「わたし、私立の女子中、女子高とエスカレーターで進んだのね。その間ずっとテニス部で…。ちょうど『エースを狙え』が流行ってたころで、お蝶夫人に憧れてたの」
若い方はご存じないかもしれませんが『エースを狙え』というのはテニスマンガのこと。少女マンガにもかかわらずスポ根ものという、当時大ヒットしたマンガです。お蝶夫人ってのは、主人公のライバルとして登場する、超が付くお嬢様なんですね。
それはともかく、私立のエスカレーター式女子校といえば、お嬢様の典型。しかもテニス部! 面接のときの直感は大当たり。やはり麗子さんは本物のお嬢様だったのです。
「中学の頃は熱中していたんだけど、高校生になってからは少しずつテニス熱も冷めちゃって。それからファッションや男の子に目覚めていったんですよね。女子高だったから、唯一の出会いの場が学園祭。そこで友達と争うようにして、気に入った男の子の電話番号を集めるんですよ。まだ携帯なんてない時代だから、家電(いえでん)ですよね」
と昔を振り返る麗子さん。そして、ここからエピソードは少女のものから「オンナ」のそれに…。
麗子さんは、高2のときに学園祭で知り合った大学生と初体験。彼が奥手だったから、自分からモーションをかけたそうですが、それからしばらくはヤリまくりの生活だったとか。
「高校時代にたった一度だけ、イク感覚に近いものを体験したんです。でもそれ一度っきり。もう一度あの感覚が味わいたいと思ってオナニーにハマって。ほぼ毎日やってたかなぁ」
そして、花の女子大生時代を迎えると…。
「ディスコに海に、合コン、サークル。こう見えて結構モテるほうだったから、男に不自由はしなかったのよ(笑)。とりあえずエッチしてみてって感じ。イケメンでも、エッチが下手だと私の方からふっちゃったりしてね」
とにかく、お嬢様の皮を被ったヤリマンだったと自白する麗子さん。大学卒業後はコンピューター関係の会社に就職したそうなんですが、こっからの話が興奮もの。