【ネットナンパ】「じゃ、じゃあ、耳を噛んでください」9カ月ぶりに再会したOLさんは痛いのがお好き?

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Illustrate by ながおか

 今から10数年前。筆者にはあるブームが訪れていた。

 それは、平成生まれの女性とエッチするというもの。当時アラフォーだった筆者が、18、19の小娘とセックスする際、「お、俺は平成生まれのコとヤってるんだぁぁぁぁぁぁぁ!」と脳汁がダダ漏れになるくらい浮かれまくっていたのだ。

 しかし、その熱い思いも今は見る影もない。

 平成生まれと聞いても何の驚きもなく、ただ普通に感謝しながらセックスするだけとなっている。

 なんとも寂しい限りだ。もう一度、あの当時の脳汁がドピュドピュ出まくるくらい興奮するようなセックスがしたい。

 こうなったら、目標はただひとつ!


令和生まれの女性とエッチするしかないだろう。


 そのためには最短でも18年の歳月が過ぎるのを待つしかない。その頃には筆者はとっくに還暦を超えて69歳となっている。

 今までさんざん好き勝手に生きてきたので、細く長く生きるつもりなんてさらさらない。しかし、令和生まれの女性とヤるために、なんとしてでもそれまでは生き延びたいものである。

 とは言っても、今更健康に気をつかいながらビクビク暮らすのもまっぴらごめんだ。なんとか今の不摂生な生活サイクルを維持しながら楽しく気持ち良くその日を待ちたいものだ。

 先週、筆者の元に1通のメールが届いた。


———————–
お久しぶりです。ショーイチさん。

会いたくなっちゃったんだけど、また遊んでくれますか?

ケイコ
———————–


 たった3行のメールで再会を望んできたケイコちゃん。しかし、筆者にはこの女性が誰なのかすぐに分からなかった。

 だが、彼女のメールアドレスには見覚えがあり、こちらのスマホのアドレス帳に登録されていた。

 しばらくして、彼女の正体が判明。今年の1月に【ワクワクメール】で遊んだOLさんだったのだ。

 正直、彼女の顔も体もエッチの内容も覚えていなかった。このコラムにも彼女のことを書いていないので、可もなく不可もなく普通のエッチに終わってしまったのだろう。

 だが、女性から求められたら、筆者には応じるという選択肢しかない。

 まだ彼女の顔も思い出せなかったが、調子を合わせてメールを返信することにした。


———————–
久しぶりだね、ケイコちゃん。

誘ってくれてありがとう。とっても嬉しいです!!

今週は平日の夜なら時間を作りやすいよ。

時間帯はケイコちゃんに合わせるから都合のいい日を教えてくれるかな?
———————–


 すると5分ほどで彼女から返信が届き、そこからすぐに話がまとまったのである。

 待ち合わせ場所は彼女の希望に合わせて渋谷となった。

 出会える系サイト遊びをする際、渋谷で待ち合わせすることは多くない。街の喧騒が肌に合わないので、できるだけ敬遠しているからだ。

 だからこそ、過去にケイコちゃんと渋谷でデートしていたなら覚えているはず。しかし、待ち合わせ場所の渋谷モヤイ像で待っていても、全然ピンとこなかった。

 そんなモヤモヤした気分で待っていると、きょろきょろ周囲を見回しながら近づいてくるひとりの女性を発見。


あ! あのコだ!!


 顔を見た途端、すぐにピンときた。

 筆者のスマホの連絡帳には、彼女を【ケイコ・28歳のOL】という名前で登録していた。ケイコちゃんはアラサーに相応しい地味なスーツ姿だったので、会社帰りなのかもしれない。

