東京のあの区、あの街、あの駅周辺には、どんな風俗があるのか、はたまたなくなってしまったのか…。それを探索するコーナー。今回は台東区を探索してみた。
地方にお住いの方は、台東区と聞いても「?」でしょう。東京都台東区は、東京の真ん中の少し右上。北は、映画「万引き家族」の舞台にもなった都電の終着駅・三ノ輪橋から、南は人形の街・浅草橋まで。東西は、隅田川の西側から上野の不忍池あたりまで。足立区、中央区、墨田区、千代田区という、東京の中心と下町に挟まれた街というところだ。
それでもわからない人のために、台東区を代表する観光名所といえば、日本中というか世界でも有名な「ASAKUSA」。そう「浅草」である。そう説明すれば、「あ~、あの辺りか」とわかっていただけるだろう。そうそう、あの辺りである。
その浅草を代表とする台東区には、主な風俗街が3つある。上野と鶯谷、そして吉原である。
上野は東京の玄関口として、鶯谷はマニアック風俗の玄関口として、そして吉原は童貞を卒業したい男子の玄関口として、その役割を担ってきた。
その中でも、台東区風俗の筆頭に君臨するのは、やはり日本一のソープ街「吉原」である。かつて日本一の遊郭だった街は、浅草の北側に位置する、台東区千束3丁目、4丁目一帯。浅草寺から歩いて15分程度のところにある。
現在、女子たちの中で遊郭がひそかなブームとなっていて、吉原は当然人気の的。それまで吉原の街を歩く女性はそこで働いているコがほとんどだったが、今は遊郭時代の遺構を探したり、人気のカフェでパンケーキを楽しむ一般女子の姿も増えている。