そうだ、乱交ドームに行こう! アフリカバーン潜入記その3 ~世界一周エロ旅~

 

白人女「私、昨日が誕生日だったの」

JOJO「そーなんだ! おめでとう! アフリカバーンで誕生日なんて最高じゃん!」

白人女「そーね。そうなんだけど…」

 

 そのまま黙り込んでしまった。心なしか、顔が疲れているように見える。

 

白人女「ねー、踊りにいかない?」

JOJO「いいけど、疲れてないの?」

白人女「まだ帰りたくない気分なの! 行こう!」

 

 彼女に手を引かれていくつかのディスコをまわった。

 

アフリカバーンのディスコ。

 

 ペットボトルに詰めて持ち歩いていたウイスキーをまわし飲みしながら踊った。時々話しかけみたけど、彼女のテンションはずっと低く、盛り上げることができなかった。

 

白人女「そろそろ帰ろうかな」

 

 時計を見ると3時をまわっている。秋の砂漠は夜になるとひどく冷え込んだ。

 

白人女「寒いわね」

JOJO「そうだね、ちょっと火にあたってこっか」

 

 焚き火しているその辺のキャンプにお邪魔して、火にあたった。

 

他人の焚き火にもすっとありつけるのがバーンの良いところ。みんな優しい。


焚き火の主「日本から来たのかい! そりゃ大変だ。とりあえずこれ吸ってリラックスしなよ」

 

 渡されたタバコ状のものを彼女と一緒にふかす。

 ぼくたちの距離はだんだん近くなっていき、寒かったこともあって、いつの間にか手を握り合っていた。

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