 先手を取れたことに安堵しながら彼女に近づいて声をかける。


「久しぶりだね、ケイコちゃん」

「あ! ショーイチさん。全然変わってないですね」

「俺の事、覚えていてくれたんだぁ」

「はい。もちろんですよ」

「ありがとう、嬉しいなぁ」

「私も、思い切って連絡して良かったです」

「う、うん。とりあえず、歩きながら話そうか?」

「はい」


 こうして渋谷モヤイ像を後にして、ホテル街に向かって歩き始める。

 さりげなく彼女の半歩前を歩き、ケイコちゃんが歩きやすいよう先導する。道行く通行人が連れの女性にぶつからないよう、露払いするつもりでいつもそうしている。

 新宿や池袋ならこの作業に苦痛を感じることは一切ない。しかし、場所が渋谷だと骨が折れる作業になる。

 なぜなら、溢れかえる歩行者の多くからは目的意識が読み取れないからだ。どこに向かっているのか予想できないので、とても歩きづらい。

 これが新宿や池袋だったら、意識せずとも周囲の人混みの流れが分かるのでスマートに女性を先導することができるのに…。

 だからこそ、筆者は渋谷待ち合わせを極力避けているのだ。そこで、思い切ってケイコちゃんに聞いてみることにした。


「あれ? 前回も渋谷で待ち合わせしたんだっけ?」

「前はたしか新宿で会いましたよ」

「そ、そうだよね。渋谷じゃなかったよね」

「はい。家が神奈川のほうなので、渋谷のほうが都合が良かったんです」

「そうだったんだ。今は渋谷から横浜まで乗換無しで気軽に行けるものね」

「あれ? 昔は違ったんですか?」

「うん。副都心線と東横線が相互運転をしてから、行き来がだいぶ楽になったんだよ」

「へぇ。そうだったんですか」


 どうやらピンときていない様子のケイコちゃん。神奈川といっても広いので、彼女の住まいは東横線沿線ではないのだろう。

 かといってこれ以上突っ込んで聞くのは警戒されてしまうのでやめておくことにした。

 そんな会話をしているうちに、前回の彼女とのデートをぼんやりと思い出すことができた。

 その内容は、筆者にとっていつも通りのもの。全力でマンコをペロペロして、チンポを挿入してあっさり発射…。

 ケイコちゃんが満足したのかどうかまでは思い出せなかったが、こちらの早漏のせいで後味の悪い終わり方だった可能性が高い。

 そうこうしているうちにホテルに到着。渋谷のホテヘルやデリヘルを取材する際によく利用するラブホテルだ。

 無事にチェックインを済ませ、部屋でふたりきりとなる。


「これでやっと落ち着けるね」

「はい。そうですね」

「今日は仕事帰りなのかな?」

「はい。ショーイチさんもお仕事だったんですか?」

「お、俺もそうだったよ」

「大丈夫でしたか? 急に誘っちゃってなんだかゴメンなさい」

「謝ることないって。本当にメール貰えて嬉しかったよ」

「フフフ、やっぱり優しいんですね」

「でも、本当に久しぶりだよね。俺に連絡するのって、何かきっかけがあったのかな?」

「きっかけですか…」

「それとも、突然思い出したとか?」

「そ、そうですね。ショーイチさんとのエッチを急に思い出しちゃって…」

「そうなんだぁ。嬉しいなぁ。どんな風に思い出したの?」

「そ、そんなこと聞きます?」

「うん! 是非聞きたいよ」

「は、恥ずかしいけど…。たくさんアソコを舐めてくれるところとか…」

「それを思い出してくれていたんだ!」

「は、はい」

「じゃあ、今日は前回以上にたくさんペロペロさせてね」

「や、恥ずかしい」

「ん? アソコ舐められるの嫌なの?」

「そ、そうじゃないです!」


 ここで改めて彼女をじっくりと観察。

 顔は女優の京野ことみを地味にした感じ。今日の彼女の化粧は薄めだったが、目鼻立ちがはっきりしている美形と言えるレベルだ。

 髪型は黒髪のショートカットで、活発そうな印象を受ける。

 体型は中肉中背で、スタイル的にはどこにでもいるアラサー女性といった具合だ。

 そんな彼女を見ていると、早くも息子が疼き出してきた。


「じゃあ、俺は窓際で一服してるから、先にシャワー浴びておいで」

「は、はい」


 こうして彼女をシャワーに促してから一服を開始する。

 タバコの煙を窓の外に吐き出しながら、記憶を遡ることにした。

 ケイコちゃんのマンコの形や色を思い出そうとするのだが、一向にその映像が浮かんでこなかった。

 いつも筆者は女性の顔とマンコをセットで記憶している。でも、ケイコちゃんのマンコが記憶の中になかった。

 きっと前回のデートは室内を暗くしていたのだろう。その場合は、思い出せなくて当然だ。

 それにしても、どうして女性はセックスの際に部屋を暗くしたがるのだろうか?


真っ暗な室内でマンコを舐めるのがどれだけ大変なことか理解しているのだろうか?


