いま、東京のあの区、あの街、あの駅周辺には、どんな風俗があるのか、はたまたなくなってしまったのか…。それを探索するコーナー。今回は港区を探索してみた。
オシャレタウン・港区の裏の顔は…
東京都港区。オシャレなオトナの街である西麻布に六本木、赤坂やサラリーマンの聖地と言われる新橋、浜松町。高級住宅街の白金に麻布、青山、虎ノ門と、住む、飲む、働くすべての街がプレミアムなのが東京都港区である。そんな高級な街にはどんな風俗があるのか?
いつものようにザッと港区の位置を説明すると、東京都の中心にある千代田区の左下に隣接している。駅でいうとJR四ツ谷駅の南にある迎賓館赤坂離宮を最北に、東は浜松町や芝浦ふ頭の海岸線から、西は表参道駅や国立科学博物館附属自然教育園まで。いわゆる、「シロガネーゼ」の街も港区だ。
ちなみに、「白金」の読みは「しろかね」が正解で、某雑誌の編集者が間違えて「しろがね」と読んでしまったことから「シロガネーゼ」として広まってしまった。
そして、「港がないのに港区?」とも思うだろうが、貿易港ではないが、ちゃんと港は存在する。東京湾の遊覧船や大島、三宅島、八丈島など伊豆諸島に行き来する船が発着する竹芝桟橋があるのも港区だ。
さらに、前回の目黒区編で、最後に筆者が歩き疲れて癒してもらいに行き、結局本◯してしまったエステも実はギリギリ港区でした(笑)。
そんな港区の風俗街はどこか? まず、頭に浮かぶのが夜のオトナの街・六本木だろう。しかし、事前調査でもっとも風俗店が多かったのは、なんと、サラリーマンの街・新橋なのだ!
港区内にある店舗型ヘルスを調べてみると、六本木1軒に対して、浜松町に1軒、新橋にはなんと4軒もあることに驚いた! 浜松町に店舗型ヘルスが残っているのにも驚いたが、新橋に4軒て…。
都内で1つの駅周辺に残る店舗型ヘルスの分布としては、新宿が最多で14軒、池袋が10軒、渋谷7軒、上野5軒。それに次ぐヘルスの街ということになる。新橋は、サラリーマンが働くだけでなく、癒しを求める街でもあったのだ。
その内の1軒が入っているのが、JR新橋駅日比谷口前にズデデンと、まるでバベルの塔のようにそびえ立つ『ニュー新橋ビル』だ。地下1階、地上11階の複合ビルで、住居、オフィス、商店が入っている。
その1階には飲食店や金券ショップ、スーツ屋に靴屋などが並び、見事にサラリーマン色に彩られいているのだが、2階に上がってビックリ! サラリーマンの街から中国の裏路地にひとっ飛び! 店舗のほとんどが中国エステなのだ!!
まるで、ビルの中に歓楽街の路地が入ってる感じなのだが、その中に1軒だけ日本人の女の子オンリーのファッションヘルスが営業している。
そのヘルスの様子を伺いながら路地(通路)を歩いていると、近くのエステの小姐が飛び出てきて、
「ドウゾー。ウマイデスヨ」
などと声をかけてくる。
「いったいナニがウマイっていうんだ?」なんて妄想しながら歩いていると、夜の裏路地同様に、筆者の二の腕を両手で掴んで店に誘い、そのまま肘から手首、手のひら、指先まで、ジトーっと汗ばんだ手を滑らせてくる小姐もいた。