風俗でアルバイトする女のコの中には、現役の大学生や専門学生が結構多い。
最近の学生は、旅行やらブランド品やらでお金がかかって仕方ないようだ。
「学生の本分は勉強」という言葉を、彼女たちの中に見ることは難しい。
今回紹介するの女のコも、学業には興味のない「イマドキ」の女子大生だ。
風俗の面接にやってきた、ちょっぴり天然な女子大生
長い梅雨が明け、本格的に気温が上がり始めた六月下旬。
この時期は、夏休みを前にして大学生や専門学生の面接が増える。
この日もひとり、業界未経験の女のコを面接することになっていた。
「初めまして。名前を教えてもらえるかな？」
「えっとぉ…モカです、よろしくお願いしまーす」
ゆったりした口調とゆったりした動き。なんだかポヤッとした、油断しまくった表情。いわゆる“天然系”の匂いがした。
それでもルックスは悪くないし、服装も派手すぎず地味すぎないもので清潔感があった。
業界未経験というブランドもあり、ウチの客層に一番ウケるタイプだと思った。
「モカちゃんは、どうしてこのお仕事に？」
「うーんと…友達がこういうところで働いてるらしくて…いっぱいお金が稼げるって聞いたので…」
「そっかそっか。稼ぎたい金額の目標とかはあるのかな？」
「その友達と夏休みに海外旅行に行こうと思ってるので…30～40万くらいですねぇ」
「やる気次第だけど、モカちゃんならその倍は稼げると思うよ」
「えー！ ほんとですかぁ？」
“倍は稼げる”という言葉に、モカは目を大きく開いて驚いた。
しっかり出勤することが前提だが、ルックスの良さ＋未経験という要素が揃っている彼女なら、間違いなくそのくらいは稼げるだろう。
