いま、東京のあの区、あの街、あの駅周辺には、どんな風俗があるのか、はたまたなくなってしまったのか…。それを探索するコーナー。今回は目黒区を探索してみた。
さんまと焼き鳥の高級住宅街で抱ける店探索
目黒…風俗のイメージはほぼない。風俗ライターの筆者でさえ「目黒」と聞いて頭に浮かべるのは、「焼き鳥」と「エステ」で、一般的には「さんま」に違いない。
そんな「さんまの街」目黒区はどこにあるのかというと、東京南部の港区、渋谷区、世田谷区、品川区、大田区に囲まれたあたりだ。
区の真ん中を東急東横線が貫き、「学芸大学」「都立大学」「自由が丘」というアカデミックな名前の駅が連なっている。文教地区的雰囲気は満点だが、実は学芸大学も都立大学も現在は移転して、駅名は残っていても大学自体は目黒区には存在しない。ただし、東京大学駒場キャンパスは現在も区内にあり、結局は文教地区というくくりなのかもしれない。
そんなアカデミックでお上品な高級住宅街に「風俗」なんてあるのか? まずは風俗店がありそうな目黒区の繁華街を調べてみた。
目黒区内の繁華街としてあがるのは、目黒駅周辺だ。「目黒駅」は、JR、東急、都営地下鉄、東京メトロが乗り入れる大きな駅だけに、近隣には飲食店がズラリと並ぶ。
次いで大きいのは中目黒に自由が丘、学大といった駅周辺だろう。いずれにしても風俗店やキャバクラビルは見かけられず、「繁華街」というよりは「商店街」という感じ。目黒駅以外でかろうじて風俗にかすっているおっぱいパブが見つかったのはあったのは、自由が丘だけ。つまり、目黒区の”盛り場”は、目黒駅周辺のみということがわかった。
(ひょっとして、目黒は都内でも屈指の”無風俗地帯”かもしれない)
そう思いつつ取材している時、最悪の事実に気がついてしまった。