――なかなか明るい見通しが立ちません。最後に安田さん自身は今回、アダルト系の仕事で新型コロナの影響を受けましたか?
安田:インタビューや取材がなくなりました。
――このインタビューも電話ですし、会議用ソフトやスマホでやっているところもありますが?
安田:ZOOM(Web会議サービスソフト)でインタビューはやりましたが、やりづらいです。
――私も安田さんと面識があるから電話インタビューもできますが、知らない相手だとやりにくいですか?
安田:私は特に新人女優インタビューが多いのでやりづらいです。あとは単行本を書かないといけないんですが、国会図書館が閉まっているのがすごく痛いんです。
――そこはどうカバーしていますか?
安田:その部分の執筆は止めています。まだ本格的に書けないです。
――動けないのはどうしようもないです。最後にまとめで、この新型コロナの影響を受けたアダルト界はどうなりますか? ちょっと大げさかもしれないですが。
安田:これがどれくらい続くかによりますが、体力を失ってくるメーカーが出てくるのではないかと思います。
――規模が縮小されますか?
安田:縮小するところが結構出てきたり、あまり長く続くと倒れるところがどんどん増えてきたりするのではないですか。
――見出せる明るい話題はありますか?
安田:ネット配信になったり、AV業界の勢力図が変わったりすると思うので、新しい動きが出てくると思います。個人的にはアダルト誌が書店売りになりましたが、書店がいまあまり開店していないので、余計に厳しくなりそうです。
――電子書籍はどうですか?
安田:雑誌的なものは全然ダメです。エロ漫画や写真集的なものはまだ売れる可能性はあります。アダルト業界はここで勢力図が変わることで、新しい動きが出てくるのかもしれません。ネット配信は勢力図が変わる可能性が高いです。VRでKMPが躍進した時と同様に、まだ可能性はいろいろあります。
(インタビュー=神楽坂文人/公式Twitterはコチラ)
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