 マンカスの有無も視認できない暗闇でクンニするには相当の勇気が必要だ。

 三度の飯よりクンニが好きだと豪語している筆者ですらそうなのだから、一般的な男性ならなおさらだろう。

 ま、エッチの最中に筆者の不細工なツラを見たくないという気持ちも分かる。そう考えると、やはり非はこちらにあるのかもしれないが…。

 その後、入れ替わりでシャワーを浴びることに。

 念入りに体を洗ってからベッドルームに戻ると、室内の照明が暗くなっていた。

 文句のひとつも言いたくなったが、ブサメンの筆者にはその資格がない。感謝しながら、マンカスの有無すら分からないマンコを舐めるしかないのである。

 歯磨きと手洗いを済ませてから、ベッドに向かう。


「じゃあ、俺のほうからご奉仕させてもらうね」

「は、はい」

「痛かったり、嫌な事があったらすぐに教えてね」

「分かりました」


 軽くキスしながら、彼女の肩から二の腕を手の平で触ってみる。

 そこに緊張した感じは見られず、リラックスしていることが分かった。

 やはり二度目のデートなので、緊張感はさほどないのだろう。

 ここから徐々に舌を使いだしてディープキスへ。ケイコちゃんも積極的に舌を絡めてきたので、すぐに濃厚なキスとなった。

 そのキスの最中に、右手で彼女の胸の大きさを確かめる。

 推定Cカップといったところだろう。既に乳首がギンギンに固くなっていた。

 キスを終え、オッパイ愛撫を開始。

 左の乳首を口に含みながら、右の乳首を手の平でゆっくりと転がしてみる。


さわさわさわ…


 突然、ケイコちゃんが手を伸ばし、筆者の後頭部を撫でまわしてきた。


クックック、こういうの嫌いじゃないぜ!


 気持ち良くてもどかしくて、自然と手が何かを求めてしまったという感じだ。

 こういう場合、もっと激しい愛撫を求めていることが多い。

 お望み通り、激しめのオッパイ愛撫に移行する。

 強めに乳首を吸引しながら、前歯の表面を乳首に押し付ける。噛むのではなく、固い歯の感触で乳首をプッシュするイメージだ。

 さらに、もう片方の乳首を指で摘まみ上げ、弧を描くようにして動かしてみる。


「き、気持ちいいっ!」


 やはり強めの愛撫がお気に入りのようだ。

 常温でバターを溶かすようなイメージで、ゆっくりまったり愛撫するのが本来のトコショー流だ。

 だが、臨機応変に愛撫の仕方を変えるのもまたトコショー流なのである。

 たっぷりと時間をかけてオッパイに尽くしてから、クンニの体勢に移行する。

 暗い室内では色も形も不明だ。辛うじて分かるのは匂いとビロビロの長さくらいなものだ。

 深呼吸しながらゆっくりとマンコに顔を近づける。


ピリチュくぷっジュップ


 唇がマンコに触れた途端、そこがズブ濡れだったことが分かった。

 今すぐチンポを突っ込んで激しく出し入れしても何の問題もなさそうだ。

 だが、筆者のクンニを思い出して悶々としていたということなので、たっぷりとご奉仕してあげねばならない。

 大体の見当でクリトリス周囲をまとめて口内に吸い込み、舌先で固い突起部分を探してみる。


コリリ!


 すぐにお目当てのお豆ちゃんを発見。大きくもなく小さくもなく、普通のサイズだ。

 今度は口をすぼめ、ピンポイントでクリトリスを吸引する。そして口内で剥き出しになった陰核を、唾液でカバーした舌先で小刻みに弾いてみる。


「い、いぃぃぃぃ!! す、凄く、凄くいいですぅぅぅ!」


 これだけ反応がいいと舐めていて実に楽しい! もっと気持ち良くなってほしいという思いがさらに増加する。

 そんなクリ吸引舐めを続けながら、中指を膣口に挿入。根元まで入れてから第二関節を曲げ、最奥部から入り口にかけて少しずつ指を動かす。

 この一連の指の動きで、ケイコちゃんのGスポットを探り当てることに成功。

 その敏感ポイントに中指の腹を押し当て、高橋名人ばりの16連射を開始してみる。


「え? う、嘘!? も、もうイッちゃうぅぅぅぅぅぅぅ!!」


ドプン、ピチュ!


 彼女の絶叫と共に、マンコ内部の愛液の量が急激に増した。潮吹きの前兆かもしれない。


くっくっく、こうなったら潮を吹かすまでクンニしてやるぜ!


