――ある日の帰り道。
ゆかとようこはまた仲良く下校していた。そこにひとりの男子生徒が来て、ゆかに告白する。ゆかは「男に興味ないの」と言うが、「でも…」と男子生徒は引かない。
ゆかは自分がレズビアンだということを男子生徒に証明するため、自宅に連れて帰ることに。そして、部屋に入ったところで男子の目の前でようこにキスをした。驚いた男子は足早にその場を去った。
部屋にはふたりきり。急にキスされたようこは、呆然とうつむいている。
「変なことしてごめん」
ゆかが謝る。少しの沈黙の後、
「もう一回じっくりやろうか、さっきの」
と、ようこが呟いた。