――今回、No.1風俗嬢っていうテーマなんですけど、ご自分でNo.1を自覚する時って…。
RENA:ないですね。だって、お客さんにとってその子がNo.1ってだけであって、みんな誰かのNo.1だと思うので、そんな認識はないですね。
――素晴らしいですね。まるで誰かの歌みたいな(笑)。お店で月間の指名ランキングとか、リピートNo.1とか、そういうのはないですか?
RENA:一応つけてはいますけど 、気にしないっていうか、そういう雰囲気じゃないんですよ、お店自体が。女の子たちも穏やかで、お客さんを取り合ったりはしないです。自分と合わないお客さんだなって思ったら、どういうコがタイプなのか、好きなヒロピンの内容を聞いたりとか…。あ、ヒロインがピンチでヒロピンっていうんですけど、それを聞いたりして、例えば「小柄でおっぱいが大きい子が好き」って言ったら、「誰々がいいよ」みたいな感じで。結局、お店に帰ってきてくれればいいっていうスタンスなので、ギスギス感は一切ないですね。
――じゃあ職場としても非常に働きやすい…。
RENA:働きやすいです。ただ、身内感が出ちゃってる部分があるので、新たに面接来たコとかは、最初ちょっと入りづらいかなっていうのはありますね。
――では、RENAさんがお客さんと接客する中で、いつも心がけていることとか、気をつけなきゃなって思ってることはありますか?
RENA:心がけていることは、最初に「とりあえずやりたいことは全部言ってみて」って言います。料金も高目なので、不完全燃焼で帰られるのが一番イヤなんです。最近は、打ち合わせして責め受けが逆転するBコースが多いんですけど、難しいコースなのでなおさら満足してもらえるようにしたいんです。
――そうですよね。
RENA:あともうひとつ、恥ずかしがらないでほしいんです。恥ずかしがると、おもしろさがなくなっちゃうので、「私も役になりきるから、極力なりきって」ってお願いしてますね。でないと楽しめないので。
――「どうしたらより風俗を楽しめるか」ということを伺おうと思ってたんですけど、その答えがその辺なんですかね。お客さんが要望することを全てさらけ出してもらって、お客さんも役になりきるという…。
RENA:そうです。でも、大概のお客さんは恥ずかしがって、最初は役になりきれないんです。その場合は、棒読みでもいいからセリフを言ってもらえば、こっちがアドリブで応えるので、「黙るのだけはやめてね」ってお願いしてます。
――ある意味、エンターテイメントのお店なので、演じる側が楽しまないと、見ている方も楽しめないってことですね。
RENA:70分で夢が覚めちゃう「大人の遊園地だよ」ってお客さんには言ってます(笑)。その70分間フルに楽しもうって。だから、女の子も汗だくで化粧ドロドロで演じるし、そうやっているとお客様にも通じるんだなって思いますね。
――エッチなヒーローショーですね。
RENA:アハハ、そうですね。