そして、そのときは意外に早くやってきました。店に通うこと4回目くらいだったでしょうか。すっかり常連気分で店に行くと!
「あ、ほら、男が来たわよ、男! このコ、さっきから私のペニクリ触りまくるから迷惑してたのよぉ」
「あはは、なによぉ、勃起してたくせにぃ」
かなり酔っぱらってる様子のOL風の女性がひとり、楽しそうに飲んでいたんです。
「ほら、川田さん、この子の隣に座ってあげて」
僕にウインクでサインを送り、超自然な感じで相手役をバトンタッチしてくれるオカマちゃん。さすがプロ、いい仕事しますなぁ。
で、女性客の横に座ると…。
「ねぇねぇ、あたし、久子。おニイさん、なんの仕事してる人ぉ?」
と酔っぱらい特有のだらしない笑みを浮かべ、ぴったりと体を寄せてくる女性客。
すると、オカマちゃんが、
「彼、エロ本の編集してるんだって。珍しくな~い?」
とナイスアシスト! 案の定、彼女もガッツリ食いついたんです!
「マジ? 欲求不満のOLの取材する? ってか、エロ本作ってる人ってセックス上手い?」
「上手いに決まってるじゃない。あんたたち、とっとと支払いすませてホテルにでも行けばぁ?」
すかさずオカマちゃんがフォローすると、ニンマリ笑った彼女がこう言ったんです!
「えー、会ったばっかりなのにぃ…行っちゃう?」
というわけで、お酒の力とオカマちゃんの度重なるナイスアシストのお陰でOLさんをお持ち帰りすることに成功したわけなんですが…。