「あっ、ああ。オッケー」
私は戸惑いながら拙い英語で返事をし、アドレス交換をすることに。そこで出発が近づいた彼女は、笑顔で手を振ってラウンジを出ていった。
その後、「さっきはありがとう!」 「勇気を出して声をかけてみた」といったメールが彼女からきた。それに返信していると、そのうちお互いの話に。彼女は29歳の東欧の女性で、仕事でいろいろな国を飛び回っているという。日本にも友人がいるが、まだ来日したことはないらしい。
お互いの仕事で共通することもあり、彼女との話は盛り上がる。ラウンジで出会ってから3カ月ほど経っても、彼女とのやり取りは続いていた。
ある日、前々から気になっていたことを彼女に聞くことに。
「あなたが声をかけてくれたので、私はあなたと出会うことができた」
「でもあなたは私が既婚者で40歳を超えていることを知らない。なぜか言い出しにくかった。あなたの目的に私が合うのかわからない」
こんな感じのことを英語で書いてメールした。
すると彼女からは、
「何となく結婚しているかもしれないと思っていた」
「ただ、あなたの見た目に惹かれ、今は話をしていると落ち着く」
「実は来月友人と日本に行くので、ちゃんと会って話をしたい」
という返事がきた。