汗が背中に滲んできた。こんな事態は生まれて初めてのことだ。
数々のモンスターを狩ってきた筆者だが、キツネ目とエラ張りの要素を同時に兼ね備えている女性は大の苦手。
滅多に顔パスしないのを信条にしているが、このタイプだけは迷うことなく避けるようにしているのだ。
ぐぬぬぬぬっ!!
口内の唾液が苦みを増してきた。全身の細胞が、彼女を拒否している。
だが、時すでに遅し。ホテル代も支払っているので、今更後戻りはできない。こうなったらさっさと射精し、帰宅するのが正解だろう。
「じゃ俺は一服してるから先にシャワー浴びておいで」
ベッドに腰掛けながら煙草に火を点ける。いつもなら女性に一言断ってから喫煙するのだが、そんな気遣いをする余裕は完全に消えていた。
彼女がシャワーを浴びている間、テレビのスイッチを入れる。アダルトビデオでも見て気持ちを昂らせたかったのだ。
しかし、激安ラブホゆえアダルトチャンネルがない。すぐにテレビを消し、イメージトレーニングを始めることにした。
ジャバ・ザ・ハットにくりそつな肥満女性、ナオト・インティライミを女装させたような女性、お笑いコンビブラックマヨネーズの吉田敬みたいな顔面クレーターまみれの女性、前歯が5、6本抜けたままの女性、ゆりやんレトリィバァのような体型なのにAカップ未満のオッパイだった女性、ドラクエの敵モンスター・ボストロールを彷彿とさせる女性…。
過去に対峙した数々のモンスターを脳内スクリーンで再生する。本当は二度と思い出したくない連中だが、背に腹はかえられない。
精神を統一し、頭の中を不細工ちゃんやおデブちゃんの映像でいっぱいにする。
そこへ、ユナちゃんがシャワーを浴び終えて浴室から出てきた。
ぐ、ぐはッ!
鳩尾に正拳突きを喰らったような気分になる。
正面から彼女の顔を見てはいけないと思っていたのだが、怖いもの見たさで見てしまったからだ。
やはり強烈過ぎる。過去のボス級のモンスターと比べても遜色がなかった。
慌てて目を逸らし、浴室に駆け込む。
シャワーの水量を強めにして、顔面に浴びる。
や、ヤれんのか!? あの出瀬潔みたいな顔をしたユナちゃんとヤれんのか?
何度も自問自答を繰り返す。
“出瀬潔”を知らない読者がいたら、是非画像検索していただきたい。生理的に受け付けないというレベルを遥かに超え、DNAが全力で拒否していた筆者の気持ちを理解してもらえることだろう。
結局答えを出せないままシャワーを浴び終えた。
こうなったら底知れない己の精力の強さに賭けるしかない。幸いにも丸1日以上ヌいていなかったので、ザーメンタンクはほぼ満杯だ。
精神的高揚は望むべくもないが、物理的な刺激で無理やり排泄するしかないだろう。
シャワーを出た後に手洗いと歯磨きを終え、ベッドインする
「じゃ、まず俺のチンチンをシャブって」
壁に背をあずけ胡坐をかく。小さいままのチンコをシャブらせ、勃起するのを待つことにした。
不幸中の幸いか、ユナちゃんのフェラテクは人並み以上だった。それでもすぐには勃起しなかったが、徐々に固くなり始める。
「手でイジってあげるから、こっちに座りながらシャブって」
次の指示をだす。それまで正面に座ってシャブっていた彼女の位置を移動させ、フェラチオしてもらいながら手マンを行う。
もちろんユナちゃんのマンコはカッサカサに乾いていた。
ソフトタッチのクリ攻めから始めると、ほどなくして湿り気を帯びてきた。その水分を中指に絡め、ゆっくりと膣口に挿入する。
キュきゅっ、きゅキュキュッ!
中指でGスポットを弾くたびに、入口が収縮を繰り返す。
同時にフェラチオしているユナちゃんの口からアヘ声が漏れ始めてきた。
あれ? このまま入れてもいいんじゃネ!?
