俺が「Aさんがいいなら」と言うと、Aさんは嬉しそうに微笑み、一緒に映画を観ることに。
そして、映画館に入って上映を待っているとき、彼女がトイレに行くとAさんが連絡先の交換を求めてきた。
「これからよろしくね」と言われ、俺は自分のメールアドレスを教えた。
後日、Aさんからメールが入る。メッセージのやり取りをしていると、急に3人で飲みに行こうと誘われた。
それに俺は「ぜひ!」と答えた。
それから2週間後くらいの平日の夜。
Aさんから「〇〇(俺の彼女)ちゃんと飲んでるから俺君も来なよー」とメールが入った。
このとき俺は、「なぜ彼女ではなくAさんが誘ってくるんだろう」とは考えず、すぐにふたりが飲んでいる店に向かった。
着いてみると、店にはAさんだけ。
彼女のことを聞くと、「ちょっと仕事がトラブったみたいで会社に戻った」と言われる。
俺は「そうですか…」と、彼女のことを心配しつつも酒を飲み始めた。
飲んでいる最中、Aさんに「初めての彼女なんだって?」と聞かれ、「そうなんです」と素直に答える。
するとAさんは、「ふーん」と笑ってから、「じゃあ、まだ女の人のことあんまりわかんないでしょ」と見つめてきた。
それからAさんは、やけに俺にべったりくっついてくる。
俺は「こんなことしちゃダメだ」と思いながらも、徐々にAさんの魔性の魅力にはまっていった。
その後もAさんは飲み続け、俺にも酒をガンガン勧めてくる。
そして、「お姉さんがいろいろ教えてあげようか」と甘い声で言ってきた。
それを聞いた時、俺は固まってしまい、何も答えられなかった。
するとAさんは、「可愛いんだね~」と席を立ち、「じゃあ、ホテル行こっか」と俺の手をとった。