――さすがパラダイステレビ! 攻めまくりですね(笑)。
吉永:最初は綿棒から始まって、キュウリになりバナナになり、かなり太いバイブになって、最後は拳を入れる企画だったんです。でも、その拳の前に黒人男性のアソコを入れて、その後にフィストファックっていう段取りだったんですよ。でも、黒人男性と女優さんがやっている最中に、アソコが大きすぎてマ〇コが切れてリタイアせざる得なくなったんです。
――メインのフィスト前に企画が終わっちゃいますね!?
吉永:でも、実はその場にフィストファックができるM女さんも呼んでいて、さっきまでチャレンジしていた女優さんが、そのM女さんのアソコに拳を入れる予定だったんです。
――当初の番組のオチとしてはそういう予定だったんですね。アソコが切れた女優が逆に拳をM女に入れるという、なんとも複雑な(笑)。
吉永:その女優さんはアソコが切れていたから病院に行くことになったんです。でも、映像は撮らないといけないので、「誰が入れるんだよ」って話になって、最終的には「お前の拳がいちばん小さいから」と言われたんです。「私ですか!?」ってなったんですけど、時間もないから私が入れる羽目になって、カメラは回っているし、番組も成立させなきゃならないからフィストファックをしたんです。女性器に自分のなにかを入れるってないじゃないですか? 男性じゃないし。
――ましてや拳なんて!
吉永:拳を入れたときは入り口は骨で締まるし、男性はいちばん敏感な部分を入れるんだから相当すごいなって思いました。相当気持ちいいんじゃないかなと。
――気持ちいいですよ!
吉永:拳だったんですけど肉が絡みつく体験を初めて感じました。最初は「ウワ~」って泣きながら入れたんですけど、M女さんが「私のことはお人形さんだと思って、動かしてくれていいんですよ」って言ってくれて、またさらに泣けてきました。その時の感触はすごかったです。
――泣けてきたのはどういう感情で?
吉永:ショックじゃないですか! 「私なにやっているんだろう?」っていう感じと、逆の感情で「女性の中ってこんなになっているんだ!」っていう感動と両方でした。でも、さすがにひどい現場だなあと思って、拳を入れなきゃならないのがショックでしたし、やってられないなあと思って辞めようと思ったんです。
――でも、辞めなかったのは何故ですか?
吉永:その時のディレクターとプロデューサーに「これは絶対に財産になるから、辞めたらもったいないし、いつか笑える日が来るから一緒に頑張ろう」って言われて、泣きながら「そうですね」って言って辞めなかったのでいまに至ります。
――その番組は放送されたんですか?
吉永:されたんです! 結構泣いてました。反響が結構ありました。
――何年頃の番組ですか?
吉永:入社したばかりだったので2002年だと思います。
――その番組の趣旨はエロというよりチャレンジ番組ですか?
吉永:バラエティーですね。テレビなんで。テレビ番組として成立する企画構成です。
――そこからは自分が番組に出たり、なにかしたりすることに抵抗はなくなったんですか?
吉永:そんなことはないです。被写体として番組に出ることもあまりないですし。レポーター役とかはありますけど。自分が脱いだりとか指を女性器に入れたりとかはないですね。
――そのチャレンジ番組が出演者としての最初で最後の大役ですね。
吉永:はい。
――パラダイステレビならではの番組って本当に多いですよね。あとパラダイステレビを語るうえで欠かせない番組はありますか?
吉永:『24時間テレビ』ですね! やっぱり。
――また大胆なパロディだ(笑)。
吉永:『エロは地球を救う』です。当時、エドはるみさんが本家の24時間テレビでチャリティランナーをやっている時に、私が会社のルームランナーで“エロはるみ”っていうキャラクターで走る企画をやりました(笑)。
――また、怒られそうな企画を(笑)。でも、ここ数年は開催してないですよね。
吉永:そうなんですよ。某団体から「おっぱい募金ってなに?」って騒ぎになって。
――「おっぱい募金」とはどういうことですか!?
吉永:本家だと日本武道館に募金をしに行くと芸能人と握手ができたりするじゃないですか。それと同じで、「おっぱい募金」はおっぱいを出している女の子がいて、その子と握手をする代わりにおっぱいと握手をしてもいいし、拝むだけでもいいっていう企画でした。