澤村:さっき「フィニッシュは?」って言われましたけど、その時間もいらないからずっと舐めていたいっていう人もいるくらいです。「そろそろ交代しましょうか」って言うと、「まだ何分ありますから」みたいな(笑)。それくらい舐め好きっていう人が多いです。
――SMでもそうだけど、マニアな店って、特に発射にはこだわらないお客さんが多いですよね。ということは、いつもは得意技や得意なプレイを聞くんですけど、このお店の場合は得意プレイっていうのはなさそうですね。
澤村:他の先生はどうか分からないですけど、お店のホームページが、「はい舐めて、はい採点します」みたいなSっぽいイメージなんですけど、私は最初に採点の項目を一緒に見て、「こういうところを注目してみますね」て感じで、最初に答え合わせじゃないんですけど、優しく説明するようにしてます。
――なるほど。でも、舐め犬さんとかだったら別に厳しくしても…。
澤村:そういう方もいるんですよ。 「厳しくビシバシしてください」とか、ちょっとMっ気のある方もいらっしゃるので。そこは先生にもいろんな教え方があると思うので…。
――その中でも澤村先生は優しいってことですね、美人だし。
澤村:他の先生も同じですよ(笑)。
――澤村さんは、舐め犬さんを飼ってらしたってことは、セックスとかエッチなことに関してはかなりポジティブなんですか?
澤村:そうですね、ハイ好きです。
――舐め犬って、セフレとは違うんですか?
澤村:違うんです、舐めるだけなんです、ウフフ。 なので、「舐め犬」なんです(笑)。
――そういう舐め犬さんとは、どこでお知り合いになったんですか?
澤村:確か何かの飲み会かご飯会で居合わせたとき性癖の話になって、「舐められるのが好き」って言ったら「舐めるのが好き。むしろ舐めるだけでいい」っていう感じだったので、「あ、それ最高ですね。私も舐められるだけで」って笑いながら話したのがきっかけでした。
――たまたま同席した人が舐め犬だったってことですか(笑)?
澤村:そうですそうです。で、その人から「お互いそうだったら、一回試してみませんか」という打診をされて…。私、その頃よく掲示板を見ていたんですよ。「舐め犬掲示板」っていうのがあって、舐め犬が相手を募集する出会い系みたいなものですね。「どういうふうに舐めます」みたいなことが書いてあって。
――本当にクンニ好きなんですね(笑)。
澤村:そうなんですそうなんです(笑)。でも、そこで知り合った人と実際に会うのは怖かったんで、その舐め犬さんなら多少身元も知れてるし、いいかもと思って、「じゃあ」っていう、ウフフ。そこからです。
――舐め犬さんはお一人だけだったんですか。
澤村:そうです、一人だけです。
――その方もお店のお客さんで?
澤村:もともとはお客さんだったんですけど、今は転勤してしまったので…。会えなくなってから、「そういえばここのこと教えてもらったな」と思い出したっていうところです、はい。
――舐め犬がいなくなって、寂しくなっちゃって、その隙間を…。
澤村:そうなんです(笑)。
――じゃあ、風俗を始めたのもその舐め犬さんとの出会いがあったからということですね。
澤村:ハイ。舐められるだけで、そんな素敵なお仕事が! って言う感じだったので、1回行ってみて怪しい感じだったら、それにお客さんとか入ってないようだったら(やらなくても)いいかなと思ったんですけど、そんなこと全くなかったので、ウフフ。
――じゃあ、お仕事始めて怖かったこととか嫌な経験もそれほど…。
澤村:あ、ないですね。
――お仕事楽しまれているという感じで。
澤村:はい、楽しいです。いいお店が見つかって、運が良かったと思います。
こんな美女が「舐められるのが好き」と言うのが嬉しくて、繰り返し「クンニ好きなんですね」という質問をしてしまった(笑)。真面目にクンニ指導に取り組む傍、自らも快感を貪り一緒に楽しむ素敵な仕事。そして後半は、もっと恥ずかしい言葉を言わせようと、さらに言葉攻めをするのだった!
後半に続く。(後半は12日公開予定)
〈文・撮影=松本雷太〉