千葉栄町の風俗:平成から令和へ ~ニッポンの裏風俗~ 

 ソープ街に向かって歩くと、韓国料理屋や韓国スナックが目立つ。今やどの歓楽街でも、空きテナントには中国、韓国居酒屋が入り、街全体がリトル上海、リトルソウルのような雰囲気になりつつある。小腹も減ったので焼き鳥屋に入り、ホット焼酎の梅干し割りをちびちびやりながら大将に聞いてみた。


「ここらの韓国の店は気をつけたほうがいいよ、ボッタクリが多いらしいから。5000円とか言われて入ると、3万とか5万とか取られたって聞くよ。スナックじゃなくて、居酒屋でもそういうところあるらしいから気をつけなよ」


 「そうなんですか」と言いつつ、目の前で「ボッタクリが…」と言われると、冷や汗がにじみ出る。


「ひょっとしてオレ、ボッタクられナウ?」


 そう思ったが、大将はチャキチャキの千葉っコだった。ホッ…。

 

歓楽街ならでわのユニークな張り紙

 

 平成の時代には立ちんぼも路地の角々にいて、「アソビマセンカ」と声をかけてきたものだが、今はソープの客引きすらポツポツ程度。当然、道ゆく風呂客もほぼいない。

 

2007年頃の栄町には立ちんぼの姿もあった

 

 しかし、コインパーキングには満車に近いくらいの車が停まっている。ということは、路地に人はいなくても、店には入っているということ。今はどの風俗も、ネットや電話で予約してから遊びにくる客が多く、路地をブラついて気分で決めるような客はほぼいないようだ。

 栄町のソープといえば、1万円程度で遊べる人気店もある。1万円でソープに入れれば、裏風俗が入り込む余地はない。以前、ピンクチラシが貼られていた頃、近くのラブホに呼んでみると、現れたのは黒のロン毛でスタイルのいい、高飛車で自意識過剰なおブスだった。料金は2万円+ホテル代。

 

タバコをふかす仕草やスタイルは女優並だが、顔は芸人レベルだったピンクビラの女

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