「よかったら、うちのダンナ貸してあげようか? その代わり、亜美さんのご主人を私に貸してよ」
頭の中で妄想が巡るのか、照れくさそうにしながらも目を爛々と輝かせる亜美さんに、美月は「これはイケる」と確信したそうだ。
ところが、ここで問題になるのが、亜美さんのダンナをどうやって説得するかということ。しかし、亜美さんは、
「とても私の口からは言えないよ〜」
というので、美月がひと肌脱ぐことにしたそうで…亜美さんのダンナを自宅に呼び出した美月。
「奥さん、セックスレスで悩んでるみたいですよ。実は私、そんな夫婦によく効く方法知ってるんですよ。興味ありません?」
と、スワッピングの良さを講釈したというから驚くじゃないですか。
美月が続けます。
「結局、亜美さんも彼女のご主人も、このひと言が決め手でスワッピングしてみる決心がついたみたい」
その”ひと言”というのが、次のようなもの。
「スワッピングしたあとに夫婦でするセックスが燃えるんですよ。嫉妬心がめらめらしてくるのかしらね」
これ、僕が取材したほかのスワッピング夫婦も同じことを言ってましたよ。スワッピングがきっかけで夫婦のセックスレスが解消されたって。
ともあれ、それから2カ月に一度くらいのペースで亜美さん夫婦とスワッピングを楽しんでいるという美月。希薄な近所付き合いが社会問題にもなっている昨今にこんなことがあるなんて、にわかには信じられない話かもしれませんが…もし、同じマンションに住む夫婦からスワッピングに誘われたら、あなたならどうします?