先攻は俺で、後攻はT子。俺は調子外れのバラ―ドで結果は65点。T子はノリノリでアイドルの曲を歌って61点。低レベルな争いだが、とりあえず俺が勝った。
「結構本気だったんだけどなぁ~」
悔しがるT子。しかし罰ゲームについては、
「まぁ仕方ないですね、甘んじて受けますよ」
と積極的だった。
「じゃぁこんなのはどうだ!」
俺はふざけてT子の脇腹をくすぐる。するとT子はすぐに、
「キャッハハ! そこはダメですよ」
と笑い転げた。
面白くなってきたので、今度は試しに耳のあたりに息を吹きかけてみる。すると一瞬「ふあっ!」と、今まで聞いたことのないような可愛らしい声が漏れた。
こんな声を出すんだと思った俺は、
「感じてただろ?」
と聞いた。T子は恥ずかしそうに「そんなことないですよ」と言う。
もっと反応を見たくなった俺は「じゃぁ我慢してね」と再びT子の耳を攻める。彼女は次第に身体をビクビクさせはじめた。