人気本サロのポン引きがオ●コ握りで「ホンバンわ」
西川口はもちろん、赤羽、蒲田、尼崎など、あまたあった本サロ街も今や寂し…。中部地方の本サロ街とて例外ではないが、有名なあの街とこの街には、現在も数軒の本サロが残っているようだ。
三重県の本サロ街といえば松阪の街。以前、このコラムでも紹介したが、三重にはもう一ヶ所本サロ街がある。それが四日市だ。
ある冬の深夜、二番街に近い諏訪公園沿いの路地を歩いていた時のことだった。向こう側から歩いてきた黒いダウンジャケットのおっちゃんが、ニヤケながら筆者に向かっていきなりゲンコツを差し出した。
おっちゃんのゲンコツは筆者の胸の前で止まり、その親指は人差し指と薬指の間から頭をのぞかせていた。
「先輩、ホンバン」
おっちゃんはオ●コ握りのゲンコツを見せながら、そう囁いた。
新宿や池袋を中心とした歓楽街で闇営業していた箱ヘルが摘発され、ほぼ壊滅し尽くした平成18年頃の話である。四日市では「キャンパブ」と呼ばれるピンサロがヘルスの代役となっていて、ピンサロの前を通ると客引きはしきりに、「ローションプレイ!」と誘って来た。が、シャワーはないはずなのにどうやってローションを洗い流すのか、非常に疑問だった。