別の日に洗濯を干そうと窓を開けると、その日も他の洗濯物と男物のボクサーパンツ、そしてフリルがついたピンクのパンティと白いショーツが干されていた。セクシーな下着と共に、地味なショーツの日もあるんだなと思った。
さらにその次は、再び黒のショーツと星柄のパンティーが干してあった。
だからと言って何かをするわけではないが、いつの間にか隣家の洗濯を観察するクセがついてしまった。
ただ、俺は隣家夫妻を一度も見たことがない。美人を想像する半面、大胆に外に下着を干せる点を考えると、あまり過度な期待をしないことにしていた。
しかし、その疑問もある休日に解決を迎えた。
俺が出掛けようとした際、隣の玄関も開いていた。向こうも出かける準備をしていたのだろう。最初に出てきたのは夫と思われる20代後半の若い男だった。短髪の似合う長身のイケメンだった。
そんな彼の「行くぞ」という声で、やはり彼と同年代くらいの茶髪の女性が出てきた。ナチュラルメイクでスタイルも良く、少し離れた場所でも美人であることは一目瞭然だった。ほぼ間違いなく、あの下着の持ち主だろう。過度なイメージを抱いていなかったがゆえに、予想を超えた結果に驚いてしまった。
目があったため思わず「あ、どうも」と挨拶をすると、二人ともにこやかに挨拶を返してくれた。仲も良さそうでまさに“美男美女夫婦”という感じだ。
あの美人さんがあの下着を履いていると思うと、ちょっぴり股間が反応してしまった。
今朝も相も変わらずボクサーパンツとワインレッドのパンティ、ストライプのショーツが風に揺られて干されていた。それを片目で見つつ、勝手にほっこりしている自分がいる。
俺のささやかなエロ体験です。
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