――特に騎乗位はきそうですよね(笑)。では、まりなさんが風俗の仕事をしていてやりがいを感じる瞬間ってどんな時でしょう?
まりな:私がやりがいを感じるのは、やっぱり、人が好きで人に興味があってやってるので、その人の超深い部分、誰も知らない秘密に触れられてるって思った時はすごい嬉しいです。
――あ~、この人はここをこうすると気持ちいいのよみたいな秘密を、私だけが知ってるっていうような。
まりな:うんうんうん。肉体的にもだけど、精神的にも。いつもいい顔してる人が、ベッドに入ると実は変態みたいな(笑)。
――SMの奴隷の中に大企業の社長がいがちみたいなやつね。
まりな:人間の裏の裏が見れると面白いですね。
――では最後に、お客さんが風俗をより楽しむためにはどうすればいいと思いますか?
まりな:わたし、風俗の一番の楽しみ方って、リピートして何度も通うことだと思うんです!
――ほほ~、それはなぜ?
まりな:風俗の楽しさって、1回会うよりも、回数を重ねるごとにプレーもレベルアップするし、性のカウンセリング要素みたいなところも強いのかなって。会話を重ねていくことで、精神的にも肉体的にもイっちゃうくらいの方が多いのかなって思っているので、ぜひ好きな子を探してリピートして欲しいなって思います。
もちろん、1回だけ遊ぶのもいですけど、抜きとかエロはどっちかっていうと手段で、風俗の本当に楽しい部分はもっと深いところにあるんじゃんって私は思ってます。
――なるほど。まりなさんのお客さんは、初めての方とリピーターってあのどれくらいの比率なんですか?
まりな:初めてのお客さんは…いますけど、1日5本付くとしたら4本は本指の人で、ほぼほぼ知ってるお客さんです。でも、最近はコロナで予約が空いてるところに新規のお客さんが入ったりすることもありますね!
――そういう人が、またコロッとまりなワールドに引き込まれてしまうってわけですね(笑)。
まりな:そうなってくれたらいいなと思います(笑)。
――ありがとうございました。
清楚な印象から急転直下、実はヤリマンで三桁超えの経験でも、ホントに求めていたのは身体より満たされた心とホンネ。風俗嬢になった今でも、感謝の気持ちを必死で伝えるからオトコたちはリピートしてくる。騎乗位で脱がされるのは服じゃなく、鎧。素股でヌカれるのも、きっと淀んだ強がりに違いない。
〈文=松本雷太〉
※インタビューは5月中旬にZoomにて行いました。