 そうほくそ笑みながら、彼女がイッた後もクンニを継続する。

 しかし、ここでまたケイコちゃんの手が伸びてきた。


「だ、駄目っ、本当にもうダメっ!」


 上体を起こしながら筆者の頭部を両手でつかみ、マンコから引きはがそうとするケイコちゃん。

 まだまだ舐めたりなかったが、これ以上無理強いするわけにもいかない。

 素直にクンニと手マンを止め、彼女に聞いてみることにした。


「じゃあ、次はどうされたい?」

「お、オチンチンください!」

「それって入れてってこと?」

「はい!」


 もう少し恥ずかしがるかと思ったが、「はい!」といい返事をしてきた。

 こうなったらこちらも「うん!」と即答するしかない。

 素早くコンドームを装着して、正常位の体勢でインサート。


ヌルプニュ、ぬちゅるギニュっ!


 マンコ内部の感触を味わうため、ゆっくり挿入するつもりだった。しかし、ケイコちゃんが下から腰を突き上げてきたので、一気に根元まで入ってしまった。


「ひぃん!」


 尻を蹴とばされた馬のような悲鳴をあげるケイコちゃん。

 もしかして痛かったのか? 一瞬焦ってしまったがそうではなかった。


「い、いぃいぃぃぃぃぃ!!」


 愛撫の最中から予想できていたことだが、ケイコちゃんは激しめにされるのが好きなようだ。


ごめん。俺にそれはできないんだ。


 心の中で謝罪する。病的なまでに早漏なので、激しい出し入れをしたらほんの数秒でセックスが終わってしまう。

 ヒンヒンとよがる彼女を見下ろしながら、微動だにせず快楽に酔う。

 すると、ケイコちゃんが無言で両手を伸ばしてきた。

 これはギュっと抱きしめてという意志表示だろう。

 肌の密着部分が増えれば増える分だけ、こちらの射精が速まってしまう。

 敏感すぎる筆者は、挿入を始めると全身がチンコとなってしまうからだ。

 それでも、彼女の意志を無視するわけにはいかない。ゆっくりと上体を倒し、上半身を密着させる。


「しばらくこのままでいさせてね」


 そう告げてから、無言でギュっと彼女を抱きしめる。

 だが、そのままではあまりにもバツが悪い。そこで、きつく抱擁しながら彼女の耳たぶを唇でハムハムと刺激してみた。


「ひ、ひぃぃっ」


 全身をビクっとさせながら甲高い声をあげるケイコちゃん。くすぐったかったのかと思ったが、どうやら違うようだ。

 首を傾ければ簡単に逃れることができたはずなのに、それをする様子もない。もっとハムハムしてくれということなのだろう。

 そのまま強弱をつけながら唇だけで甘噛みしていると、ケイコちゃんの抱擁がきつくなってきた。

 まるで正面から羽交い締めされているような感覚だ。

 同時に、彼女の腰がクイクイと小刻みに動き出してきた。

 チンコを咀嚼するようにマンコ内部の肉が絡みついてくる。

 このままではピストンを一度もすることなく射精してしまう! 焦った筆者は、ケイコちゃんを制止することにした。


「そ、そんなに腰を使われたら5秒で出ちゃうよ」

「え?」

「その動き、気持ち良すぎるから少し我慢して」

「で、でも、腰が勝手に動いちゃうんです」

「ね、お願い。我慢して」

「は、はい」


 このお願いで彼女の腰の動きは止まった。だが、マンコ内部の肉が微妙な収縮を繰り返していた。


はぁぁぁぁ、本当に気持ちいいなぁぁぁぁ…。


 ほんのわずかな収縮だったが、神経が研ぎ澄まされている最中だったのでめちゃくちゃ気持ちいい。

 そこで、お返しとばかりにチンピクで内部を刺激することにした。

 彼女の耳を甘噛みしながら、リズミカルにチンピクしていると、またアヘ声が大きくなってきた。


ギリリっ!


 ここで突然背中に痛みが走った。ケイコちゃんがこちらの背中に爪を立ててきたのだ。


あ! この痛み!! 前回もヤられたっけ!


 彼女との初回のデートでも背中に爪を立てられたことを急に思い出した。

 その痛みのおかげで、発射の前兆が少し遠のいたような感じだ。

 だが、このままにしておいたら、背中から出血しかねない。


「ご、ごめん。背中がちょっと痛いよ」

「あ、ご、ゴメンなさい」


 すぐに爪を立てるのを止めたケイコちゃん。その代わりに彼女の抱擁がさらにきつくなった。

 ま、これくらいは我慢しなければならない。


カリリっ!


