シアヌークビルの置屋
シアヌークビルの夜遊びについてネットで情報を調べても、大した情報は出てこない。ヒットしたいくつかの記事を読み漁り、置屋に目をつけた。シアヌークビル には以下の二つの置屋街がある。
・チキンビレッジ
・ブルーマウンテン
誰が名付けたのか知らないが、どちらもなんともいえない微妙な名前がついている。まずはチキンビレッジと言われる置屋に行ってみることにした。
これぞ底辺風俗! 真っ暗なチキンビレッジ
チキンビレッジは、シアヌークビルの北西部の港近くにある。街の中心地にあるゴールデンライオン像から約7km。
カンボジアでよく使われている配車アプリのPassAppでトゥクトゥクを手配し向かった。7km乗って料金は10,000リエル(2.5ドル)ほど。カンボジアの移動は安い。
地図で目星をつけていた場所に到着した。未舗装の暗い道路にポツポツと灯りがあり、店の中から音楽が漏れていた。
ここまで郊外に来ると帰りのトゥクトゥクを呼んでも捕まらない気がしたので、ドライバーに連絡先を聞いて、帰りも迎えにきてほしいと頼んでおいた。
暗い道にポツポツと現れる灯りはKTVらしい。中国人向けのド派手な店と違って、地元民しかいないどローカルな店。店内を覗いてみると、スナックのようになっていて、おっさんが飲みながらカラオケを歌っていた。
ローカルKTVを横目に歩いていくと、プラスチックの椅子に腰掛けた女がでてきた。売春婦だ。ここがチキンビレッジで間違いないらしい。
「How much?」
そう声をかけると、女は「10」と両手を広げてきた。10ドルだ。今のレートで1050円ほど。安い。ただし見た目は酷いもので、ブスとババァしかいない。
雨でぬかるんだ暗い道を進んでいくと、同じような椅子に座った女が出てくる。どれも遊べるレベルではない。
途中で街灯が少なくなって、いよいよなにも見えなくなってきたので引き返すことにした。
チキンビレッジは、一般的な好みの日本人にはまったくもっておすすめしない。ただし、地元の庶民向けの夜遊びスポット特有のアングラな雰囲気は個人的に嫌いじゃない。