正直言って、キツネ目でエラ張りの彼女に愛撫を行う気持ちは欠片もなかった。しかし、乾いたマンコに入れるのはただただ苦痛なだけだ。
オナホールにローションを垂らすようなつもりで、マンコを濡らすしかないと覚悟していたのだ。
だが、中指でホジホジしているうちに、チンコを余裕で挿入できるくらいまで濡れてくれた。
腹斜筋が痙攣しないよう注意しながら上半身をひねる。そしてフェラチオしてもらいながら、さらに手マンを激しくする。
中指を根元まで挿入して内部をコネコネほじほじ。同時に親指の腹をクリトリスに押し当て、弧を描くようにゆっくりと動かす。
ちゅぷ、ピチュ、じゅぷムくっちゅ…
時間経過と共にマンコがズブ濡れとなっていく。
「き、気持ちいい…」
そのマンコの気持ち良さに負けたのか、フェラチオを放棄して感じ始めるユナちゃん。
しゅうぅぅぅぅぅン
せっかく勃起した愚息が、また萎み始めてしまった。
「駄目だよ。ちゃんとシャブって!」
すぐに駄目出しして咥え直してもらう。どうやら手マンが良すぎたようなので、親指で行っていたクリ攻めを中止。中指でGスポットのみを攻め続ける。
そのまま10分くらいが経過。
文句ひとつ言わず、黙々とチンコをシャブり続けるユナちゃん。どんな表情をしながら舐めているのか気になってしまったが、懸命にその誘惑に抗う。
きゅりゅりゅりゅりゅ!
ザーメンタンクに収まりきらなくなった精液が、精管に流れ込んでくる感触があった。
おっ! これならイケる!!
「じゃあ、今度はタマタマを舐めて」
そう指示を出し、枕元のコンドームに手を伸ばす。そしてキンタマをシャブってもらいながら、スルスルとコンドームを装着することに成功。
ここからは時間の勝負だ。
またチンコが萎み始めないうちに、なんとか射精というゴールに辿り着かねばならない。
ピストンの最中にユナちゃんの顔を視界に入れないため、バックで挿入することに決めた。
ベッドから降りた筆者は床に足をつけ、ユナちゃんに四つん這いになってこちらに尻を向ける指示する。
こちらは立ったまま、四つん這いになっている彼女のマンコに挿入する。
ヘコヘコヘコ…
彼女の顔を記憶から消し、懸命に腰を振る。しかし、どうにも気持ち良くない。締まりは決して悪くないものの、こちらの気持ちが盛り上がらないためだろう。
ここで作戦変更。一度チンポを引き抜き、ベッドの上で仰向けになる筆者。
「今度は騎乗位でユナちゃんが動いてくれる?」
こちらの意図を察し、素直に跨ろうとしてきた。
「あ! 違う。顔は向こうを向いて」
背面騎乗位に導くことに成功。今から思うと、「顔は向こうを向いて」とはずいぶん酷い言い方だ。
まるでブスはこっち見るなと言わんばかりではないか。
だが、この時はそんな事に気を回す余裕がなかったのだ。
無事にマンコでチンコを咥えると、ユナちゃんが腰を上下に動かしてきた。
「そう、そのまま腰を上下に動かしてみて」
「は、はい」
「うん、いいよ。そのまま少しずつ動きを早くしてみようか?」
「こ、こうですか?」
「そう、もっと、もっと早く動いて」
全身の力を抜きながら指示を出す。機械仕掛けのオナホールを味わっているような気分になる。
そして数分ほどで限界突破。「イクよ」と告げると同時に射精する。
ふぅ。
こちらが射精してもまだ動きを止めないユナちゃん。まだ彼女は達していなかったので、物足りなかったのだろう。
いつもなら、射精後も数分はチンコが固いままの筆者。
だが、この時は30秒もしないういちにチンコが萎み始めてきた。
ガシっ!
両手を伸ばして彼女の腰を抑えつけ、動きを強制的に止める。
「じゃ、シャワー浴びておいで」
チンコを引き抜くと同時にそう告げ、ベッドを下りる。
そのままほとんど会話しないまま帰り支度を行い、ホテルを出る。
「じゃあ、俺はこっちだから」
ユナちゃんに背を向け、新大久保方面に向かって歩き始める。そして若干の遠回りをして西武新宿駅の北口に到着。無事に電車に乗り、帰途に着いた。
二度とユナちゃんに会うことはないだろう。
マスク着用が当たり前になっている昨今。今後はこのような事故ケースが増えてしまいそうだ。
こうした不幸な目に合う男性を減らすためにも、待ち合わせ場所で一瞬だけマスクをズラして顔を全部見せてくれる女性が増えることを祈りたい。
もしくは、そこで顔を全部見せてくれない場合は、勇気をもって顔パスするのが正解なのかもしれない。
“新しい生活様式”とうまく折り合いをつけながら、これから先も出会える系サイト遊びを楽しんでいきたいものだ。
(文=所沢ショーイチ)