 すると今度は、ケイコちゃんが筆者の鎖骨のあたりに歯を立ててきたではないか!!

 なんとか我慢できる痛みだったが、このまま放置していたら歯型が残ることは必至だ。

 できるだけ彼女の望み通りのエッチをしてあげたかったが、ここでもダメ出しすることにした。


「か、噛むのはちょっと勘弁して」

「え? あ、ご、ゴメンなさい」


 決して彼女に悪気があるわけではない。無意識の行動だということは痛いほどよく理解できた。

 だが、目立つ場所に歯型を残されてしまったら、定期的にエッチしているセフレたちにドン引きされてしまう。


「じゃ、じゃあ、耳を噛んでください」


 痛みを与えるのも与えられるのも好きなのだろうか? 耳を噛むように要求してきたケイコちゃん。


「今も耳をハムハムしてるけど、これじゃ足りないの?」

「は、はい。歯でコリコリしてほしいです」


 だが、柔らかい耳たぶに歯を立てたら跡が残ってしまう。ショートカットのケイコちゃんなので、髪型で誤魔化すのも限界があるだろう。

 そこで、噛む場所を変更することにした。耳輪の輪郭に沿うような形で歯を当てることにした。これなら歯型が残ったとしても、よほど近づかないかぎりバレないだろうと判断してのことだ。


コリリっ


 恐る恐る噛む力を強めていく。


「い、いぃ、いぃぃぃぃっ!!」


 絶叫と同時にガクガクガクっと高速で腰を動かしてくるケイコちゃん。


あ! ダメだ、こりゃ。


 いかりやの長さんのように諦めることにした。この突然のピストンに抗う術はなかったのだ。


「い、いいよ。その腰の動き、死ぬほど気持ちいいよ」

「わ、私も! もっと、もっと強く噛んで!」

「う、うん」

「そ、そう、もっともっと!!」

「このままイクよ! だ、出すよッ!」


ふぅ。


 結局こちらは一度も腰を振ることなく、大量のザーメンを吐き出すことになった。

 だが、ケイコちゃんは腰の動きを一向に止める様子がない。

 射精後もこちらのチンコが固いままなので、もしかしたら発射したことに気が付いていないのかも?

 数分ほどそのままにしていたが、そろそろ限界だ。


「ちょ、ストップ」

「え?」

「もうイッちゃったから、それ以上動かれるとゴムが外れちゃうよ」

「え、あっ、ごめんなさい」

「ううん。謝るのはこっちのほうだよ。早くてゴメンね」

「も、もう少しだけこのままでいさせてくれますか?」

「うん。でも、チンチンが小さくなる前に抜くからね」

「はい!」


 こうなったら、少しでもサービスするしかない。

 無理やり賢者タイムをショートカットして、彼女を抱擁したままエロい事を考える。少しでも長く勃起状態を続け、ケイコちゃんに余韻を味わってもらうためだ。

 そのまま5分ほど経過したところで限界を迎えた。


「じゃあ、チンチンを抜くね」


 そう告げてからチンコを引き抜き、後処理を始めた。

 その後、ケイコちゃんだけがシャワーを浴び、帰り支度を始める。


「あ! そうだ。ケイコちゃんはLINEしてるかな?」

「はい」

「良かったらLINEの交換をしない?」

「はい。もちろんです」

「次からはメールじゃなく、LINEで連絡してきてもいいんだからね」

「はい。そうしますね」

「またタイミングがあえば、ふたりで気持ち良くなろうね」

「はい!」


 またいい返事をするケイコちゃん。

 その後、駅まで彼女を見送っていき無事にデート終了。

 帰宅した筆者は軽めの夜食を食べてから就寝前にシャワーを浴びることにした。


痛っ!


 シャワーの水流を当てた途端、背中に激痛が走ってしまった。

 エッチの最中は気持ち良さで緩和されていたのだろう。出血はしていなかったが、痛みに耐えかねて背中を洗うことを断念。

 その後、背中の痛みを思い出さないよう、うつ伏せの体勢で就寝。

 まぁ、これは男の勲章みたいなものだ。

 次回のデートの際も、背中の痛みをこらえようと決意する筆者なのであった。

(文=所沢ショーイチ)

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