お互いに「好き」という気持ちを伝えながらセックスは進んでいきます。そしてセックスが終わった後、私は最後に、彼にこう言ったのです。
「1人の人を好きになれると良いね」
私は1人を愛すること、1人に愛されることは特別なことだと思っています。全ての愛情を1人に注げることは、とても尊い。
複数を愛するということは、1人を愛することに比べ、気持ちの大きさが軽くなってしまうような気がするのです。1人を愛する大きさを100だとしたら、複数を100と100で愛するのは難しいと思います。だから私は、2人が大切という彼を見て、深い恋愛ができてないと思ってしまったのでした。
最後のセリフは皮肉のようにも聞こえますが、私は彼を想って言いました。彼が1人の人を愛して、深い愛情や特別な感情を抱けるように。そう願った言葉なのです。
この作品は見る人によって見方が変わる作品だと思います。例えば、向さんのファンは私に感情移入して楽しむこともあれば、私に嫉妬して見る人もいると思います。
私のファンの場合は、向さんに嫉妬しながら見ているファンが多いんじゃないでしょうか。というのも、向さんほど完璧な男になかなか感情移入できる人は少ないと思うからです。
実は、この作品には「情けないシコリをして欲しい」という意向もあります。私のファンは向さんに嫉妬しながらも、悔しい思いをしながらも、シコってしまうんじゃないかな。
だからこそ、パッケージの左上に「純愛×青春胸糞」という言葉が書いてあるんです。
この作品を撮り終わったあと、私はファンのみんなに「全員見てね!」と言いました。みんなに見て欲しいと思うほど、自分の中でも良い作品になったと思っています。
なのですが…。
よくイベントに来てくれるファンの方たちは「見たら感想いうね!」と言ってくれたんですが、誰も感想教えてくれないんです(笑)。多分、向さんに嫉妬して、良かったって言うのも悔しいからかなと予想しています(笑)。
でもそれは、ファンの方にこの作品の世界観が伝わっているということでもあるので、とても嬉しいです。
私はこの作品を自分で見て、泣いてしまいました。向さんのファンからも「ありがとうございます」と言っていただけたり、「泣いちゃいました」とか「愛とは何か考えました」とか、色々な言葉をくださって、本当に嬉しかったです。
私にとってとても思い入れのある作品になった『彼氏と別れて地元へ帰省した同級生が恋人のいる僕と時を忘れて 何度も中出ししたあの青春の記録―。 美谷朱里』。みなさんもぜひ見てくださいね。感想お待ちしています!(笑)。
【美谷朱里】
生年月日:1997年4月15日
サイズ:T166・B83(E)・W58・W86(cm)
公式Twitter(@akari_mitani17)