町内会が確保してくれたホテルにチェックイン。今回は各自部屋がちゃんと用意されていた。
前回は申し訳なかったから二人の部屋だけちょっといい部屋にしておいたよ、と会長さん。どうやらセミスイートを用意してもらえたようだ。なんだかラッキーである。
そういう状況なので、他の参加者と我々二人のフロアが別になった。
槇原さんと「これはラッキーですね!」と話しながら部屋に向かった。
今回は研修ではないので基本自由行動。夕方に宴会があるということらしい。
宴会までの少しの時間で槇原さんと街を散策することにした。ちょっとお茶をしたり観光をしたりとプチデート気分で過ごしていると、あっという間に宴会の時間になった。
会長からの手短な挨拶があり、軽く乾杯しながらご飯をいただく。大変美味しいご飯で、さすが会長はこういう選定は慣れてらっしゃるなぁと関心した。
ご飯が食べ終わるころ、会長さんから「あとは老人でやってるから若い人はいいですよ」と声をかけていただいたので、槇原さんと一緒に一旦部屋に戻った。
槇原さんとは、温泉に入った後に部屋で飲みましょうということになった。
部屋に戻り、改めてホテルの施設一覧をみてみると、いくつか内装が違う温泉があるようだった。なんと混浴温泉もあるとのこと。しかも24時間使えるようだ。
とりあえず一番大きめの温泉に入り、浴衣に着替えて部屋に戻る。
しばらくすると槇原さんからメッセージがきた。
「部屋に戻りました」
早速、槇原さんの部屋に向かう。
ドアをノックして鍵をあけてもらうと、そこには浴衣姿の槇原さんが。胸の膨らみとキレイな脚が目に飛び込み、もうこの時点で理性が吹っ飛びそうだ。
必死に冷静さを保ちつつ部屋に入る。備え付けの冷蔵庫のビールで改めて乾杯。温泉のあとの冷たいビールが染み渡る。
今回はゆったりできますね~という会話から始まり、こういう時なので改めて色々な話をした。
いつも避妊してないことがふと気になって聞いてみたところ、
「体調の関係でピルを常用しているので、まぁ、そういうことですよ♪」
と微笑まれる一幕もあった。
そして、しばらく話していて、ふと混浴温泉のことを思い出した。
「そういえば、さっき混浴温泉があるって書いてあったんですよ」
「えっ!? そうなんですか!? 見逃してました!」
「夜もずっと入れるみたいなんで、深夜に二人でいきませんか?」
「えー!? うーーん…どうしようかなぁ…」
「あれ? まずかったです?」
「違いますよぉ。二人で入っちゃうと…ね」
槇原さんはそう言ってニッコリと微笑んだ。
そして、槇原さんが無言でこちらに近づいてくると、唇が重なった。