――それは寂しい! ぜひ、女優賞受賞して来年の授賞式にはプレゼンターで登場して欲しいのに。
佐倉:あと裏方にいきたい気持ちもあるんですよね。
――AVの?
佐倉:いや『サイゾー』編集部で働こうかなあって。ふははは(笑)。
――編集者で!?
佐倉:そうそう。
――アダルト業界には関わっていきたいんですか?
佐倉:そうです。アダルト業界には一生いると思います。
――それは嬉しいですね。
佐倉:いまやりたいなって思っているのはアダルトグッズがめちゃめちゃ好きだし。
――ああ! 元々、大好きで有名ですからね。
佐倉:知識も人よりあるから、何か活かせないかなあと。
――家にいっぱいあるんですよね?
佐倉:そうそうそう! 何かできたらいいですよね。
――いまアダルトグッズメーカーは景気がいいみたいですよ。
佐倉:そうなんですね。ぶっちゃけKMPの私の作ったグッズとか1円ももらっていないからムカつくじゃないですか(笑)。だから、自分でやろうかなって考えています(笑)。
――はははは(笑)。きずぽんブランドですね?
佐倉:そう。やっぱりアダルトグッズを好きな人は私のことも知っている人が多くて、そこは自分で築いたことだから、そこは消したくないなって思います。
――KMPとの専属女優契約も3月で終了ですか?
佐倉:一応そうです。スカパー!アダルト放送大賞を獲ったらどうなんだろうな?
――じゃあ、引退後は何らかのアダルト関係にはいるかもしれないですね?
佐倉:アダルト関係にはいるかもしれないです。風俗とかデートクラブとか作ろうかな。
――いいかもしれない!
佐倉:『メンズサイゾー』さんで取材していろいろ考えたんですよ。パパ活サイトみたいなのがあって「これ儲かるかな?」って思ったんです。
――それで「佐倉絆プロデュース」の冠があれば儲かりますよ! 風営法をちゃんと取得すればいいですし。
佐倉:そうそうそう。ありって言えばありだよね。まあ、とりあえずは3月のスカパー!アダルト放送大賞が決まるまでは、今後のことはノープランでいこうかなって。あんまり考えて他の道も見ちゃうといけないんで。
――表に出て表現することは考えてないですか?
佐倉:あまり考えてないです。考えていないっていうか、「周りで成功している人誰?」ってなると難しいじゃないですか。だったらAV女優の現役を続けて何かをやった方が絶対にいいって思うんです。あと、落ちたくはないんですよ。このままキレイにいきたい。
私の目標は上原亜衣さんなんです。人気のまま辞めたみたいな。あれはカッコよかった。すごいし憧れがありますけど、私にはできないと思った。それくらい頑張ってきた人だから、AV女優を辞めてもいまの地位があるわけで、「じゃあAV辞めた。タレントやろう! イエイ!」みたいな感じは成功しないので。やっぱり今後の人生を考えると、過去の栄光にすがりつくよりも一からちゃんと作った方がいいなと思います。
――しっかりしてますねえ。
佐倉:いや、もう30(歳)ですからね。「イエ~イ! 芸能イエ~イ!」とかやっちたらちょっと頭おかしいでしょ(笑)。