部屋に入ると、さっそく山本さんが歌いはじめる。想像以上に歌がうまく、思わず聞き入ってしまった。
「上手ですね~。聞き入ってしまいましたよ」
「えっ? あんまり褒められたことないんですよ~。たまにホテルの飲み会とかで歌わされるので練習はするんですけど」
そんな会話をしながら、少しお酒も飲みつつ、ワイワイと楽しんだ。
1時間ぐらいが経過して一段落ついた頃、山本さんが急に隣に座ってきた。なにやら上目遣いでじーっと見つめてくる。
「今日、お会いしたときからいいなーと思ってたんですよ。少しだけいい気分になりませんか?」
山本さんが顔を近づけてくる。お酒も入っているこのシチュエーションで、断る男などいるのだろうか? 無言で唇を重ねた。山本さんは舌を積極的にたっぷりと絡めてくる。こちらも負けじと舌を絡めた。
そんなキスをしていると、山本さんの手が股間へ。固くなっているアレを確認するように、手のひらでスリスリとしてくる。こちらも手を彼女の胸へ。スレンダーに見えたが、程よい弾力を感じる。しばらくお互い触り合いながらキスを続けた。
そして、山本さんが耳元でこう言った。
「もう…最後までしたいから家きませんか?」
まさかこんな展開になるとは。さっそくカラオケを出て、山本さんの家へ。
部屋に入るなり、また山本さんから激しいキスをされる。もうこちらも止まれない。そのままベッドへ。
「もう…すぐにしたい」
そんなことを言われてしない男はいないだろう。とはいえ、ゴムがない。キョロキョロしていると、山本さんがゴムを持っていた。