恵比寿駅から山手線で一駅、マダム憧れの街・代官山を通り抜けて25分程度で渋谷の街に到着する。
渋谷の風俗スポットはどこか? 109の二股交差点から道玄坂を登って行く。渋谷を歩いたことがある人なら、何気なく目にしているに違いないのがここ。
スペイン坂にオルガン坂など、おしゃれなネーミングの坂道がある渋谷だが、ここはさしづめ「クリスタル坂」とか「ストロベリー階段」とでもいうべきか? ひょっとしたらすでに名前が付いているかもしれない。
この石段を登った先が、百軒店のラブホ街。そこを少し進むと、突き当たり左手にストリップ劇場「道頓堀劇場」が、右手にはファッションヘルス「JJクラブ」や「フォクシーレディース」、都内唯一の店舗型オナクラ「ミルキーラテ」などが並んでいる。
その先の路地には、有名な名曲喫茶「ライオン」があり、この辺りは新宿と雰囲気が似ているかもしれない。そして、おそらくこのエリアが、渋谷区の風俗ピラミッドの頂点だろう。
「ライオン」の路地を先に進み、小さな神社の角を曲がると、その先には「18禁」のステッカーが貼られた扉が並ぶ。パッと見、かつて黄金町や町田にあったちょんの間ふうではあるが、たぶんホテヘルの受付だろう。
そして、その先にある大人のおもちゃ屋を過ぎたところが、道玄坂のラブホ街の裏の入り口だ。ピンクビラ風俗が全盛の時代には、この辺りの電柱や街頭の柱には、無数のピンクビラや小冊子が貼られていた。
筆者も数十軒はそんな店に潜入したことがあるが、渋谷では地雷を踏んだ数より、楽しかった記憶の方が断然多いのも事実だ。