――熟女女優は人気ジャンルで競争がすごいのですが、その中で長く女優を続ける秘訣はありますか?
成宮:あまり無理をしてはいけないと思っています。自分が楽しめるとか、自分の生活の中でいい刺激になるくらいのペースでやっていくことです。
――あまり刺激の強い内容はやらないことですか?
成宮:そこも挑戦させてもらえるなら、挑戦したいモチベーションはあります。ただ、「無理しているな」とか「痛がっているな」とかいう気持ちが出てしまうのはちょっと・・・。
――そういうのはユーザーが分かりますからね。実際の性癖は見られる以外に何かありますか?
成宮:ドラマものが多いんですが、芝居の中で展開していく作品は感情移入してやりやすいです。普段の自分と違う人物になることに面白みを感じます。
――人妻役以外に何役が多いですか?
成宮:やはり人妻やお母さん役が多いですが、職業ものだと看護師とか介護士もあります。
――撮影はもう慣れましたか?
成宮:緊張しないで臨めるようになりました。緊張すると身体がこわばってダメなんです。リラックスして相手に委ねる感じです。
――緊張はどういう時にしますか?
成宮:初めてのメーカーさんとか、知らないスタッフの人たちばかりとか、やったことがないジャンルの撮影の時とかです。そういう時は多少、プレッシャーを感じます。商品を作っている意識が出るんです。
――性行為の緊張ではなく、職業意識の高さからの緊張ですか?
成宮:そっちの緊張です。だから、撮影が始まると気にならないです。
――プロフェッショナルです!
成宮:いえいえ。
――いま、月に平均何本くらい撮影していますか?
成宮:波がありますが月に4本くらいです。多い時も少ない時もありますが、いい感じでお仕事をやらせていただいています。
――ピンク映画も出演していますが、ピンク映画はどのくらいから出演していますか?
成宮:いちばん最初は池島ゆたか監督の『妻たちの宴 不倫痴態』で、2017年から出ています。
――ピンク映画出演のきっかけは?
成宮:ずっと興味があり、お話をいただきました。だから、すごく嬉しかったです。
――AVとピンク映画は撮影方法も内容も相当違いますが、ピンク映画の撮影現場はどうですか?
成宮:最初、ピンク映画では本当に演技ができなくて、セリフをきちんと頭に入れて撮影現場に行ったらいいものを、AVの撮影現場の感覚で行ったんです。
――怖いですねえ(笑)。怒られます。
成宮:そうなんです。怒られました。
――初作品で怒られたのに、その後、5作品ほど出演していますが。
成宮:ありがたいです。「こうしないといけないんだ」と気が付いてからは、ちゃんと準備をして撮影に臨んでいます。
――他にやりたいジャンルはありますか?
成宮:カメラの前で芝居をするのが好きなので、熟女AVというジャンルで新しいことに挑戦していきたいです。痴女作品や自分がリードする作品とかです。サキュパス(夢の中に現れる女淫魔)とかやりたいんです。
――最近、サキュパスは流行っています。
成宮:でも、私にはこないだろうなって思っています(笑)。
――キュートな雰囲気になりそうです(笑)。痴女作品はやったことはありますよね?
成宮:何本かやらせていただきました。個人的には楽しいんです。
――プライベートでも痴女の気持ちはありますか?
成宮:相手によると思います。でも、ゴリゴリの痴女とは違うと思います。相手が痴女を喜んでくれるのならやる感じです。
――成宮さんは見た目が若くてキュートだから、今後も息長く女優活動はできますね。
成宮:オファーがいただけるうちはやりたいです。ある程度、大人になってから女優を始めたので、やめるきっかけが分からないです。